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車道的、前回のあらすじ。
歩いていたらボロいアパートがあった。
お嬢様が入っていった。
以上!
「え・・・っと・・・これは・・・」
「よし!桜山!見なかったことにしよう!」
「そ、そうね!じゃ、じゃあ行きましょ!」
俺たちは早足で歩き出す。
「見~た~な~・・・。」
俺たちは襟元を掴まれ歩くのを止められる。
振り返ると生徒会長がものすごい形相で俺たちを捕まえていた。
「・・・・・お願いします!どうか・・・このことは周りの人には言わないでください!」
生徒会長が深く頭を下げる。
俺たちはあの後何故か生徒会長の家に連行され、そしてこの状況である。
「いや、大丈夫ですから!誰にも言わないですから頭を上げてください!」
「ほ、本当に・・・?」
「本当です!約束します!」
「よ、良かったー・・・」
生徒会長が安堵の顔を見せる。
「っていうか、何で知られたくないんですか?」
俺はなんとなく気になったので聞いてみた。
「だって・・・・・だって私は普通にしてるつもりだったのに皆がそれを見て私のことお嬢様だって思ってるんだもん!!」
あー・・・なるほど・・・確かに俺も思ってたしな・・・。
「そういうイメージ持たれちゃったらそれに応えないとなんか・・・幻滅されちゃいそうで・・・」
「なるほどねー・・・でもそれは違うんじゃないですかね。」
「えっ?」
「いや、皆が先輩のことを慕ったり尊敬したりしてるのは先輩が生徒会長だからとかお嬢様だからとかじゃなくて、先輩が頑張ってる姿を見てるからじゃないですかね・・・。」
「・・・。」
「そりゃ幻滅する人もいるかもしれないですけど、貧乏だろうがお嬢様だろうが先輩が素敵な人だってことには変わりないんじゃないかと俺は思いますけどね・・・。」
「・・・あ、ありがとうございます・・・その言葉は・・・嬉しいです。」
なんか柄にもないことを言ってしまったので急に恥ずかしくなってきた。
「じゃ、じゃあ・・・用があるのでこれで失礼します。約束なので誰にも言いませんから安心してください。」
「じゃあ私も失礼します!私も約束は守りますし、こいつが破りそうになったら怒るので大丈夫です!」
「あ、あの・・・お二人の名前を教えてもらってもいいかしら・・・?」
「あ、そうですよね!自己紹介遅れてすいません!桜山 咲音です!」
「車道行介です。そんじゃ、また学校で!」
俺たちは玄関まで見送ってもらい、森下の家に向かった。
そして、森下にアンケートを渡して帰り道を歩いていた。
「あんた・・・本当に言わなかったわね・・・。」
「約束だからなー・・・そもそもそんなすぐに破るわけないだろ。あと、お前も言わなかっただろうよ。」
「わ、私は・・・約束とか守れるタイプだから!」
「じゃあ、俺もそのタイプなんだろうよ。まあ、別に言ったところで得はしないしな・・・。」
「あんた・・・やっぱりたまに良いところあるわよね・・・。」
「たまにの部分が余計だ!」
「あ、あと・・・生徒会長に檄を飛ばしてたときは・・・ちょっとカッコよかったかも・・・。」
「や、やめろよ!!急にらしくないこと言うなよ!!こえーな!!」
「べ、別にたまにはほめてやろうと思っただけだし!!あと、ちょっとだけだから!!」
「恥ずかしがるなら慣れてないことすんなよ!」
「恥ずかしがってないし!」
こういうやりとりも久々だな・・・と思いながら駅まで2人で歩いた。
歩いていたらボロいアパートがあった。
お嬢様が入っていった。
以上!
「え・・・っと・・・これは・・・」
「よし!桜山!見なかったことにしよう!」
「そ、そうね!じゃ、じゃあ行きましょ!」
俺たちは早足で歩き出す。
「見~た~な~・・・。」
俺たちは襟元を掴まれ歩くのを止められる。
振り返ると生徒会長がものすごい形相で俺たちを捕まえていた。
「・・・・・お願いします!どうか・・・このことは周りの人には言わないでください!」
生徒会長が深く頭を下げる。
俺たちはあの後何故か生徒会長の家に連行され、そしてこの状況である。
「いや、大丈夫ですから!誰にも言わないですから頭を上げてください!」
「ほ、本当に・・・?」
「本当です!約束します!」
「よ、良かったー・・・」
生徒会長が安堵の顔を見せる。
「っていうか、何で知られたくないんですか?」
俺はなんとなく気になったので聞いてみた。
「だって・・・・・だって私は普通にしてるつもりだったのに皆がそれを見て私のことお嬢様だって思ってるんだもん!!」
あー・・・なるほど・・・確かに俺も思ってたしな・・・。
「そういうイメージ持たれちゃったらそれに応えないとなんか・・・幻滅されちゃいそうで・・・」
「なるほどねー・・・でもそれは違うんじゃないですかね。」
「えっ?」
「いや、皆が先輩のことを慕ったり尊敬したりしてるのは先輩が生徒会長だからとかお嬢様だからとかじゃなくて、先輩が頑張ってる姿を見てるからじゃないですかね・・・。」
「・・・。」
「そりゃ幻滅する人もいるかもしれないですけど、貧乏だろうがお嬢様だろうが先輩が素敵な人だってことには変わりないんじゃないかと俺は思いますけどね・・・。」
「・・・あ、ありがとうございます・・・その言葉は・・・嬉しいです。」
なんか柄にもないことを言ってしまったので急に恥ずかしくなってきた。
「じゃ、じゃあ・・・用があるのでこれで失礼します。約束なので誰にも言いませんから安心してください。」
「じゃあ私も失礼します!私も約束は守りますし、こいつが破りそうになったら怒るので大丈夫です!」
「あ、あの・・・お二人の名前を教えてもらってもいいかしら・・・?」
「あ、そうですよね!自己紹介遅れてすいません!桜山 咲音です!」
「車道行介です。そんじゃ、また学校で!」
俺たちは玄関まで見送ってもらい、森下の家に向かった。
そして、森下にアンケートを渡して帰り道を歩いていた。
「あんた・・・本当に言わなかったわね・・・。」
「約束だからなー・・・そもそもそんなすぐに破るわけないだろ。あと、お前も言わなかっただろうよ。」
「わ、私は・・・約束とか守れるタイプだから!」
「じゃあ、俺もそのタイプなんだろうよ。まあ、別に言ったところで得はしないしな・・・。」
「あんた・・・やっぱりたまに良いところあるわよね・・・。」
「たまにの部分が余計だ!」
「あ、あと・・・生徒会長に檄を飛ばしてたときは・・・ちょっとカッコよかったかも・・・。」
「や、やめろよ!!急にらしくないこと言うなよ!!こえーな!!」
「べ、別にたまにはほめてやろうと思っただけだし!!あと、ちょっとだけだから!!」
「恥ずかしがるなら慣れてないことすんなよ!」
「恥ずかしがってないし!」
こういうやりとりも久々だな・・・と思いながら駅まで2人で歩いた。
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