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明日からは冬休みだ。
講堂では生徒会長の相生山先輩が挨拶をしている。
今日もメガネが似合っている。素晴らしい。
終業式も終わり、下校時間になる。
とはいっても図書委員達は二学期の終わりに図書室を大掃除するという謎の風習があるせいで帰ることもできず居残りで掃除をさせられていた。
「埃っぽいなー・・・こんなの教師達がやれば良くないか?」
「いつも使わせてもらってるんだから文句言わずにやりなさいよ!」
「いつも図書委員であることをいいことに本を読み漁ってるのはお前だけだろ。」
「前にも言ったけどここの本はほとんど読んだことあって覚えてるの!だからいつも読んでるのは私の私物!」
じゃあ桜山は何冊の本を持ってるんだろう・・・毎回違う本を読んでる気がするけども・・・。
「車道く~ん?ハタキをかけたいのにあそこに手が届かないっす~?柴田的には車道君に肩車してほしいっす~?」
柴田が甘い声で俺に声をかける。
「何を変な性癖だしてくれてんのよ!こんなの背伸びすれば届くでしょ!」
桜山が柴田からハタキをとりあげ背伸びをして柴田の代わりに掃除をする。
柴田が舌打ちをする。こいつは本当に懲りないなー・・・。
「別に桜山さんにやってもらわなくても良かったんっすけどねー。だいたいなんで桜山さんはそうやって私の恋路をいつも邪魔するんっすか?」
「邪魔なんてしてないわよ!でも強いて言うならあんたの恋が成就するのが嫌だからって言っておくわ!」
「本当素直じゃないっすねー!さっさと車道君が好きって言ったらどうっすか?」
「な、なんでそうなるのよ!!そ、そんなわけないでしょ!?」
「あら!顔赤くしちゃって可愛いっすねー!・・・あれ?なんで車道君も顔赤くなってるんっすか?・・・これは・・・両想いの臭いがするっす!」
「いや、そんな会話聞いたら誰だって照れるだろうが!」
「そ、そうよ!本当なんなの!もう!」
「ムキになると余計そう見えるっすよー!!」
と言いながら柴田は図書室の奥に逃げていった。
「・・・まったく・・・なんなのよあいつは・・・。」
「まあ、気にすんなよ。」
「気にするわけないでしょ!?私はあんたのことなんとも思ってないんだから!!」
「いや、そんなに怒らなくてもいいだろ!」
「あー!!もう!!あいつのせいでなんかいつも通りにできないじゃない!こうなったら・・・えいっ!」
と言いながら桜山は何故か俺の頭にチョップをする。
「ってーな!何してんだよお前!」
「・・・よし!これでいつも通りの感じだ!」
「こんなもんがいつも通りとかバイオレンス過ぎるだろ!」
「可愛い女の子捕まえてバイオレンスとか言わないでよね!」
「可愛いかどうかはバイオレンスとは関係ねーだろ!」
「相変わらず細かいわねー・・・ほら!掃除続けるわよ!」
と言いながら桜山が図書室の奥に去っていく。
確かにこっちの方が俺達らしいな・・・あと俺の恋はなかなか成就しなさそうだな・・・と思いながら俺はそのあとを追いかけた。
講堂では生徒会長の相生山先輩が挨拶をしている。
今日もメガネが似合っている。素晴らしい。
終業式も終わり、下校時間になる。
とはいっても図書委員達は二学期の終わりに図書室を大掃除するという謎の風習があるせいで帰ることもできず居残りで掃除をさせられていた。
「埃っぽいなー・・・こんなの教師達がやれば良くないか?」
「いつも使わせてもらってるんだから文句言わずにやりなさいよ!」
「いつも図書委員であることをいいことに本を読み漁ってるのはお前だけだろ。」
「前にも言ったけどここの本はほとんど読んだことあって覚えてるの!だからいつも読んでるのは私の私物!」
じゃあ桜山は何冊の本を持ってるんだろう・・・毎回違う本を読んでる気がするけども・・・。
「車道く~ん?ハタキをかけたいのにあそこに手が届かないっす~?柴田的には車道君に肩車してほしいっす~?」
柴田が甘い声で俺に声をかける。
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桜山が柴田からハタキをとりあげ背伸びをして柴田の代わりに掃除をする。
柴田が舌打ちをする。こいつは本当に懲りないなー・・・。
「別に桜山さんにやってもらわなくても良かったんっすけどねー。だいたいなんで桜山さんはそうやって私の恋路をいつも邪魔するんっすか?」
「邪魔なんてしてないわよ!でも強いて言うならあんたの恋が成就するのが嫌だからって言っておくわ!」
「本当素直じゃないっすねー!さっさと車道君が好きって言ったらどうっすか?」
「な、なんでそうなるのよ!!そ、そんなわけないでしょ!?」
「あら!顔赤くしちゃって可愛いっすねー!・・・あれ?なんで車道君も顔赤くなってるんっすか?・・・これは・・・両想いの臭いがするっす!」
「いや、そんな会話聞いたら誰だって照れるだろうが!」
「そ、そうよ!本当なんなの!もう!」
「ムキになると余計そう見えるっすよー!!」
と言いながら柴田は図書室の奥に逃げていった。
「・・・まったく・・・なんなのよあいつは・・・。」
「まあ、気にすんなよ。」
「気にするわけないでしょ!?私はあんたのことなんとも思ってないんだから!!」
「いや、そんなに怒らなくてもいいだろ!」
「あー!!もう!!あいつのせいでなんかいつも通りにできないじゃない!こうなったら・・・えいっ!」
と言いながら桜山は何故か俺の頭にチョップをする。
「ってーな!何してんだよお前!」
「・・・よし!これでいつも通りの感じだ!」
「こんなもんがいつも通りとかバイオレンス過ぎるだろ!」
「可愛い女の子捕まえてバイオレンスとか言わないでよね!」
「可愛いかどうかはバイオレンスとは関係ねーだろ!」
「相変わらず細かいわねー・・・ほら!掃除続けるわよ!」
と言いながら桜山が図書室の奥に去っていく。
確かにこっちの方が俺達らしいな・・・あと俺の恋はなかなか成就しなさそうだな・・・と思いながら俺はそのあとを追いかけた。
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