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どんどん肌寒くなっていく秋のグラウンド・・・
体操服を来た生徒達が子供みたいにはしゃいでいる。
「こんな寒いのに体育祭なんてバカげてんなー・・・。」
「コーちゃんは苦手そうだよね・・・こういう行事って・・・」
そう言いながら神沢が笑う。
今日は体育祭。
運動が得意な奴らとそうでない奴らの温度差が1番でる日である。
言わなくても察していると思うが、俺は後者だ。
こういう行事で活躍してスターになれるわけも無いので俺はおそらく1番邪魔にならないであろう借りもの競争にだけエントリーをしている。あとはずっと暇な時間だ。
神沢は学力に加えて運動能力も高いらしく、いくつかの競技にエントリーしている。
そして競技が無い時間にはこうやって俺にちょっかいを出しにくるのであった。
まあ、退屈せずに済むからありがたいのだけれども・・・。
「あ、次は男女混合リレーか!行かなきゃ!」
「お前・・・これで参加してるのいくつめだよ・・・。」
「せっかくの学校行事なんだから楽しまなきゃ!コーちゃんもこのあとの借りもの競争頑張ってね!」
「はいよ・・・。」
俺は適当な返事をしつつリレーを観戦しはじめた。
各クラスの代表者達が何度かバトンをまわし、アンカーの生徒が準備をはじめる。
俺たちのクラスは神沢・・・その隣に見覚えのある生徒の姿が・・・。
「桜山だ・・・あいつも代表者なのか・・・。」
桜山は1番最初にバトンを受けとり走り出す。
・・・速い。・・・すげー速い。
アンカーのほとんどが男子の中、1位のままぐんぐん引き離していきゴールテープを切る。
・・・すげー・・・。
思わず見惚れてしまった。
桜山のクラスがダントツ1位という結果で男女混合リレーが終わり、代表者達が戻ってくる。
「いやー・・・桜山さんがあんなに速いとは思わなかったよ・・・。」
「咲音ちゃん凄かったねー!私、見惚れちゃったもん!」
まさか、敵チームである俺と森下の2人が桜山に見惚れていたことを本人は気づいてないんだろうな・・・。
なんてことを思っていると、次の競技である借りもの競争の時間になった。
俺は久しぶりに動くため、軽く準備運動をしてスタート位置につく。
借りもの競争は1クラスに3人ずつ・・・俺のクラスは俺と森下と柴田だ。
スタート位置につくと銃声とともに皆が一斉に走り出す。
そしてグラウンドの真ん中に散らばっている紙を開く。
『メガネ』
・・・なんだこの俺の為に用意されたみたいなお題は!?
よし!鶴里はどこだ!?
と辺りを見渡そうと顔をあげるともの凄い勢いで森下と柴田が俺に向かって走ってくるのが目に入った。
「邪魔しないでもらえるっすかね!?私の借りものは『自分の好きなもの』なんっすよ!」
「なんでよりにもよって柴田さんが私と同じやつをひくのかな?柴田さんには絶対譲らないから!」
・・・仲間割れに俺を巻き込むなよ!
あまりの2人の気迫に恐怖し、思わず俺は逃げ回った。
結果、借りもの競争はビリだった。
体操服を来た生徒達が子供みたいにはしゃいでいる。
「こんな寒いのに体育祭なんてバカげてんなー・・・。」
「コーちゃんは苦手そうだよね・・・こういう行事って・・・」
そう言いながら神沢が笑う。
今日は体育祭。
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言わなくても察していると思うが、俺は後者だ。
こういう行事で活躍してスターになれるわけも無いので俺はおそらく1番邪魔にならないであろう借りもの競争にだけエントリーをしている。あとはずっと暇な時間だ。
神沢は学力に加えて運動能力も高いらしく、いくつかの競技にエントリーしている。
そして競技が無い時間にはこうやって俺にちょっかいを出しにくるのであった。
まあ、退屈せずに済むからありがたいのだけれども・・・。
「あ、次は男女混合リレーか!行かなきゃ!」
「お前・・・これで参加してるのいくつめだよ・・・。」
「せっかくの学校行事なんだから楽しまなきゃ!コーちゃんもこのあとの借りもの競争頑張ってね!」
「はいよ・・・。」
俺は適当な返事をしつつリレーを観戦しはじめた。
各クラスの代表者達が何度かバトンをまわし、アンカーの生徒が準備をはじめる。
俺たちのクラスは神沢・・・その隣に見覚えのある生徒の姿が・・・。
「桜山だ・・・あいつも代表者なのか・・・。」
桜山は1番最初にバトンを受けとり走り出す。
・・・速い。・・・すげー速い。
アンカーのほとんどが男子の中、1位のままぐんぐん引き離していきゴールテープを切る。
・・・すげー・・・。
思わず見惚れてしまった。
桜山のクラスがダントツ1位という結果で男女混合リレーが終わり、代表者達が戻ってくる。
「いやー・・・桜山さんがあんなに速いとは思わなかったよ・・・。」
「咲音ちゃん凄かったねー!私、見惚れちゃったもん!」
まさか、敵チームである俺と森下の2人が桜山に見惚れていたことを本人は気づいてないんだろうな・・・。
なんてことを思っていると、次の競技である借りもの競争の時間になった。
俺は久しぶりに動くため、軽く準備運動をしてスタート位置につく。
借りもの競争は1クラスに3人ずつ・・・俺のクラスは俺と森下と柴田だ。
スタート位置につくと銃声とともに皆が一斉に走り出す。
そしてグラウンドの真ん中に散らばっている紙を開く。
『メガネ』
・・・なんだこの俺の為に用意されたみたいなお題は!?
よし!鶴里はどこだ!?
と辺りを見渡そうと顔をあげるともの凄い勢いで森下と柴田が俺に向かって走ってくるのが目に入った。
「邪魔しないでもらえるっすかね!?私の借りものは『自分の好きなもの』なんっすよ!」
「なんでよりにもよって柴田さんが私と同じやつをひくのかな?柴田さんには絶対譲らないから!」
・・・仲間割れに俺を巻き込むなよ!
あまりの2人の気迫に恐怖し、思わず俺は逃げ回った。
結果、借りもの競争はビリだった。
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