触手の苗床にされてた剣士を助けたんだけどエロさが半端ない!

天城

文字の大きさ
71 / 100
九話

1-2

しおりを挟む


 ちなみに四つも五つも一気に産む時は、クロードは苦しがりつつも気持ちは良いらしく、産みながら空イキしてるのが伝わってきた。
 こういうのクロードは隠したいんだろうが、俺は知っててよかったと思う。とりあえず本気のイヤイヤと、イイの意味のイヤが判るのは助かるなホント。
 本気のイヤは全力で聞いてやりたい。クロードが嫌がることは俺も触手達も絶対に、したくないと思う。
 これからこの世界の誰が、クロードにどんな事を強いようと、それらから守るのが俺達の役割だ。

「……ん。クロード、そろそろアレンが戻ってくるらしい」
「連絡が……?」
「ああ。交渉は上手くいったみたいだな」
「起き、なくては、……ッ」
「下までは俺が運ぶから心配すんな」
「あの……ヴィンセント、あたって、いるが……」
「もう一発するくらいの時間あるんじゃねぇ?」
「……」

 コプッ、と最後の種を産み落とした穴がヒクヒクと震えて俺を誘っている。いつまでも元気な俺の性器を逞しい尻に擦りつけたら、クロードは小さくため息をついてこちらを振り返った。自身の手で尻を割り開き、白濁を零すエロ穴を俺に晒して目を細める。

「もう一回、だけ」

 こんな誘い方されては普通に自制が吹き飛んだ。
 そのせいでアレンが到着して世界樹の下から声をかけるまで、可愛い声を上げるクロードを散々貪ってしまった。生まれた種はその頃にはベッドから溢れて転げ落ちていた。

      ‡

「エルフ自治領……?」
「そうだ。それにもう一つ、神殿を建て新しい『ユグドラシル(世界樹)教』をつくれと指示してきた。司祭候補も信者も集まってきているようだから問題なさそうだ」

 綿に包まれた世界樹の種を浄化の小川でくるくると洗いながら、アレンはクロードに説明していた。アレンが帰ってきたのは日もすっかり暮れた頃で、今はもう明け方が近い。光る苔や世界樹のぼんやりした灯りのおかげで森自体は薄明るいから視界は良好だ。

 俺はこの計画についてはチビ経由の連絡で聞いてたから、種洗いのほうに集中する。まあ精液まみれっつってもほぼテンタクルボールの粘液なんだけどな。無味無臭で無害な液体だ。人体にだけは強力な媚薬だけど、種には無害。

「世界樹を中心に、以前の王国の跡地をハイエルフの区域に。そしてその外周だったあたりまでの森をエルフ・ハーフエルフの住む区域にした」
「その豊かな地を奪うために他国の人間が押し寄せてきたんじゃなかったのか。そんな交渉が通じたのか」
「通じた。交渉材料として、最初はエルフの扱う魔法を授けるつもりだった。あとは脅しでもなんでも……と思ってたら都合よくクロードが戦場に姿を現わしたものだから交渉はとんでもなく簡単だった」
「……?」

 クロードが首を傾げているので、俺は洗った種を籠に入れて手の水をピッピッと落としながら口を開いた。アレンの説明はいろいろ端折るから判り難いんだよな。

「マナが大地と空気にたっぷり混じるようになってから、魔法はとっくに使えるようになってんだわ。だけど人間側にはその技術が失われてる。だから魔法を授けるっていって知識を与えれば有り難がってこっちの交渉にも応じると思ったんだよな。ただそれだけじゃ過去に人間側は自滅っていう失敗をしてる。今度はエルフから伝わった新しい宗教で人間の記憶に世界樹の存在を深く植え付けようっていう計画だ。何世代にも渡って語り継がれるような信仰を作る」

 小川ではクロードも自分の産み落とした種を、ちょっと恥ずかしそうにしつつも洗っていた。それにしてもずいぶん数があるな。小さめの籠が一つ、そろそろいっぱいになる。で、綿玉はまだ木の上にたくさん転がってるんだが。

 さっきからアレンのため息が止まらないのも気になる。前回これだけの種があれば実験し放題だったのに、とか呟いていた気がする。こいつのド変態研究者気質は素なのか。素なんだな?

「世界樹があるから世界が安定する。緑が豊かになり、大地は肥沃に、水が豊富に湧き出て作物が育つ。マナのおかげで魔法が使える。そういう自然信仰みたいな宗教だ。これが何百年後になっても続いていけば、人々に根付いた信仰のおかげでこっちの土地を侵略しようってヤツは現われないだろう。てか、現われても神殿と信者に潰されるようにしたい」
「……そんなに上手くいくだろうか」
「まあ時間はかかるだろうな。始めは小さくてもゆっくり活動を支えていって発展させていく、というのが計画だったんだ。でもクロードがさ、戦場に現われたわけだ。あいつら人間の目で見て、納得する『神様』の姿が。もうこれは効果覿面だろうな。あいつらの国の国教になってもおかしくないぞ。ちなみに司祭志望にクマ将軍もいた」

 クロードの輝く金髪を指で梳いて、ひと房手に取る。
 見惚れるほどに綺麗な髪だ。見慣れた俺でもこうなんだから、初めて見る人間達には相当な衝撃だっただろう。エメラルド色の瞳も、森のぼんやりした仄かな灯りを映していて吸い込まれそうだった。これが見えるほど近くに人を寄せ付けるつもりはないが。



しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

愛しの妻は黒の魔王!?

ごいち
BL
「グレウスよ、我が弟を妻として娶るがいい」 ――ある日、平民出身の近衛騎士グレウスは皇帝に呼び出されて、皇弟オルガを妻とするよう命じられる。 皇弟オルガはゾッとするような美貌の持ち主で、貴族の間では『黒の魔王』と怖れられている人物だ。 身分違いの政略結婚に絶望したグレウスだが、いざ結婚してみるとオルガは見事なデレ寄りのツンデレで、しかもその正体は…。 魔法の国アスファロスで、熊のようなマッチョ騎士とツンデレな『魔王』がイチャイチャしたり無双したりするお話です。 表紙は豚子さん(https://twitter.com/M_buibui)に描いていただきました。ありがとうございます! 11/28番外編2本と、終話『なべて世は事もなし』に挿絵をいただいております! ありがとうございます!

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった

cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。 一途なシオンと、皇帝のお話。 ※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

BL短編まとめ(現) ①

よしゆき
BL
BL短編まとめ。 冒頭にあらすじがあります。

処理中です...