この学園には図書委員がいない!

空飛ぶ桂川

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「別に1人でも十分できるのに3人もいらないんだけど・・・。」
「ほー・・・言ってくれるっすねー・・・。柴田的には車道君と2人でも良かったんっすよ?」
「は?元々は私とこいつのペアだったのにあんたがそこに入ってきたんでしょ!」

本日は柴田が図書委員になってから数日後の初めての担当の日である。
なぜか初っ端からこの2人は馬が合わないのかこんな感じでずっと仲違いをしている。
頼むから俺を挟んで喧嘩すんのはやめてくれ。

「桜山さんは独占欲が強いっすねー!そんなに車道君と2人きりが良かったっすか?」
「そ、そんなわけないでしょ!?」
「あら、照れちゃって・・・ちなみにお二人は付き合ってどんくらい経つんっすか?」
「ちょっと待て柴田!俺たちは付き合ってないぞ!?」
「へ?あら!付き合って無かったんっすか!ということは桜山さんの片思いってことっすね!」
「いや、それもお前の勘違いだぞ!桜山!お前からもなんか言ってやれよ!」
俺は桜山の方を見る。桜山は顔を赤らめて苦笑いをしながらそっぽを向いている。
お前はなぜ照れているんだ。俺まで勘違いするぞ。

「あらあら・・・図星っぽいっすね!」
「そ、そんなわけないでしょ!?誰がこんなどうしようもないやつ!!」
あのー・・・桜山さーん・・・傷つきますよー。
「そうっすか?私は良い人だと思うし、好きっすよ?」
あのー・・・柴田さーん・・・なに言ってるんですかー・・・?
「な、何言ってんのあんた!まあ、確かに良い奴ではあるけど・・・でも恋人にするような相手じゃないでしょ!?」
あのー・・・桜山さーん・・・俺がここにいるのわかってますかー?
「柴田的には男として全然ありっすよ?」

おいおいおいおい!なんだこの展開!
「ちょっと待て柴田!お前、本当に何言ってんだ!」
「そ、そうよ!こ、こんなところで言うことじゃないでしょ!だいたい転校してきたばかりの女子が言う言葉じゃないでしょ!」
「転校してきたばかりかどうかは関係ないと思うっすけどね・・・じゃあ、せっかくなので車道君にもし選ぶならどっちっていうのを聞いてみるってのはどうっすか?」
「・・・や、やってやろうじゃない!!・・・ねぇ、あんたは私かこいつ・・・どっちを選ぶの!?」
「いや・・・こういうのって・・・それこそ恋人とやるやつじゃないのか・・・?」
「・・・へ?・・・え・・・あ・・・」
桜山の顔がどんどん赤くなっていく。

「いや・・・あ・・・そ、その・・・」
「いや、まあ気にすんなよ。」
「・・・あんたが変なこと言うからこうなったんじゃない!!この、変態!!」
桜山の平手打ちが俺の頬にクリーンヒットした。
柴田が来てから厄日が続くなー・・・。
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