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二十七話 歓声の向こう側
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遠目からは、二人は拮抗しているように見えるが、完全にアドリアナがエステラを翻弄している。
掴みかかってきたエステラの視界を遮るように、アドリアナが黒髪をマントのように翻す。
「くそ、邪魔だ!」
「髪を編んで、首に巻き付けるのは防御面で評価できる。しかし、こうして戦いのサポートに使うこともできる」
くるりくるりと舞うように、アドリアナは黒髪をたなびかせてエステラからの攻撃をかわす。
そのさまが美しく優雅であるため、観客からはため息が漏れた。
「エステラさまと比べてあんなに細いのに、よく捕まらないな」
「豊かな黒髪が広がって、なんてキレイなんだろう」
「さすがはカルロスさまの血を引く皇女さまだ!」
観客と戦士の応援が、一層熱を帯びたものになる。
エステラは次第にイライラし始めた。
アドリアナを最初に認識したのは、尖塔の前で到着した一行を出迎えたときだった。
カルロスによく似た漆黒色の長い髪に嫉妬した。
古の皇国では、黒色は強さの証だ。
黒ければ黒いほど、ダイナソーの血を色濃く受け継いでいる。
エステラも黒色を身にまとってはいるが、どれも他の色が混じっている。
カルロスのような漆黒色は、戦士にとって憧れなのだ。
体躯は細く、種族もグリーンイグアナ獣人で、アドリアナは強そうには見えなかった。
せっかく漆黒色の髪を持って生まれたのに、母の女帝が貧弱なせいで皇女も貧弱だと思った。
(私がカルロスさまのダイナソーの血を、次代に引き継いでみせる。古の皇国の護り神になり得るような、漆黒色をまとう子を生んでみせる。そう思っていたのに――)
慕うカルロスの前で、先ほどからエステラは無様な姿を晒している。
アドリアナは決して弱くはなかった。
見た目で判断をするなと、カルロスにも忠告されたのに。
力任せに襲いかかっては、軽やかにそれを避けられる。
巨人相手には、めり込むほど叩きこむことが出来る拳を、アドリアナには当てることすら出来ない。
今やカルロスは、心配げなまなざしでエステラを見ている。
教え子を見守る教師の目だ。
(そうじゃない! そうじゃないのに! 私は、女として、見てもらいたいのに!)
強くなれば、カルロスの目に留まると思った。
だから必死に強くなって、カルロスが指示する直属の部隊にも入った。
気軽に話しかけてもらえる立場になって、そのうちに稽古をつけてもらえるようになって。
あふれる思いを止められずに、ある日いきなり求婚してしまった。
(あの時の、困惑した表情のカルロスさまは美味しかったわ!)
娘よりも年下のエステラに言い寄られるカルロスの姿は、それから尖塔の中でよく見られるようになった。
(相手にしてもらえず、いつも空振りだけど、これだけの国民の前なら私の本気が伝わるはず――この機会を逃せない!)
焦るエステラの攻撃は、だんだん雑になる。
がむしゃらに突っ込むエステラに、アドリアナは最後の指導をした。
「手合わせ中に考え事など、愚かだぞ。常に死と隣り合わせの戦場のつもりで取り組まねば、身につくものも身につかぬ。エステラ、教育的指導はここまでだ」
両腕をアドリアナの肩に食い込ませ、噛み付こうと大口を開けていたエステラの顎に、アドリアナが掌底を突き上げた。
脳まで届く深い衝撃波が、初めてエステラの視界をブレさせた。
アドリアナの攻撃はそれで止まず、続けてエステラの鳩尾に右膝を食い込ませる。
上向かされたエステラにはその右膝が見えず、何が自分を攻撃しているのか分からないまま、後ろにたたらを踏んで尻もちをつく。
アドリアナはすかさずエステラの背後に回り込み、左腕をねじり上げ関節を決める。
体重をかけてエステラの反対の腕を体の下敷きにすると、右腕でエステラの首をそっと囲う。
「このまま落としてやろう」
「っ――」
ぐっと右腕に力をこめられたのが分かり、エステラは抵抗する。
足と尻尾をばたつかせ、見苦しく床を這ってもがくが、アドリアナに尻尾の付け根を膝で押さえられた。
男性でいうならば金的のような急所だ。
全身にしびれが入ったエステラは、もう指一本たりとも動かすことが出来ない。
頭に向かう血流が、狭められた血管内でドックドックと脈打つ。
サアサアと、脳の中で意識が遠のく音がした。
(駄目だ――敵わない。この皇女、強い――)
ぐるりと白目を剥き、エステラの意識が刈り取られた。
だらりと弛緩した舌が、唇から出ているのを見て、カルロスが手を挙げる。
「勝者、オニキス」
わああああああああ!!
今日一番の歓声が、闘技場全体を震わせた。
空では興奮した翼竜が、嬉しそうに飛んでいる。
拳を天に突き上げ、アドリアナはそれに応える。
高台の観客席を見ると、バーナビーがアドリアナに向かって大量の投げキッスをしていた。
流れ弾に当たって、周りの観客が数十名、倒れている。
「おめでとう、オニキス。素晴らしい指導だった」
カルロスがアドリアナを讃える。
娘のたくましい成長が嬉しくて仕方がない、そんな表情をしていた。
そして、倒れているエステラに近づき、体を抱きかかえる。
「エステラはまだ伸びるだろう。今日の手合わせでも、多くのことを学んだはずだ」
エステラを見るカルロスの瞳に、慈愛が含まれているように感じて、アドリアナはおや? と思った。
カルロスは案外、エステラのことを気に入っているようだ。
もしかして求婚を受け入れないのも、歳の差を気にしてとかなんとか、小さなことなのかもしれない。
アドリアナが一策を講じようかとした、その瞬間――。
「アナ! 後ろ!」
バーナビーの声が聞こえた。
すぐさま後ろを振り返ったアドリアナの目に、巨大な岩の塊が雨のように降り注いだ。
◇◆◇
デリオは自棄になっていた。
古の皇国を訪れたアドリアナに、イリの乾燥葉を吸い込ませ前後不覚にしようとしたが、作戦は失敗。
しかも犯人がデリオであると、カルロスに露呈した。
形だけの妻であるブランカを寝取ったことは黙殺してくれても、アドリアナに直接危害を加えようとしたことをカルロスは見逃してくれないだろう。
その日からずっと、デリオは逃げ隠れしている。
だが、それも限界が近い。
匿ってくれていたブランカにも、強制捜査の手が伸びた。
古の皇国では、皇族を害する行為をした者は死罪と決まっている。
昔、アドリアナを攫ってオーガ国に置き去りにしたときと違って、今度は証拠を押さえられている。
言い逃れすることは出来ない。
このまま捕まって処刑されるなど、まっぴらごめんだ。
こうなったらカルロスもアドリアナも、まとめて葬るしかない。
そんな力はないデリオだが、苦肉の策として考えたのがイリの生葉だ。
巨人族と戦う前に、皇国の戦士たちはイリの生葉を噛んで気持ちを高ぶらせる。
それを巨人族に与えたらどうなるか?
デリオの右肩には、イリの生葉をすりおろした汁が詰まった水筒がかけられていた。
「これを巨人の顔にぶちまけてやる。投擲くらいなら、私にだって出来るんだ」
デリオは木々に隠れ巨人の住処を探し、見つけた巨人の群れへ蓋を開けた水筒を投げつける。
あらかた当たる前にこぼれてしまったが、それでも何人かの巨人の顔へ汁が飛び散り、憤慨する声が聞こえた。
「やったぞ、これで巨人をうまく闘技場へ誘導すれば、そこにいる奴らはおしまいだ。おーい! こっちだ、薄ノロ共め! 追いかけてこい!」
巨人たちがデリオを見つけたのを確認して、デリオは走りだす。
命がかかっているのだ。
かつてない速さで林を抜ける。
しかし戦士として戦ったことのないデリオは、完全に見誤っていた。
自分の一歩と巨人の一歩の差を。
薄ノロ呼ばわりした巨人が、イリの乾燥葉を吸い込むまでは、薄ノロではないことを。
戦場慣れしていないデリオの、手落ちだった。
たいして進むまでもなく、デリオは巨人に捕まった。
そして抵抗する暇もなく、巨人の手のひらの中で丸く握りつぶされるのだった。
「ぐうぅぅうっ!」
骨がひしゃげる音がする。
頭が潰されたら終わりだ。
デリオの命が風前の灯火となったとき、大地を揺るがす大歓声が密林まで響いた。
興奮状態にある巨人たちにとって、新たなターゲットが生まれた瞬間だった。
掴みかかってきたエステラの視界を遮るように、アドリアナが黒髪をマントのように翻す。
「くそ、邪魔だ!」
「髪を編んで、首に巻き付けるのは防御面で評価できる。しかし、こうして戦いのサポートに使うこともできる」
くるりくるりと舞うように、アドリアナは黒髪をたなびかせてエステラからの攻撃をかわす。
そのさまが美しく優雅であるため、観客からはため息が漏れた。
「エステラさまと比べてあんなに細いのに、よく捕まらないな」
「豊かな黒髪が広がって、なんてキレイなんだろう」
「さすがはカルロスさまの血を引く皇女さまだ!」
観客と戦士の応援が、一層熱を帯びたものになる。
エステラは次第にイライラし始めた。
アドリアナを最初に認識したのは、尖塔の前で到着した一行を出迎えたときだった。
カルロスによく似た漆黒色の長い髪に嫉妬した。
古の皇国では、黒色は強さの証だ。
黒ければ黒いほど、ダイナソーの血を色濃く受け継いでいる。
エステラも黒色を身にまとってはいるが、どれも他の色が混じっている。
カルロスのような漆黒色は、戦士にとって憧れなのだ。
体躯は細く、種族もグリーンイグアナ獣人で、アドリアナは強そうには見えなかった。
せっかく漆黒色の髪を持って生まれたのに、母の女帝が貧弱なせいで皇女も貧弱だと思った。
(私がカルロスさまのダイナソーの血を、次代に引き継いでみせる。古の皇国の護り神になり得るような、漆黒色をまとう子を生んでみせる。そう思っていたのに――)
慕うカルロスの前で、先ほどからエステラは無様な姿を晒している。
アドリアナは決して弱くはなかった。
見た目で判断をするなと、カルロスにも忠告されたのに。
力任せに襲いかかっては、軽やかにそれを避けられる。
巨人相手には、めり込むほど叩きこむことが出来る拳を、アドリアナには当てることすら出来ない。
今やカルロスは、心配げなまなざしでエステラを見ている。
教え子を見守る教師の目だ。
(そうじゃない! そうじゃないのに! 私は、女として、見てもらいたいのに!)
強くなれば、カルロスの目に留まると思った。
だから必死に強くなって、カルロスが指示する直属の部隊にも入った。
気軽に話しかけてもらえる立場になって、そのうちに稽古をつけてもらえるようになって。
あふれる思いを止められずに、ある日いきなり求婚してしまった。
(あの時の、困惑した表情のカルロスさまは美味しかったわ!)
娘よりも年下のエステラに言い寄られるカルロスの姿は、それから尖塔の中でよく見られるようになった。
(相手にしてもらえず、いつも空振りだけど、これだけの国民の前なら私の本気が伝わるはず――この機会を逃せない!)
焦るエステラの攻撃は、だんだん雑になる。
がむしゃらに突っ込むエステラに、アドリアナは最後の指導をした。
「手合わせ中に考え事など、愚かだぞ。常に死と隣り合わせの戦場のつもりで取り組まねば、身につくものも身につかぬ。エステラ、教育的指導はここまでだ」
両腕をアドリアナの肩に食い込ませ、噛み付こうと大口を開けていたエステラの顎に、アドリアナが掌底を突き上げた。
脳まで届く深い衝撃波が、初めてエステラの視界をブレさせた。
アドリアナの攻撃はそれで止まず、続けてエステラの鳩尾に右膝を食い込ませる。
上向かされたエステラにはその右膝が見えず、何が自分を攻撃しているのか分からないまま、後ろにたたらを踏んで尻もちをつく。
アドリアナはすかさずエステラの背後に回り込み、左腕をねじり上げ関節を決める。
体重をかけてエステラの反対の腕を体の下敷きにすると、右腕でエステラの首をそっと囲う。
「このまま落としてやろう」
「っ――」
ぐっと右腕に力をこめられたのが分かり、エステラは抵抗する。
足と尻尾をばたつかせ、見苦しく床を這ってもがくが、アドリアナに尻尾の付け根を膝で押さえられた。
男性でいうならば金的のような急所だ。
全身にしびれが入ったエステラは、もう指一本たりとも動かすことが出来ない。
頭に向かう血流が、狭められた血管内でドックドックと脈打つ。
サアサアと、脳の中で意識が遠のく音がした。
(駄目だ――敵わない。この皇女、強い――)
ぐるりと白目を剥き、エステラの意識が刈り取られた。
だらりと弛緩した舌が、唇から出ているのを見て、カルロスが手を挙げる。
「勝者、オニキス」
わああああああああ!!
今日一番の歓声が、闘技場全体を震わせた。
空では興奮した翼竜が、嬉しそうに飛んでいる。
拳を天に突き上げ、アドリアナはそれに応える。
高台の観客席を見ると、バーナビーがアドリアナに向かって大量の投げキッスをしていた。
流れ弾に当たって、周りの観客が数十名、倒れている。
「おめでとう、オニキス。素晴らしい指導だった」
カルロスがアドリアナを讃える。
娘のたくましい成長が嬉しくて仕方がない、そんな表情をしていた。
そして、倒れているエステラに近づき、体を抱きかかえる。
「エステラはまだ伸びるだろう。今日の手合わせでも、多くのことを学んだはずだ」
エステラを見るカルロスの瞳に、慈愛が含まれているように感じて、アドリアナはおや? と思った。
カルロスは案外、エステラのことを気に入っているようだ。
もしかして求婚を受け入れないのも、歳の差を気にしてとかなんとか、小さなことなのかもしれない。
アドリアナが一策を講じようかとした、その瞬間――。
「アナ! 後ろ!」
バーナビーの声が聞こえた。
すぐさま後ろを振り返ったアドリアナの目に、巨大な岩の塊が雨のように降り注いだ。
◇◆◇
デリオは自棄になっていた。
古の皇国を訪れたアドリアナに、イリの乾燥葉を吸い込ませ前後不覚にしようとしたが、作戦は失敗。
しかも犯人がデリオであると、カルロスに露呈した。
形だけの妻であるブランカを寝取ったことは黙殺してくれても、アドリアナに直接危害を加えようとしたことをカルロスは見逃してくれないだろう。
その日からずっと、デリオは逃げ隠れしている。
だが、それも限界が近い。
匿ってくれていたブランカにも、強制捜査の手が伸びた。
古の皇国では、皇族を害する行為をした者は死罪と決まっている。
昔、アドリアナを攫ってオーガ国に置き去りにしたときと違って、今度は証拠を押さえられている。
言い逃れすることは出来ない。
このまま捕まって処刑されるなど、まっぴらごめんだ。
こうなったらカルロスもアドリアナも、まとめて葬るしかない。
そんな力はないデリオだが、苦肉の策として考えたのがイリの生葉だ。
巨人族と戦う前に、皇国の戦士たちはイリの生葉を噛んで気持ちを高ぶらせる。
それを巨人族に与えたらどうなるか?
デリオの右肩には、イリの生葉をすりおろした汁が詰まった水筒がかけられていた。
「これを巨人の顔にぶちまけてやる。投擲くらいなら、私にだって出来るんだ」
デリオは木々に隠れ巨人の住処を探し、見つけた巨人の群れへ蓋を開けた水筒を投げつける。
あらかた当たる前にこぼれてしまったが、それでも何人かの巨人の顔へ汁が飛び散り、憤慨する声が聞こえた。
「やったぞ、これで巨人をうまく闘技場へ誘導すれば、そこにいる奴らはおしまいだ。おーい! こっちだ、薄ノロ共め! 追いかけてこい!」
巨人たちがデリオを見つけたのを確認して、デリオは走りだす。
命がかかっているのだ。
かつてない速さで林を抜ける。
しかし戦士として戦ったことのないデリオは、完全に見誤っていた。
自分の一歩と巨人の一歩の差を。
薄ノロ呼ばわりした巨人が、イリの乾燥葉を吸い込むまでは、薄ノロではないことを。
戦場慣れしていないデリオの、手落ちだった。
たいして進むまでもなく、デリオは巨人に捕まった。
そして抵抗する暇もなく、巨人の手のひらの中で丸く握りつぶされるのだった。
「ぐうぅぅうっ!」
骨がひしゃげる音がする。
頭が潰されたら終わりだ。
デリオの命が風前の灯火となったとき、大地を揺るがす大歓声が密林まで響いた。
興奮状態にある巨人たちにとって、新たなターゲットが生まれた瞬間だった。
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