4 / 6
4話 日常と非日常
しおりを挟む
「どうして……?」
今日の礼拝でも、多くの信者がこくりこくりと頭をゆらしている。
マーヤがささやき様の声を担当するようになって、すでに二年が経過していた。
パトリックとシスターたちが考えた新しい礼拝のスタイルは、子どもへの受けがよく、おおむね信者たちに快く迎え入れられた。
しかし同時に、大きな問題も抱えていた。
「どうして、みんな寝てしまうの!?」
ささやき声が聞き心地よいのか、礼拝の講話の最中に、居眠りをする信者が増えたのだ。
「ちゃんと話を、聞いてほしいのに……」
パトリックに倣って、ささやき様にまつわる逸話を盛り込んだり工夫しているが、効果はいまひとつだ。
そして悩みの種だった信者の減少にも、歯止めがかかっていない。
「せっかく任せてもらった、役目なのに……」
よく寝た、と言いながら、清々しい顔つきで、信者たちが礼拝堂を出ていく。
その後ろ姿を見ながら、マーヤはがっくりと肩を落とした。
◇◆◇◆
ささやき様の中の人の素性がばれては、神秘性が薄れる。
マーヤはすべての信者がいなくなった後に、こっそりと石像の陰から暗幕を出た。
「もっと、あたしにできることって、ないのかな」
最近はそればかり考えていて、マーヤの顔つきは険しくなっていた。
「せっかくのかわいい顔が、台無しよ?」
信者の見送りを終えたシスターに、眉根のしわを指でつんと突かれる。
マーヤは両手で額を押さえ、顔を赤くした。
かわいいなんて言ってくれるのは、シスターたちくらいのものだ。
「悩んでばかりいては、よくないわ。マーヤには少し、気晴らしが必要ね」
シスターは修道服のポケットを探ると、そこから銀貨を取り出す。
現在、教会に三人いるシスターのうち、このシスターは最も所作に品がある。
バーバラという名前も高貴な感じがして、マーヤは内心、元貴族なんじゃないかと思っていた。
「お小遣いをあげましょう。街へ行ってきなさい」
「え……!?」
街では今週いっぱい、ノルドグレーン王国の建国記念日を祝う、お祭りが開催されている。
大広場へ続く通りには、限定メニューを出す飲食の屋台が並び、既存の店舗もお祭り期間中は、セール価格で商品を販売していた。
老若男女問わず、民が一年のうちで最も楽しみにしているのが、このお祭りだった。
遠い昔、幼いマーヤも母と手をつなぎ、出店を見て回ったのを覚えている。
しかし、孤児になって以来、お祭りには行っていない。
そんなマーヤに半ば無理やり、バーバラは銀貨を握らせる。
「マーヤくらいの年頃の子は、お祭りの場で出会いを求めると聞いたわ」
バーバラがウインクをする。
今年でマーヤも20才、成人してお酒が飲める年齢になった。
敬虔なシスターとして毎日を過ごしているが、それだけが人生ではない。
先輩として、バーバラはマーヤに、羽目を外せと勧める。
「司教様には内緒にしてあげるから、今日くらいは、普通の女の子らしく遊んでらっしゃい」
◇◆◇◆
修道服からワンピースへ着替え、もふもふのマフラーに顔をうずめたマーヤは、シスターに背中を押されて教会を出た。
おつかいでもないのに、街へ行くのは久しぶりだ。
冷えた空気を吸い込むと、すでにそれは日常とは違っていた。
「なんだか、甘い匂いがする」
屋台で売られているホットワインか、子どもたちが手にしている綿菓子か。
すれ違う人々の表情は、いつにも増して明るい。
通りも花や国旗で飾り付けられ、それが大広場まで続いていた。
次第にマーヤの心も、にぎやかな様子につられて、高揚してくる。
「せっかく来たんだから、楽しもう!」
マーヤは並ぶ屋台を、一軒一軒、覗いて歩いた。
「温かいレモネードはいかが? 王妃様の出身国から輸入した、最高品質のレモンを使っているよ!」
「こっちは、揚げたてドーナツだ! レモンアイシングが、たっぷりかかってるぜ! レモンはもちろん王妃様の出身国の――」
30年前に、レモンの原産国から嫁いできた王妃は、レモンを使うレシピを多く開発し、それがノルドグレーン王国の名物として定着した。
今やレモンの加工品は、ノルドグレーン王国の輸出の要である。
それらの対外的な価格交渉を、一手に任されているのが、第二王子のクリストフだ。
「国王様も王太子様も、ガチムチの肉体派だって、シスターたちが言ってた」
すきあらば騎士にまじり、鍛錬をしているそうだ。
その分、頭脳派のクリストフに、政務が集中するらしい。
だが、それらを完璧にさばいているのだから、偉才だ。
なぜか信者が礼拝中に居眠りしてしまう、そんな小さな悩みすら、解決できないマーヤとは違う。
「クリストフ王子様、すごいなあ」
クリストフの年齢は、マーヤのふたつ上。
これまでの人生のほとんどを、落ちこぼれとして過ごしてきたマーヤにとって、みんなの期待に応えるクリストフは遠い存在だ。
「あたしと同じ人間とは、思えないわ」
マーヤは頭の中で、きらきら輝くクリストフの姿を想像する。
だが実物を見たことがないので、顔がわからなかった。
「もしかしたら、あの男の子みたいに、整っているのかも」
職業訓練校の校庭の片隅で、マーヤを励ましてくれた、きれいな銀髪の少年を思い出す。
まるで王子様のようだ、と感嘆したものだ。
「本当に、王子様だったりして!」
ふふっ、とマーヤは自分の考えがおかしくて笑った。
そのとき、とんと肩が誰かに触れる。
「あ、ごめんなさい!」
注意散漫だった自覚のあるマーヤは、すぐに謝った。
ところが相手も、ペコリと頭を下げている。
「こちらこそ、フラフラしていた。すまない」
背の高い男性だ。
目深にフードをかぶっていたが、頭を下げたのに合わせてそれが脱げる。
「え……!?」
現れたのは、銀髪だった。
だが、マーヤの記憶にある銀髪より、艶がない。
男性がゆっくり頭を上げる。
そして顔が見えると、あの少年かもしれないというマーヤの期待は、むなしく潰えた。
それどころか――。
「……大丈夫ですか?」
マーヤが思わず、そう口にしてしまうほど、男性の落ち窪んだ目の下には、真っ黒なクマができていた。
頬がこけて顔色もよくないし、具合が悪いのだろう。
ふらついているのも納得だ。
マーヤは男性の腕をとり、自分の肩にまわす。
「とりあえず、座れる場所を探しましょう。すぐにお医者さんを呼びますね」
歩きだそうとするマーヤへ、男性は慌てて弁解した。
「違うんだ。私はこれが通常で――」
「やだ! お祭りだからって、色気づいちゃったの?」
耳障りな甲高い声が、男性の声をかき消す。
「タヌキが人間とデートなんて、生意気ね!」
いつも以上におしゃれをしたサンドラが、行き交う人々の間から現れる。
マーヤたちのそばに来ると、男の子たちに色っぽいと褒められていた赤い瞳で、ジロジロと男性を検分し始めた。
「ぼさぼさの髪、いけてない顔、背は高いけど、指先はインクで汚れて、手にはペンだこ……下級役人といったところかしら」
満足する答えを導き出すと、サンドラはうなずく。
「そのレベルの男が、あんたには精一杯でしょうよ」
その場でくるりと回ると、サンドラのスカートがふんわり広がる。
ひるがえる裾に、高級そうな刺繍リボンが、惜しげもなく縫い付けられていた。
「私はね……商会長の次男と、待ち合わせしているの」
聞いてもいないのに、これからの予定を告げてきた。
ふふん、とサンドラは鼻を鳴らす。
「顔はそこまでじゃないけど、お金持ちよ。うらやましいでしょ?」
「サンドラ、あなたね……!」
言われっぱなしだったマーヤが、ようやく反撃する。
タヌキだ何だと、マーヤをからかうのは、いつものことだからいい。
しかし、マーヤの相手だと誤解をしたまま、男性を貶めるのは許しがたい。
「いけない! レストランの予約の時間になっちゃう」
だがサンドラは、そんなマーヤを無視した。
「ちょっとだけ待たせて、じらすつもりだったのに!」
これじゃ遅刻だわ、と不機嫌そうに呟き、サンドラはマーヤたちを追い抜いていった。
あまりの自分勝手さに、マーヤの口が開いたまま閉まらない。
マーヤが肩を貸している男性も、きょとんとしていた。
申し訳なくて、マーヤは謝る。
「す、すみません。知り合いが、ひどい勘違いを……」
今日の礼拝でも、多くの信者がこくりこくりと頭をゆらしている。
マーヤがささやき様の声を担当するようになって、すでに二年が経過していた。
パトリックとシスターたちが考えた新しい礼拝のスタイルは、子どもへの受けがよく、おおむね信者たちに快く迎え入れられた。
しかし同時に、大きな問題も抱えていた。
「どうして、みんな寝てしまうの!?」
ささやき声が聞き心地よいのか、礼拝の講話の最中に、居眠りをする信者が増えたのだ。
「ちゃんと話を、聞いてほしいのに……」
パトリックに倣って、ささやき様にまつわる逸話を盛り込んだり工夫しているが、効果はいまひとつだ。
そして悩みの種だった信者の減少にも、歯止めがかかっていない。
「せっかく任せてもらった、役目なのに……」
よく寝た、と言いながら、清々しい顔つきで、信者たちが礼拝堂を出ていく。
その後ろ姿を見ながら、マーヤはがっくりと肩を落とした。
◇◆◇◆
ささやき様の中の人の素性がばれては、神秘性が薄れる。
マーヤはすべての信者がいなくなった後に、こっそりと石像の陰から暗幕を出た。
「もっと、あたしにできることって、ないのかな」
最近はそればかり考えていて、マーヤの顔つきは険しくなっていた。
「せっかくのかわいい顔が、台無しよ?」
信者の見送りを終えたシスターに、眉根のしわを指でつんと突かれる。
マーヤは両手で額を押さえ、顔を赤くした。
かわいいなんて言ってくれるのは、シスターたちくらいのものだ。
「悩んでばかりいては、よくないわ。マーヤには少し、気晴らしが必要ね」
シスターは修道服のポケットを探ると、そこから銀貨を取り出す。
現在、教会に三人いるシスターのうち、このシスターは最も所作に品がある。
バーバラという名前も高貴な感じがして、マーヤは内心、元貴族なんじゃないかと思っていた。
「お小遣いをあげましょう。街へ行ってきなさい」
「え……!?」
街では今週いっぱい、ノルドグレーン王国の建国記念日を祝う、お祭りが開催されている。
大広場へ続く通りには、限定メニューを出す飲食の屋台が並び、既存の店舗もお祭り期間中は、セール価格で商品を販売していた。
老若男女問わず、民が一年のうちで最も楽しみにしているのが、このお祭りだった。
遠い昔、幼いマーヤも母と手をつなぎ、出店を見て回ったのを覚えている。
しかし、孤児になって以来、お祭りには行っていない。
そんなマーヤに半ば無理やり、バーバラは銀貨を握らせる。
「マーヤくらいの年頃の子は、お祭りの場で出会いを求めると聞いたわ」
バーバラがウインクをする。
今年でマーヤも20才、成人してお酒が飲める年齢になった。
敬虔なシスターとして毎日を過ごしているが、それだけが人生ではない。
先輩として、バーバラはマーヤに、羽目を外せと勧める。
「司教様には内緒にしてあげるから、今日くらいは、普通の女の子らしく遊んでらっしゃい」
◇◆◇◆
修道服からワンピースへ着替え、もふもふのマフラーに顔をうずめたマーヤは、シスターに背中を押されて教会を出た。
おつかいでもないのに、街へ行くのは久しぶりだ。
冷えた空気を吸い込むと、すでにそれは日常とは違っていた。
「なんだか、甘い匂いがする」
屋台で売られているホットワインか、子どもたちが手にしている綿菓子か。
すれ違う人々の表情は、いつにも増して明るい。
通りも花や国旗で飾り付けられ、それが大広場まで続いていた。
次第にマーヤの心も、にぎやかな様子につられて、高揚してくる。
「せっかく来たんだから、楽しもう!」
マーヤは並ぶ屋台を、一軒一軒、覗いて歩いた。
「温かいレモネードはいかが? 王妃様の出身国から輸入した、最高品質のレモンを使っているよ!」
「こっちは、揚げたてドーナツだ! レモンアイシングが、たっぷりかかってるぜ! レモンはもちろん王妃様の出身国の――」
30年前に、レモンの原産国から嫁いできた王妃は、レモンを使うレシピを多く開発し、それがノルドグレーン王国の名物として定着した。
今やレモンの加工品は、ノルドグレーン王国の輸出の要である。
それらの対外的な価格交渉を、一手に任されているのが、第二王子のクリストフだ。
「国王様も王太子様も、ガチムチの肉体派だって、シスターたちが言ってた」
すきあらば騎士にまじり、鍛錬をしているそうだ。
その分、頭脳派のクリストフに、政務が集中するらしい。
だが、それらを完璧にさばいているのだから、偉才だ。
なぜか信者が礼拝中に居眠りしてしまう、そんな小さな悩みすら、解決できないマーヤとは違う。
「クリストフ王子様、すごいなあ」
クリストフの年齢は、マーヤのふたつ上。
これまでの人生のほとんどを、落ちこぼれとして過ごしてきたマーヤにとって、みんなの期待に応えるクリストフは遠い存在だ。
「あたしと同じ人間とは、思えないわ」
マーヤは頭の中で、きらきら輝くクリストフの姿を想像する。
だが実物を見たことがないので、顔がわからなかった。
「もしかしたら、あの男の子みたいに、整っているのかも」
職業訓練校の校庭の片隅で、マーヤを励ましてくれた、きれいな銀髪の少年を思い出す。
まるで王子様のようだ、と感嘆したものだ。
「本当に、王子様だったりして!」
ふふっ、とマーヤは自分の考えがおかしくて笑った。
そのとき、とんと肩が誰かに触れる。
「あ、ごめんなさい!」
注意散漫だった自覚のあるマーヤは、すぐに謝った。
ところが相手も、ペコリと頭を下げている。
「こちらこそ、フラフラしていた。すまない」
背の高い男性だ。
目深にフードをかぶっていたが、頭を下げたのに合わせてそれが脱げる。
「え……!?」
現れたのは、銀髪だった。
だが、マーヤの記憶にある銀髪より、艶がない。
男性がゆっくり頭を上げる。
そして顔が見えると、あの少年かもしれないというマーヤの期待は、むなしく潰えた。
それどころか――。
「……大丈夫ですか?」
マーヤが思わず、そう口にしてしまうほど、男性の落ち窪んだ目の下には、真っ黒なクマができていた。
頬がこけて顔色もよくないし、具合が悪いのだろう。
ふらついているのも納得だ。
マーヤは男性の腕をとり、自分の肩にまわす。
「とりあえず、座れる場所を探しましょう。すぐにお医者さんを呼びますね」
歩きだそうとするマーヤへ、男性は慌てて弁解した。
「違うんだ。私はこれが通常で――」
「やだ! お祭りだからって、色気づいちゃったの?」
耳障りな甲高い声が、男性の声をかき消す。
「タヌキが人間とデートなんて、生意気ね!」
いつも以上におしゃれをしたサンドラが、行き交う人々の間から現れる。
マーヤたちのそばに来ると、男の子たちに色っぽいと褒められていた赤い瞳で、ジロジロと男性を検分し始めた。
「ぼさぼさの髪、いけてない顔、背は高いけど、指先はインクで汚れて、手にはペンだこ……下級役人といったところかしら」
満足する答えを導き出すと、サンドラはうなずく。
「そのレベルの男が、あんたには精一杯でしょうよ」
その場でくるりと回ると、サンドラのスカートがふんわり広がる。
ひるがえる裾に、高級そうな刺繍リボンが、惜しげもなく縫い付けられていた。
「私はね……商会長の次男と、待ち合わせしているの」
聞いてもいないのに、これからの予定を告げてきた。
ふふん、とサンドラは鼻を鳴らす。
「顔はそこまでじゃないけど、お金持ちよ。うらやましいでしょ?」
「サンドラ、あなたね……!」
言われっぱなしだったマーヤが、ようやく反撃する。
タヌキだ何だと、マーヤをからかうのは、いつものことだからいい。
しかし、マーヤの相手だと誤解をしたまま、男性を貶めるのは許しがたい。
「いけない! レストランの予約の時間になっちゃう」
だがサンドラは、そんなマーヤを無視した。
「ちょっとだけ待たせて、じらすつもりだったのに!」
これじゃ遅刻だわ、と不機嫌そうに呟き、サンドラはマーヤたちを追い抜いていった。
あまりの自分勝手さに、マーヤの口が開いたまま閉まらない。
マーヤが肩を貸している男性も、きょとんとしていた。
申し訳なくて、マーヤは謝る。
「す、すみません。知り合いが、ひどい勘違いを……」
2
あなたにおすすめの小説
俺の妻になれと言われたので秒でお断りしてみた
ましろ
恋愛
「俺の妻になれ」
「嫌ですけど」
何かしら、今の台詞は。
思わず脊髄反射的にお断りしてしまいました。
ちなみに『俺』とは皇太子殿下で私は伯爵令嬢。立派に不敬罪なのかもしれません。
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
✻R-15は保険です。
【完結】離婚を切り出したら私に不干渉だったはずの夫が激甘に豹変しました
雨宮羽那
恋愛
結婚して5年。リディアは悩んでいた。
夫のレナードが仕事で忙しく、夫婦らしいことが何一つないことに。
ある日「私、離婚しようと思うの」と義妹に相談すると、とある薬を渡される。
どうやらそれは、『ちょーっとだけ本音がでちゃう薬』のよう。
そうしてやってきた離婚の話を告げる場で、リディアはつい好奇心に負けて、夫へ薬を飲ませてしまう。
すると、あら不思議。
いつもは浮ついた言葉なんて口にしない夫が、とんでもなく甘い言葉を口にしはじめたのだ。
「どうか離婚だなんて言わないでください。私のスイートハニーは君だけなんです」
(誰ですかあなた)
◇◇◇◇
※全3話。
※コメディ重視のお話です。深く考えちゃダメです!少しでも笑っていただけますと幸いです(*_ _))*゜
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
出来損ないの私がお姉様の婚約者だった王子の呪いを解いてみた結果→
AK
恋愛
「ねえミディア。王子様と結婚してみたくはないかしら?」
ある日、意地の悪い笑顔を浮かべながらお姉様は言った。
お姉様は地味な私と違って公爵家の優秀な長女として、次期国王の最有力候補であった第一王子様と婚約を結んでいた。
しかしその王子様はある日突然不治の病に倒れ、それ以降彼に触れた人は石化して死んでしまう呪いに身を侵されてしまう。
そんは王子様を押し付けるように婚約させられた私だけど、私は光の魔力を有して生まれた聖女だったので、彼のことを救うことができるかもしれないと思った。
お姉様は厄介者と化した王子を押し付けたいだけかもしれないけれど、残念ながらお姉様の思い通りの展開にはさせない。
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ@11/5受賞作が発売されます
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
彼は亡国の令嬢を愛せない
黒猫子猫
恋愛
セシリアの祖国が滅んだ。もはや妻としておく価値もないと、夫から離縁を言い渡されたセシリアは、五年ぶりに祖国の地を踏もうとしている。その先に待つのは、敵国による処刑だ。夫に愛されることも、子を産むことも、祖国で生きることもできなかったセシリアの願いはたった一つ。長年傍に仕えてくれていた人々を守る事だ。その願いは、一人の男の手によって叶えられた。
ただ、男が見返りに求めてきたものは、セシリアの想像をはるかに超えるものだった。
※同一世界観の関連作がありますが、これのみで読めます。本シリーズ初の長編作品です。
※ヒーローはスパダリ時々ポンコツです。口も悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる