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一話【第一部】
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しおりを挟む「ヴィン、……」
「ん? お前俺の名前がわかるのか」
よしよしと頭を撫でてやるとクロードは心地よさそうに目を細めた。
なんだ、感情が薄いように見えたがそうでもないな。
そのままうつ伏せにベッドに下ろすと、俺はクロードの腰を掴んでパンッと強く突き上げた。
「っ、あ、……――ッ!」
びくんと震えたクロードは身体を前に崩れさせ、俺の掴んでいる腰だけが高く上がった状態になった。パンッ、パンッ、と肌が打ち付けられる乾いた音が響く。ヒクヒクと震えるアナルが、性器をギリギリまで抜かれる度に捲れ上がって赤い内壁を覗かせた。
そこに衝動のまま性器を打ち付けると、縁を巻き込むようにずぷぷぷっと入り込んでいく。内壁は相変わらずの締め付けで、具合はすこぶる良かった。
ああも少しでイク、というところでクロードの肩がまた下がった。腰の位置が下がるとヤり難くなる。俺は後ろからクロードの腕を、両手で左右それぞれ掴むと、ぐいっと引いた。
「ァ――……!」
強制的に身体を起こされたクロードは、逃げられないまま最奥を突き上げられて声にならない悲鳴を上げた。そうして相手の身体を引き起こしたまま、荒っぽい突き上げを続ける。
パンッパンッと僅かに汗ばんだ肌がぶつかって、俺は低く唸りながらクロードの中に熱をぶちまけた。
「――、……っ、……ぁ」
ビクビクと震えながら自身も達したらしいクロードは、俺が手を離すとベッドに崩れ落ちた。ぬぷりと俺の性器がアナルから抜ける。クロードはその身体を艶めかしく悶えさせながら、はあはあと荒い息を零した。
「……あ?」
横倒しになったクロードの尻が、きゅうっと締まる。反対にアナルがヒクつき赤い粘膜を覗かせた。ぬる、くち、ちゅぷ、と卑猥な音を立てながらミチミチとアナルが広がっていく。
――ああ、これがテンタクルボールの種子か。
すっかり目的を忘れてヤっちまったが、種子を吐き出させるためにしてたんだった。
クロードははあはあと乱れた呼吸のままいきんで、こぽりとアナルから出されたばかりの精液を滴らせる。あまりに卑猥な光景にごくりと喉が無意識に動いたが、ここでまたぶちこむわけにはいかない。
宥めるように腰を撫でてやると、クロードの身体がびくんとまた震えた。涙を浮かべたエメラルド色の瞳が俺を映して、ぼろっと雫を溢れさせる。
「ぁ、ふ、……く、ぅんっ……」
子犬が鳴くような小さな声を上げて、クロードは子供の握りこぶし大の種子を産み落とした。
それは表面が淡いクリーム色をしていて、精液まみれなせいか妙にエロく見えた。
娼婦と遊びで使う玩具みたいに見えなくもない。これ一回クロードの中に戻してぐいぐい押し上げたらまたよがり狂って泣くだろうか。
「ヴィン……」
「ん。頑張ったな」
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