この学園には図書委員がいない!

空飛ぶ桂川

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~PM 22:00~

~それぞれのお家~


~車道家の場合~

「ただいまー。」
「ちょっと、お兄ちゃん!帰り遅いんじゃないの!?」
「別にいいだろ。お前は俺の奥さんか。」
「はあ?妹なんですけど!なに?お兄ちゃんは妹をそういう目で見てるわけ?」
「そんなわけねーだろ。中学生のくせにそんなませたこと言ってんじゃねーよ。」
「なにその言い方!むかつくー!私、4月が誕生日だからもう15歳だもん!15歳は侍の世界じゃ大人だもん!」
「残念ながらここは侍の世界じゃないんだよ。子供は早く寝ろ。」

さっきから怒り散らかしているこの子は妹の〈車道 朝日(くるまみち あさひ)〉。思春期丸出しの15歳(裸眼)だ。
残念だけど、さっきまでお前より口の悪い女と口喧嘩を終えたばかりだから妹の可愛い悪口なんて全然響かん。
なんてことを思いながら部屋に戻る。
部屋のベッドに倒れこみ、そういえば中学時代は男友達しかいなかったから女の子と一緒に勉強したのもご飯に行ったのも初めてだな・・・と今日を振り返る。

初めては沢山のメガネ女子とが良かったなー・・・。


~鶴里家の場合~

「・・・・・よし・・・書こう・・・。」
セリフの意訳:図書館で勉強したいと咲音ちゃんを誘ったのは私なんだけど、あんなに沢山の本たちに囲まれるとどうしても小説が書きたくなって集中できなかったなー・・・よし!今から勉強するぞー!・・・まずは国語の課題から・・・えーっと・・・作者の気持ちになって・・・私が作者ならここでSF的な展開を入れるんだけどなー・・・そういえば琴子ちゃんは私の小説面白いって言ってくれたなー・・・琴子ちゃんにもっと面白いって言ってもらえる小説が書きたいなー・・・よし!小説を書こう!


~桜山家の場合~

私・・・高校入ってから初めて楓ちゃん以外の友達できたなー・・・。
琴子ちゃんも神沢君もいい人で良かったなー・・・あのメガネ狂いに関しては本当にいらないけど・・・そういえば、琴子ちゃんはあんな奴のどこがいいんだろ。
・・・まあ、確かに話しやすいし悪い奴ではないけど・・・いや、なんで私はあいつの良いところを探してるんだ!
あいつのどこがいいんだ!あの変態め!
・・・まあ、良いところがないわけじゃ・・・ないけど・・・。


~森下家の場合~

「わあーーーーーーーー!!なぜだーーーーーーーー!!なぜバレたーーーーーーーー!!えっ!?私そんなにわかりやすい!?えっ!?じゃあ、車道君にもバレてるのかな!?それはダメーーーーーーーー!!」
私は布団の上で悶えた。
・・・でも、もしバレてるならあんな感じで仲良く接してくれてるのって私・・・脈ありなのかな・・・でも咲音ちゃんとの方が・・・仲良さそうだし・・・あー!もう!!
「・・・好きだなー。」


~神沢家の場合~

「・・・・・しまった・・・・・3人の連絡先聞くの忘れた。」
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