ごく、有り触れたスキルでも、史上最強の戦士1章

見知らぬ土地、それぞれの道

俺の名前は、武田信明、御先祖様は戦国武将武田信玄公らしいが世代を超えその血も薄まり、今や平凡な両親と暮らしている大学生である。将来は、医師を目指す。4回生である一応は、医師免許は取れたがその後インターンで2年間実務をこなす予定である年齢は22歳「やぁ～信明君調子はどう？」俺たちのグループの紅一点上杉菖蒲（あやめ）彼女は、破天荒と言うか？楽観主義と言うか？何故か美人ではあるのだが、苦手な部類である何故か俺に対しては、ウザ絡みしてくるそしてもう1人苦手な奴がいる徳川家吉「菖蒲！信明が、嫌がっている！離れろ！信明も、菖蒲から、離れろ！」俺は「家吉さんよ、これのどこを見れば、俺から擦り寄った体に見える？お前さんの目は、節穴か？・・・・あっなんかごめん節穴だった」家吉は「貴様！誰が節穴だと？」それを制するかのように横から「その辺にしておけ他の生徒迷惑がかかる」氏重が、割り込んだ氏重とは、幼馴染で、何かと付き合いがある。この4人で国立東京医大の四天王とまで言われたあれは、不満なのだが？俺は外科医、氏重は、脳神経外科医、菖蒲は、俺と同じ外科医、家吉は、整形外科医の免許を取得し、春休みこの4人でつかの間の休暇で何処か行こうとなった。俺的には実家に戻ってゆっくり過ごしたいのだがほかの3人はプランを立てている学食のカフェテラスで、俺たちは集まることになったのだが俺は「悪い俺パスしたいバイト有るから」と言って逃げようとした。菖蒲は「信明君の今日のシフトは入ってないはずなのだが？」俺は、「なんで入ってないとわかる？欠員でシフト変更があったとしたらどうかな？」菖蒲は「既にそれは無い事は知っているのだよふっふっふっ！」俺は「お巡りさ～んここにストーカーが居ます！」と言うと氏重は「菖蒲は、マジストーカーメモメモ」家吉は、「菖蒲は、本当に信明の事が好きなんだな？」俺は「家吉お前の方が菖蒲に惚れてるんだろ、引き取ってくれ。」菖蒲は顔を赤くして「なんでそうなるかな？私が誰と付き合おうが誰を好きだろうが関係ないだろ！」俺は「なら、氏重、お前どうよ？」氏重は「あのな～俺許嫁いるのよ？無理無理」信明は「俺も許嫁いるしまだJKだからデートだってプラトニックなお付き合いなの？フリーなやつは家吉だな決まり！」氏重は「菖蒲と幸せにな！」俺は「いや～めでたいめでたいカップル成立じゃっそういう事で」と言いながらテラスを後にしようとした瞬間光が4人を包み始めるた俺は「なんだこりゃ？」氏重は「兎に角離れよう」と駆け出した。しかし、光が追ってくるその場で呆然としていた菖蒲と家吉は、光に包まれ姿を消した。光はまだ追ってくる兎に角訳も分からないまま走って逃げようとしたがそのまま光に包まれてしまった。次の瞬間傍に3人の姿があった氏重「あたたた、」家吉「ここはどこよ」菖蒲は、「ふざけるないでよ！」俺は「みんな、無事か？怪我は無いか？」周りを見渡す。俺たちの知らない世界だった「レイモンド・バン・ルクスハイム王の、御膳である！」俺は、ドイツ語？英語の読み方？ここは日本じゃないのか？一応、確かめたい気はするが、「王様が一医学生に何の用ですか！」俺は「王族とは、つゆ知らず私の連れ達が不遜の振る舞いをお許し下さい然しながら我らルクスハイムという国を存じ上げません。何卒御指南のほどお願い致したく存じ上げます。」レイモンド王は、「貴殿の落ち着いた振る舞い感服致した。名を申してみよ」菖蒲が「なに偉」といいかけた時俺は手を出しそれを制した。「私は日本国から何らかの形でルクスハイム国に招かれた者？にございます。名は信明姓は武田と申します。」レイモンド王は、「大儀である！我らの召喚の儀にてそなたらは選ばれし勇者である。この国を、守っもらいたい！」俺たちは、顔を見渡し俺が切り出し役として選ばれたこの4人でいる時いつも交渉事は、俺なのだ、肩を落としまたかよと言わんばかりに「王は、只今、召喚の儀ともうされましたが？帰り方とかはあるのでしょうか？」こういった場合お約束で一方通行で元の世界に戻れないって言うのが定番だが、試しに聞いてみるレイモンド王は、「ない！」俺は「過去にも似たような事ありましたか？」レイモンド王は、「あった！」俺は言い切っちまった」更に質問した「武田の姓に聞き覚えは？」一人の女騎士が前に出た「信明王を困らせるでない。王都て、苦情の選択をしこの儀に承諾したのだ。武家の血を引く我が一族有ればこそ栄誉と思いなさい！」聞き覚えのある声、ちょうど4年前突如姿を消した。千代女姉さんの声だった。「まさか？千代女姉？」その時菖蒲、家吉、氏重も、驚いていた、その女騎士は、「陛下兜をこの場で外す事をお許し下さい。」レイモンド王は、「よかろう元勇者殿」千代女姉さんが元勇者？どういう事だ？やばい頭の整理が追いつかない他に3人居たはずだ浅井先輩や黒田さん、真田繁俊俺らの高校先輩だったしかし、ここに居るのは姉さんだけみんな無事なのだろうか？やばい心を乱され情報を聞く所では無い、ただでさえ大学卒業迄あと数日だと言うのに、「すまん北条、あと頼んでいいか？頭と心の整理が追いつかん」氏重は、軽く肩を叩き耳元で「任された。」と一言告げ柱にもたれかかった千代女姉さんは、兜を外し長い髪、左目に眼帯、をしていた。「千代女姉さんその左目は？」千代女は、「ああこれか？魔族軍との戦いでやられた」俺は王を睨み「治療は？受けなかったのか？」千代女は「戒めだよ仲間を失った自分だけのうのうと生き残っただからこのままでいいのだ」俺は「良くない！ずぐに治療しよう俺たち医師免許持っている眼球迄達しているのなら義眼を入れる最新医療技術で、視力も直せる」千代女姉さんは、「良いのですよ、先程も言いましたが、これは浅はかな私への罪と罰なのです。」俺は「まさか、真田さんや黒田さん、浅井さんは、もう？」千代女姉さん「その通りです。私を庇って命を」と言いかけた瞬間抱きついた俺は「もういいよ！言わなくて！それに姉さんがその責任を負う必要も無いも無い！」千代女姉さん「いえその責任は私にあります。私の慢心が招いたのですから勇者とおだてられて浮き足立った性で結果親友を失い元の世界にも帰れず今は隻眼の女騎士に身を落としたのです。」俺は「事情はわかったでもね？直せる技術が有るのに直さないその選択値は、無いんだよ！俺ら駆け出しではあるが医師だ！この誇りと名誉にかけて俺たちに任せてくれないか？」千代女姉さんは、「相変わらず頑固なのですね？」俺は、「あとその喋り方実姉弟だろ！やめてくれよ！昔みたいに話してくれよ他人行儀は、耐えられないよ」千代女姉さんは、「もう向こうでは葬式をしたのでしょ？なら、ここに居る私は亡霊であり赤の他人でしょ？」俺は、「それを受け入れろと赤の他人だと！ふざけるな！いつもいつも自己犠牲を押し付けやがって！俺は外科医だ菖蒲も外科医だ、氏重は脳神経外科医だ、家吉は、整形外科だが形成外科も出来る勇者？なんかよりこっちが本業何だそれを承諾しないなら、王様の頼みだろうがなんだろうがお断りだね！」菖蒲も氏重も家吉も同意だったさらに俺は「俺たちが主君と仰ぐは、日本国の天皇陛下だこの国の王じゃない！天下泰平の世にあって我らの使命陛下の勅命のみ！勝手に変更は出来ないんだよ。」と捲し立てた。俺は愚弟でいい姉が生きているそれが真実で怪我をして放置しているそれが自責の念でそうしていることが許せなかった！俺は自分の中の気持ちを爆発させるがごとくぶちまけた。菖蒲も家吉も氏重も、それを見て「レイモンド王よあなたがたの身勝手な召喚で、引き裂かれたこの兄弟見て何も思わないのか？」と家吉が、言った！「元の世界に帰れずこちらの世界に居座ることしか出来ないと言うが実は元の世界に戻す方法があるのではないか？」と氏重も反論した。俺は、「召喚の儀で使われた儀式魔法陣を解析すればその逆は理論上可能なはず後はどの時点に設定するか？座標計算すれば緻密な転移は、可能と判断しますが？」菖蒲は、「神隠しを理論上解決もできるね？」家吉は、「その通り但し数学者が居ないと公式が成り立たないな？」千代女姉は「逆算して行った魔法士はいるんだけど、失敗に終わったのよ」俺は、「それは、魔法の概念だよね？科学の概念で考えればどうだろ？」
氏重は、「擬似ブラックホールの理論だよね？あれって失敗しているはずだが？」俺は「なら、俺たちはどうやってこっちに来たんだ？まずそこがおかしいだろ本来なら転移自体成功するはずがないと結論にならないか？」一同は、「そうだよな？」俺は、「つまり一方通行であると言う概念をとっぱらって考えた方が建設的だろ？でなきゃ転移とか召喚とやらが本来不可能と結論付けされるだろう？」一同は、「確かに！」俺は、「何かが足りないからそういう錯覚に陥る訳で何かを足すか引くかの選択になる。」菖蒲は「ただそれって科学者の思考で考えなきゃならないよね？私ら医者だよ？」一同は、「それな～！」レイモンド王そっちのけで、4人は話していた。レイモンド王は、「主らは、勇者として召喚されたのだ」俺は「つまり我が国の法律では、拉致、監禁！つまりは犯罪者しかも国ぐるみの！って事になりますが？先代勇者3名は、半ば戦闘を強要され死亡した、つまり拉致、監禁、及び強制労働により殺害された生き残りも聖騎士と言うなの強制労働を課している。立派な犯罪です。そんな国に、従う義理はなく、早く我々と千代女姉さんを解放しなければ、我々は、国王と言えど我が日本国の方に則り貴方を断罪するが宜しいか？」家吉は、「まさか、牢獄入れるなど愚行はおこすまいな？もしした場合我々は永遠に協力もしなければ、反乱を起こすこともやぶさかではない！」氏重は、「我々の選択は、我が国日本国の法律であり不文律では無い！」菖蒲は、「如何なされるか？返答次第です。」俺は「因みに私は勇者の称号は有りませんさっきステータスの欄を確認しました。私の天職は、錬成師と錬金術師生産系の天職ですほかの三人は勇者、剣士、魔導師です。どうします？」と強気で話した。錬成師や錬金術師もやりようによっては戦闘職でもやって行ける訳なのだが、あえて伏せておこう。さらに俺は、「勇者パーティは4人一組であるとするなら私は除外されます。つまり人が足りないであるなら元勇者である千代女姉さんが復帰という流れになりますな陛下？勇者でない私が居ても足でまとい王都郊外に工房作りそこを拠点に武器や武具を生産し細々と帰還魔法陣の研究に没頭したく存じますが、いかがでしょうか？これも錬成師の仕事でございますれば！」家吉、氏重、菖蒲は、「はぁ～！」家吉は「お前、だって一緒にここに召喚されたのだぞ？」俺は、「氏重に巻き込まれただけ。」氏重は「あれは明らかに俺たちふたりをおってきたんだ」おれは、「あれはたまたまそばにいた俺も対象と誤認しただけ！」菖蒲は、「研究と称して引きこもる気満々でしょう？」おれは、「逆転移の可能性を、論じたのは俺！研究はちゃんとしますよ？その間勇者の皆さんには、頑張って頂かないと武器もご用意致しますよ！」千代女姉さんは「魔族軍討伐には、特別な鉱石がいるのだが？」俺は、「ファンタジー世界の定番希少鉱石のミスリルとオリハルコンですよね？ミスリルは、銀の化合物なので、薬と同じで成分配合が分かれば錬成は可能。オリハルコンについては、一説によれば隕鉄と同等若しくは、隕鉄となにかの化合物と、推測されますから。錬金術で生成は可能かと思はれます。こればかりは気長に待っていただければ宜しいかと？」信明以外の4人は、「ダメだこいつかなり根に持ってやがる！」と口をそれ得て言った菖蒲は「一緒に行かないなんてありえないでしょ」俺は、「生産職がひょいひょいついて行って先に倒れたらどうする？誰が武器のメンテナンスするんだ？それなら拠点をミスリル鉱山近くに構えそこを拠点として活動した方が有利に物事が運ぶではないか？」家吉と氏重は、「出た、信明の引きこもり飛んでも論破モード！」氏重に千代女姉さんは、「あの子いつからあんな子になったの？昔はもっと活発で、いい子だったのに？」氏重は、「あなた方が失踪してすぐですね。それ迄誰とも話すらしませんでした、言い訳と言う、理論武装は2年前からですね？俺はあいつと16年付き合ってきてますからわかるんですよ家吉は中学から一番の新参者は菖蒲ですね高校生からですから、だから、ガラッと変わったあいつを認めたくないのでしょう」千代女姉さんは「私は3人を知ってるからあの子の変貌ぶりには驚いたよ」家吉は、「仕方ないですよ。一番尊敬していたある意味目標としていた4人が失踪し、忽然と消え、まさか、この世界で葬式まで上げた実の姉に再開を果たした。おまけに自分は勇者の称号はなく召喚された。あいつも、戸惑っているんです。だから、頑として、動こうとしないまるで山の如くって奴です。」氏重は、「まぁ～まぁ～お二人さんここは、信明の案を採用しようよそれが認められないならこの話しは無かった事にすればいいじゃない？ね？後方支援も大事なお仕事だよ？」家吉は「この世界にないとんでも兵器作りそうだがな？あいつは？」と、王を、無視して話を勝手に進める城内は唖然とした空気がながれた。「という事で宜しいか？」と俺は、レイモンド王に聞いた！「この条件がのめない場合我々はお互い敵同士と現時点からなるが問題無いな？」と聞いたある種宣戦布告に近い恫喝であるレイモンド王は、渋々承諾した。