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体育祭が終わって数日が経ったある朝。
教室に入り周りを見渡すといつも後ろの席から見ている景色と少し違う。
「・・・森下、今日休みなのか・・・。」
とつぶやくと神沢が振り返った。
「森下さんは風邪でお休みらしいよー!なに?コーちゃんは森下さんが休んだのがそんなに気になるの?」
「そんなんじゃねーけど、珍しいな・・・と思って。」
「まあ、森下さんも人間だからねー・・・体調崩す時くらいあるさ!さて、今日は全校集会があるから講堂行くよー!」
この学校では週に1回、全校集会がある。
全校集会とは言っても毎週講堂に呼び出され、校長がなにかしら話して終わるような会だ。
全校生徒が講堂に集まると校長の長話がはじまり、そして終わる。
もう集会も終わるかな・・・なんてことを考えていると、今度は1人の女生徒が壇上に上がり話しはじめた。
・・・ん?・・・壇上の女生徒・・・メガネをかけてはいないか!?
そしてやたらお嬢様っぽくて美人だ・・・。
「おい・・・神沢・・・あの美人なメガネ女子は何者だ・・・。」
「いや、コーちゃんも何回も見たことあるはずでしょ!?生徒会長の相生山 美緒(あいおいやま みお)先輩だよ!」
「あれ?ここの生徒会長ってメガネかけてたっけ?」
「たまにかけるみたいだよ?俺は議会とかでよく会うからさ!」
・・・なるほど。
美人メガネ女子だとわかったらなんかちゃんと話を聞かなければダメなんじゃないかと思い、俺は耳を美人メガネ女・・・いや、生徒会長の方に傾ける。
途中からだからよくわからないが、どうやら本日なにかしらのアンケートを書かなければいけないらしい。
それにしても上品な喋り方をする人だなー・・・最近、上品のかけらもない奴とばっかり喋ってたからなー・・・。
近くで柴田がくしゃみをした。
その日の放課後。
今日俺たちが書いたアンケートを森下にも書いてもらって明日の朝に提出してもらいたいらしく、何故か俺が家まで届けることになった。
さすがに男1人で女子の家に行くわけには・・・と思い、桜山に同行してもらうことになった。
「そ、それにしても・・・な、なんで私なのよ!?」
「鶴里は部活で神沢はアンケートのやつで学級委員の仕事があるらしいんだよ・・・まあ、俺もお前といるのが1番気を使わなくていいしさ。」
「な、なによそれ!別に嬉しくなんかないし!」
「喜ばせてるつもりがねーよ。お前は相変わらずだなー・・・和菓子屋の娘としてもっと上品さを持てよ・・・それこそ生徒会長みたいに!」
「生徒会長は上品すぎるわよ!見た目も中身も完璧そうだもん!なんかひとつでも弱点くらいあってほしいわよ!性格めっちゃ悪いとか!」
「それを考えてるお前が性格めっちゃ悪いじゃねーかよ!」
「じゃあ、実はものすごく貧乏とか!」
「あんなお嬢様っぽい上品な人が貧乏なんて・・・そんな漫画みたいな話あるかよ。」
「ただいまー!」
聞いたことのある気がする声に反応してその方向を見る。
信じられないくらいボロいアパートの1室に生徒会長の相生山 美緒が入っていくのが見えた。
部屋に入る瞬間になんだか目が合った気がした。
そんなことより、漫画みたいな話はあった。
事実は小説より奇なり・・・だな。
教室に入り周りを見渡すといつも後ろの席から見ている景色と少し違う。
「・・・森下、今日休みなのか・・・。」
とつぶやくと神沢が振り返った。
「森下さんは風邪でお休みらしいよー!なに?コーちゃんは森下さんが休んだのがそんなに気になるの?」
「そんなんじゃねーけど、珍しいな・・・と思って。」
「まあ、森下さんも人間だからねー・・・体調崩す時くらいあるさ!さて、今日は全校集会があるから講堂行くよー!」
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全校集会とは言っても毎週講堂に呼び出され、校長がなにかしら話して終わるような会だ。
全校生徒が講堂に集まると校長の長話がはじまり、そして終わる。
もう集会も終わるかな・・・なんてことを考えていると、今度は1人の女生徒が壇上に上がり話しはじめた。
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「おい・・・神沢・・・あの美人なメガネ女子は何者だ・・・。」
「いや、コーちゃんも何回も見たことあるはずでしょ!?生徒会長の相生山 美緒(あいおいやま みお)先輩だよ!」
「あれ?ここの生徒会長ってメガネかけてたっけ?」
「たまにかけるみたいだよ?俺は議会とかでよく会うからさ!」
・・・なるほど。
美人メガネ女子だとわかったらなんかちゃんと話を聞かなければダメなんじゃないかと思い、俺は耳を美人メガネ女・・・いや、生徒会長の方に傾ける。
途中からだからよくわからないが、どうやら本日なにかしらのアンケートを書かなければいけないらしい。
それにしても上品な喋り方をする人だなー・・・最近、上品のかけらもない奴とばっかり喋ってたからなー・・・。
近くで柴田がくしゃみをした。
その日の放課後。
今日俺たちが書いたアンケートを森下にも書いてもらって明日の朝に提出してもらいたいらしく、何故か俺が家まで届けることになった。
さすがに男1人で女子の家に行くわけには・・・と思い、桜山に同行してもらうことになった。
「そ、それにしても・・・な、なんで私なのよ!?」
「鶴里は部活で神沢はアンケートのやつで学級委員の仕事があるらしいんだよ・・・まあ、俺もお前といるのが1番気を使わなくていいしさ。」
「な、なによそれ!別に嬉しくなんかないし!」
「喜ばせてるつもりがねーよ。お前は相変わらずだなー・・・和菓子屋の娘としてもっと上品さを持てよ・・・それこそ生徒会長みたいに!」
「生徒会長は上品すぎるわよ!見た目も中身も完璧そうだもん!なんかひとつでも弱点くらいあってほしいわよ!性格めっちゃ悪いとか!」
「それを考えてるお前が性格めっちゃ悪いじゃねーかよ!」
「じゃあ、実はものすごく貧乏とか!」
「あんなお嬢様っぽい上品な人が貧乏なんて・・・そんな漫画みたいな話あるかよ。」
「ただいまー!」
聞いたことのある気がする声に反応してその方向を見る。
信じられないくらいボロいアパートの1室に生徒会長の相生山 美緒が入っていくのが見えた。
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