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第一幕:突然の婚約破棄と、運命の出会い
08、カストラート歌手と結ばれる方法
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音楽室の扉がゆっくりとひらく。
侍女に案内されて現れたのは、淡い光を放つかのような純白の聖歌隊服に身を包んだアルカンジェロだった。首元まで折り目正しく白いスカーフで覆っている。
鍵盤楽器の前に座ったまま、私は彼の優雅な佇まいを見つめていた。
彼は長い脚をゆったりと動かして私へ近づき、紳士らしく礼をした。
「リラお嬢様、私を推薦していただきありがとうございます」
「お顔をあげてください、シニョール・ディベッラ」
「敬称など不要です。私のことは気安くアルとお呼びください」
彼の言葉に、私の心は再び十年前へとさらわれた。七歳の私はお母様に連れられて、王宮の茶会に参加している。だが大人たちの会話が理解できず、飽きてしまった。お皿にクッキーを積み上げて遊び始めた私を、侍女のマリアが中庭へ誘い出した。二人で中庭を散歩していたとき出会ったアルベルト殿下は言ったのだ、「僕のことはアルって呼んで」と。
「アル、事件の話をする前に鍵盤楽器を聞いてもらってもいいかしら?」
クリス兄様が騎士団長の息子として音楽監督に宛てた手紙には、王子毒殺事件解決のために彼をよこして欲しい旨がぼかして書かれていた。万一誰かに見られても悟られないように、手帳の内容について話したいとだけ記したのだ。
手帳と聞けばアルカンジェロはピンときただろう。彼は十年前の事件について私と話すつもりで来てくれたはず。私だってそのために彼を呼んでもらったのだ。
それなのに彼を目の前にした途端、過去の悲しい事件について話すより、彼と音楽でつながりたいと願ってしまった。ほんのひととき、美しい夢を見ていたい。
私の希望に、アルカンジェロはふわりと貴公子の微笑を浮かべた。貧しい家庭の出身とはとても思えない。
「もちろんです。音楽教師はそのためにいるのですから」
冗談めかして答え、楽譜の入った革製の紙入れを椅子に置いた。
「まずは調律を確認させていただきますね」
彼の長い指が木の鍵盤をすべって音階を奏で、それからいくつか和音を弾いた。
「ふむ。中全音律で調音されていますか?」
「えっと――」
私は答えに窮した。チョッチョの前に教わっていた女性の先生から習った方法で、いつも習慣的にチューニングしている。音律の名称を思い出そうと記憶をたどっていると、
「大丈夫ですよ」
アルカンジェロがすぐに声をかけてくれた。
「今日はどんな曲を弾きますか?」
私はチェンバロの上に積んであった楽譜をひらいて、最近弾いているソナタを彼に見せた。
アルカンジェロは楽譜をめくりながら、
「ニ長調のソナタですね。結構転調が多いな……」
などとつぶやいている。
「曲によって音律を使い分けるの?」
私の問いに、
「そうですね。曲が書かれた年代によって、作曲家がイメージしている音律が異なります。最近の曲ですと、転調が多くて和声進行も複雑ですから、多くの調に対応できる音律が望ましいのです」
アルカンジェロはすらすらと答えた。新しい知識を学べることに、私は高揚感を味わっていた。
これよ、これ! こういうワクワクするレッスンを求めていたのよ!
彼の真剣な横顔には、プロフェッショナルな芸術家や職人が醸し出す厳粛さや崇高さが漂っている。
「今回お嬢様はソロで弾かれるので、音律選択の幅が広いのです。アンサンブルだと、どうしても相手の楽器によって制限が出てきますから」
「たとえば?」
「パイプオルガンのように容易には音律を変えられない楽器もありますし、リュートやガンバ属などフレットのある楽器は、調律できる音律に制限がありますね」
フレットによって弦を押さえる位置が決まっているためだろう。
アルカンジェロは左手で和音を弾きながら、右手に握った調律鍵で音高を微調整してゆく。私に向けられるときは甘いチョコレートブラウンのまなざしが、真剣に響きを聞き分けている今は、トパーズのように鋭利な光を放っていた。彼が音楽と真摯に向き合い、楽器を大切にしているのが伝わってくる。
「さあ、できました! お待たせしてしまいましたね」
端正な横顔に見とれているうちに、彼は調律を終え、椅子から立ち上がった。
彼に代わってチェンバロの椅子に腰を下ろすと、座面に彼の体温が残っていて、私の鼓動は速くなった。
私は心を落ち着けようと、壁際で待機している若い侍女を視界に入れる。ひとつ深呼吸をして、いつものソナタを弾き始めた。
弾き始めてすぐに、私は音色の違いに気が付いた。昨日までは、めくるめく色彩の万華鏡に飛び込んだみたいにまとまりがなかったのに、今はすっきりと整っている。鍵盤のタッチもそろっているので、トリルも綺麗に弾けた。
彼が丁寧に調律してくれたおかげで、音が澄んでいるのだ。一方で減七の和音など不協和音の迫力は増して、和声の色合いがはっきりとしている。まるで曲そのものの彩度が上がったみたいで、私の胸は喜びに高鳴った。
すごい。アルカンジェロが調律してくれた楽器で弾くと、音楽が生き生きとするわ!
アルカンジェロは誰かさんと違って、生徒の演奏中に手鏡をのぞいたりはしない。隣でしっかりと音楽に耳を傾け、楽譜に目を走らせ、譜めくりをしてくれる。
何年もチョッチョに教わっているうちに、彼のやる気のないレッスンにすっかり慣らされてしまったが、本来、音楽の指導とは程よい緊張感に満ちているものだ。チョッチョの前に習っていた女性の先生を思い出す。
やわらかいコントラルトの声を持つマエストラはふくよかな若い女性で、まだ少女だった私にとって、お気に入りのお姉さんだった。当時、彼女自身もまだ修行中の身で、正歌劇で主役を務める男性ソプラノ歌手の弟子だった。
『私と彼、本当は恋人同士なの』
彼女は頬を染めて、幼い私に秘密を明かしてくれた。
『でも――』
彼女の恋するまなざしが悲嘆にくれる。
『私たちが一緒に暮らすことはできないのよ』
愛し合っているのにどうして? 首をかしげた私に、彼女は沈んだ声で説明してくれた。
『そんな恐ろしいことをしたら破門されてしまうわ』
高い声で歌える男の人たちは教会にいっぱいいるのに、教会から怒られちゃうの? 当時の私には意味が分からなかった。
だって彼らの声をもっとも必要としているのは教会だから。聖書には「女は教会にて黙すべし」と記されているため、女性歌手が歌うことは許されない。
しかし三百年ほど前から典礼音楽はますます豊かになって、作曲家たちは多声音楽を書くようになった。当初は少年たちがソプラノパートを歌い、ファルセッティストと呼ばれる裏声を駆使する男性歌手がアルトパートを担ったそうだ。
だが百年ほど前の大教主様がカストラートの妙なる歌声に感動してから、聖歌隊のソプラノパートは少しずつ彼らへと置き換わっていった。
優しくて熱心だった女性歌手の先生は、彼女の愛する師匠と共に、教会の禁制が及ばないブリタンニア王国へ旅立った。愛を尊ぶ教会がなぜ彼らを引き裂くのか分からない私にも、彼女が祖国を捨てて愛を選んだことは理解できた。
結果、当時から母のお気に入りだったチョッチョが私の音楽教師も兼任するようになったのだが。
私が一楽章を弾き終わると、
「お嬢様は指が長くて綺麗でいらっしゃるから、楽器の演奏に向いていますね」
アルカンジェロが嬉しいことを言ってくれた。
「歌よりチェンバロのほうが合うかしら?」
私の問いに彼は、楽譜を最初のページまで戻しながら答えた。
「いいえ。お声も澄んでいらっしゃるので歌もよいでしょう。次回は声楽も見ましょう」
次回という言葉を耳にした途端、胸に針がささったようにちくりと痛んだ。
「アルは――」
私は胸に立ち込めていた暗雲を言葉にして吐き出した。
「ブリタンニア王国へ行ってしまうの?」
侍女に案内されて現れたのは、淡い光を放つかのような純白の聖歌隊服に身を包んだアルカンジェロだった。首元まで折り目正しく白いスカーフで覆っている。
鍵盤楽器の前に座ったまま、私は彼の優雅な佇まいを見つめていた。
彼は長い脚をゆったりと動かして私へ近づき、紳士らしく礼をした。
「リラお嬢様、私を推薦していただきありがとうございます」
「お顔をあげてください、シニョール・ディベッラ」
「敬称など不要です。私のことは気安くアルとお呼びください」
彼の言葉に、私の心は再び十年前へとさらわれた。七歳の私はお母様に連れられて、王宮の茶会に参加している。だが大人たちの会話が理解できず、飽きてしまった。お皿にクッキーを積み上げて遊び始めた私を、侍女のマリアが中庭へ誘い出した。二人で中庭を散歩していたとき出会ったアルベルト殿下は言ったのだ、「僕のことはアルって呼んで」と。
「アル、事件の話をする前に鍵盤楽器を聞いてもらってもいいかしら?」
クリス兄様が騎士団長の息子として音楽監督に宛てた手紙には、王子毒殺事件解決のために彼をよこして欲しい旨がぼかして書かれていた。万一誰かに見られても悟られないように、手帳の内容について話したいとだけ記したのだ。
手帳と聞けばアルカンジェロはピンときただろう。彼は十年前の事件について私と話すつもりで来てくれたはず。私だってそのために彼を呼んでもらったのだ。
それなのに彼を目の前にした途端、過去の悲しい事件について話すより、彼と音楽でつながりたいと願ってしまった。ほんのひととき、美しい夢を見ていたい。
私の希望に、アルカンジェロはふわりと貴公子の微笑を浮かべた。貧しい家庭の出身とはとても思えない。
「もちろんです。音楽教師はそのためにいるのですから」
冗談めかして答え、楽譜の入った革製の紙入れを椅子に置いた。
「まずは調律を確認させていただきますね」
彼の長い指が木の鍵盤をすべって音階を奏で、それからいくつか和音を弾いた。
「ふむ。中全音律で調音されていますか?」
「えっと――」
私は答えに窮した。チョッチョの前に教わっていた女性の先生から習った方法で、いつも習慣的にチューニングしている。音律の名称を思い出そうと記憶をたどっていると、
「大丈夫ですよ」
アルカンジェロがすぐに声をかけてくれた。
「今日はどんな曲を弾きますか?」
私はチェンバロの上に積んであった楽譜をひらいて、最近弾いているソナタを彼に見せた。
アルカンジェロは楽譜をめくりながら、
「ニ長調のソナタですね。結構転調が多いな……」
などとつぶやいている。
「曲によって音律を使い分けるの?」
私の問いに、
「そうですね。曲が書かれた年代によって、作曲家がイメージしている音律が異なります。最近の曲ですと、転調が多くて和声進行も複雑ですから、多くの調に対応できる音律が望ましいのです」
アルカンジェロはすらすらと答えた。新しい知識を学べることに、私は高揚感を味わっていた。
これよ、これ! こういうワクワクするレッスンを求めていたのよ!
彼の真剣な横顔には、プロフェッショナルな芸術家や職人が醸し出す厳粛さや崇高さが漂っている。
「今回お嬢様はソロで弾かれるので、音律選択の幅が広いのです。アンサンブルだと、どうしても相手の楽器によって制限が出てきますから」
「たとえば?」
「パイプオルガンのように容易には音律を変えられない楽器もありますし、リュートやガンバ属などフレットのある楽器は、調律できる音律に制限がありますね」
フレットによって弦を押さえる位置が決まっているためだろう。
アルカンジェロは左手で和音を弾きながら、右手に握った調律鍵で音高を微調整してゆく。私に向けられるときは甘いチョコレートブラウンのまなざしが、真剣に響きを聞き分けている今は、トパーズのように鋭利な光を放っていた。彼が音楽と真摯に向き合い、楽器を大切にしているのが伝わってくる。
「さあ、できました! お待たせしてしまいましたね」
端正な横顔に見とれているうちに、彼は調律を終え、椅子から立ち上がった。
彼に代わってチェンバロの椅子に腰を下ろすと、座面に彼の体温が残っていて、私の鼓動は速くなった。
私は心を落ち着けようと、壁際で待機している若い侍女を視界に入れる。ひとつ深呼吸をして、いつものソナタを弾き始めた。
弾き始めてすぐに、私は音色の違いに気が付いた。昨日までは、めくるめく色彩の万華鏡に飛び込んだみたいにまとまりがなかったのに、今はすっきりと整っている。鍵盤のタッチもそろっているので、トリルも綺麗に弾けた。
彼が丁寧に調律してくれたおかげで、音が澄んでいるのだ。一方で減七の和音など不協和音の迫力は増して、和声の色合いがはっきりとしている。まるで曲そのものの彩度が上がったみたいで、私の胸は喜びに高鳴った。
すごい。アルカンジェロが調律してくれた楽器で弾くと、音楽が生き生きとするわ!
アルカンジェロは誰かさんと違って、生徒の演奏中に手鏡をのぞいたりはしない。隣でしっかりと音楽に耳を傾け、楽譜に目を走らせ、譜めくりをしてくれる。
何年もチョッチョに教わっているうちに、彼のやる気のないレッスンにすっかり慣らされてしまったが、本来、音楽の指導とは程よい緊張感に満ちているものだ。チョッチョの前に習っていた女性の先生を思い出す。
やわらかいコントラルトの声を持つマエストラはふくよかな若い女性で、まだ少女だった私にとって、お気に入りのお姉さんだった。当時、彼女自身もまだ修行中の身で、正歌劇で主役を務める男性ソプラノ歌手の弟子だった。
『私と彼、本当は恋人同士なの』
彼女は頬を染めて、幼い私に秘密を明かしてくれた。
『でも――』
彼女の恋するまなざしが悲嘆にくれる。
『私たちが一緒に暮らすことはできないのよ』
愛し合っているのにどうして? 首をかしげた私に、彼女は沈んだ声で説明してくれた。
『そんな恐ろしいことをしたら破門されてしまうわ』
高い声で歌える男の人たちは教会にいっぱいいるのに、教会から怒られちゃうの? 当時の私には意味が分からなかった。
だって彼らの声をもっとも必要としているのは教会だから。聖書には「女は教会にて黙すべし」と記されているため、女性歌手が歌うことは許されない。
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私が一楽章を弾き終わると、
「お嬢様は指が長くて綺麗でいらっしゃるから、楽器の演奏に向いていますね」
アルカンジェロが嬉しいことを言ってくれた。
「歌よりチェンバロのほうが合うかしら?」
私の問いに彼は、楽譜を最初のページまで戻しながら答えた。
「いいえ。お声も澄んでいらっしゃるので歌もよいでしょう。次回は声楽も見ましょう」
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