僕が僕である為に!

音無闇夫

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僕が僕である為に2

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彰は、塾復帰後の全国模試は、彰が1位緑が2位3位が刃5位が高峰桜だった。刃と高峰が順位を落としたが寧ろ緑が2位になるとは、かなり勉強したのだろう?家庭教師には雫さんもいる
月日は、流れ高認当日、いつもの緊張感の無い表情で、会場に向かう、緑も、会場に向かう後から聞いた話だが、緑も学校を辞めていたのだ。なぜ彼女が、このような行為にでたのか?俺には分からないが、今は、自分の為に、僕が僕である為、周りが目に入らずにいた。高認とあってかなり人が多い、彰は「かなり人が多いな?あそこの子なんか、小学生?」なんて周りを見ている全国模試よりは気楽だ、年下には負けられないなと、いい感じに気合いが入る試験会場で席を探す高校受験以来だ、さてさてどんな問題がでるのかな?とワクワクしていた。試験問題と答案用紙が配られ試験開始の合図と共にスラスラと解きはじめる答えを埋め再度問題を読み返し間違いがないか確認する。これの繰り返しが全国模試1位の秘訣の一つである。これに合格したら次は共通試験だあくまでも合格したらなのだが約50%がふるいにかけられる自己採点では、合格ラインを超えてるし、後は運任せかな?とブツブツと呟いていた。試験会場から、帰る彰の前に、緑と雫さんが立っていた、俯きながら、頭の中の今日のテストの予習を、しながら歩いてると、「おい!そこの青少年!俯きながら、歩くと、危ないだろう!」と、呼び止められ、信号が、赤である事を、しらされた。彰は、「すみません、考え事してたもので?」と顔を上げた時に驚いた、雫さんは「全くあんたは考え事すると周りが見えなくなるんだから。」と呆れていた。緑はくすくす笑っていた。「横の席にいたのにも気付かないんですよ。」彰は、「えっ?どういう事?山田は、進級して、高校で授業受けてたのでは?」緑は、「あんな学校、辞めた!意味の無い時間だから」彰は、「山田、お前、何考えてるんだよ?山田の事は尊重はするが、まさか、俺が、辞めたからか?なら、すまん。」緑は、「違うよ?自分の意思だよ。あっきーのせいじゃないよ!」彰は、「ならいいが刃の奴いかっただろう?」緑は、「知らない!あっきーを否定した人なんか!」
彰は、「まぁ~彼奴なりに、気にかけてくれたんだ。そんなに、毛嫌いしてやんなよ?」緑は、「あっきーがそう言うのならわかった!」また月日は流れ高認試験を二人とも合格し共通試験当日これも、上手くパスして、志望大学入試も、お互い合格し彰は工学部、緑は医学部に進んだ、彰は、「なるほど、しかしこの場合目に移植した際の神経を接続する際が難題だよな~義足や義手にしても、どう神経を接続させるか?これが問題なんだよな?神経は、パルス信号だから、微弱電流信号が流れてるはずだし?どうしたものかね~?」と、彰は、自分が考えた機械的、補助具として、どうしたらいいか思案した、何かを生み出し作り出す事は、一長一短では、出来るはずもなく、また一人では、限界がある。緑は雫さんの補佐をしながら、医師免許に必要な、授業を、受けている。彰も、同様でメカトロニクスのロボット工学を、学びながら人体の欠損部位の補助具として、ロボット工学を応用できないか?と言うことを、ゼミで、勉強していた。これが実現出来ればメカ工学と医療技術の、両側面で、発展出来る。ただこの技術を悪用され軍事利用は、避けたい。あと、消防とか、介護用のパワーアシストスーツなど、の研究もしたいが、ゼミじゃまだ学んでいないので、試行錯誤しながらになるだろう?取り敢えず、ラボが欲しいが、予算も無いし、何処かに、空き部屋が、学内に、無いものか?彰は「教授に相談してみようかな?」と考えているあとは、資材調達とか、考えていた。子供の頃から、ジャンク屋を回っては、パーツを集めしたり、それを、使って玩具を作ったりしていた。彰は、昔のツテを頼って秋葉原のジャンク屋巡りとか、車のジャンク屋とか、兎に角ジャンク屋には、顔が広い、彰が来れば安くしてくれる。早いもので、好きな事をやっていると年月が過ぎるて、もう大学も、卒業、だが、俺は、大学院に、に行く!まだまだ研究し、足りない、いつか絶対に、完成させて見せる!そのためには、大学院に行き、それでも、足りないならアメリカの工科大学に留学し、高度技術を学び、人のために活かす。その為なら、結婚だの!恋愛だの、は知らん!今は、目的の為なら、全て捨てる!研究に没頭したい17で大学に入り今では23だが、合コンだのなんだの?に、興味は無いしだから、ラボに篭もりっきり、あとは、大学院のラボに移動して続きをするこれぞまさに、僕が僕である為の戦いであり人生!緑も6年間医学に没頭し、そのごは、大学病院でインターンをし、頑張っている。刃とは仲直りできなかったが、これでいい、 今は、この困難に立ち向かい、なんとしてでも、つくりあげてみせる。そう心に誓いう彰であった。それぞれの道は違えども、目指す方向が同じならまたいつか会える日が来る。それを信じてひたすら前に向かおう、ここからがスタートなのだから?                「~完~」
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