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バリタチゲイのおっさんだけど賭けに負けたのでケツ処女捧げます!
4話
しおりを挟むむっとした顔をする俺の様子に、スオウは小さく吹き出して笑った。そして俺の濡れた黒髪に触れて、水滴を摘まむ。その指が耳朶に触れて、そのまま頬に触れた。くすぐったくて目を細めると、スオウは俺をベッドルームに誘導した。
「緊張で瞳孔が真っ黒。猫みたいだな」
「俺はタチだけどなぁ?」
「そのネコチャンじゃないって。……まあ今日はネコにするけど」
「それなあ……もっと美味そうなネコチャン捕まえたほうがいいんじゃねぇの? 初物食いが趣味だったのか、お前」
ベッドに座らされて、妙に居心地悪くて憎まれ口を叩く。
俺だってタチ経験が長ければ初モノを頂いた事もあった。相手は可哀想なくらい緊張してたから、言葉で宥めてキスしてとろっとろにしてから、前戯にも時間をかけてセックスした覚えがある。ま、無事天国見られたみたいだから良かったけどな。
そんなわけで、かかる手間が普通と段違いなのがケツ処女なわけだが。
しかもこんな四十間近の男のなあ?何考えてんだスオウは。
「趣味かどうかで言うんなら、むしろアキが好みだ」
「は……?」
「初対面から狙ってたんだよ。タチ専だって言ってたから何とか我慢してた。――でもな、賭けに勝っただけの奴に掻っ攫われるとか聞いたら無理だろ。俺が食うわ」
「は、……え?」
見た目は『優しそう』なんて言われるスオウだが、ベッドの上ではわりと絶倫で性欲がヤバイらしいと聞いていた。ネコの子が翌朝動けないこともあるらしく、スオウはいつも休憩じゃなく泊まりで部屋を取る。スオウは先に帰るらしいけどな。
狙った相手はかなりの確率でオトしているし、若い頃からかなり食い散らかしているらしいのに恨まれて刺されたりもしていない。スオウは、羨ましいことに百戦錬磨のバリタチだ。
――で?そのスオウが、俺を好みだって?しかも初対面から狙ってた?
「何の冗談……」
「冗談だったら良かったな。お前にとっては」
「……」
絶句した俺にスオウの手が伸びてきた。びくっと震えた俺を宥めるようにまたキスが落ちてくる。何度も、角度をかえて唇を啄まれ、肩を押された拍子にベッドに倒れた。柔らかいスプリングが受け止めてくれたし、スオウの腕がさっと俺の頭に手を添えたから衝撃は全く無い。
どういうソツの無さなんだよコイツはさあ。ホントに処女抱くタチの顔だろこれ……。
戸惑っている間にバスローブの紐が解かれる。はだけた合わせに手が入ってきて、ぐいっと左右に引かれた。剥き出しになった俺の胸にスオウがむしゃぶりついてくる。
鍛えた筋肉の上でぽつりと尖っていた乳首に、スオウが吸い付いついた。ネコの子にそこを愛撫させたことはほとんどない。片手で空いた方をこね回しながら、もう片方の乳首を舌でねぶる。俺もやったことのある愛撫だ。でも、されるのは全然感覚が違う。
やばい。これ、こんな気持ちいいのか?スオウが上手いだけか?
「んっ……ぁ、やめ、……そこばっか、……っ」
「イイ声。もっと聞かせろよ。……あと、十年越しなんだから気が済むまで触らせろ」
唾液に濡れた乳首がてらてらと光っている。小さかった乳首を指と舌でこね回し、勃起させたスオウは満足げにそこに吸い付いた。左右交互に、ちゅうちゅう吸われる。
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