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救い
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吉田君と顔を合わせられなくて、ぼくは学校を2日休んだ。こんな時に限ってご飯を奢ってくれる客はつかず、待合に置いてあるお菓子で食いつないだけれどすぐに限界がきた。3日目、空腹に耐えきれず学校に行った。
給食の1時間前に着いて、保健室を通り過ぎ教室に向かっていると、吉田君がどこからか走ってきて肩を掴まれた。
「花森君、どうしてぼくを避けるの!?」
ぼくは大きく息を吸い、くるりと振り返ってにっこりと笑った。
「別に、避けてないよ。たまには教室に行こうかなって思っただけ。」
吉田君は無言でぼくの手を掴むと保健室まで連れて行った。
「なに?なんなの?」
「嘘つき!!芸能活動してるなんて、大嘘じゃん!花森君の仕事って、し、仕事って、、」
「聞いたでしょ。性奴隷。それがぼくの仕事。まあ、いわゆる売春ってやつだよ。」
「なんで?なんで嘘ついたの?」
保健室に入るなりいつになく大きな声を出した吉田君に、ぼくはカッと頭に血が上った。
「嘘なんてついてない。勝手に吉田君が勘違いしただけじゃない!
それに、じゃあ、なんて言えば良かったの?違うよ、吉田君、芸能活動なんてキラキラしたものじゃないよ。ぼくの仕事は、お尻の穴にも口にも変態のちんこを突っ込まれて、精液でドロドロに汚される、そういう仕事だよ、って?
そう言えば良かった?
叩かれたり殴られたりしてもされるがままになる、性処理の道具なんだよって言えば、満足だった??」
「ちがっ!僕はただ…ただ…」
「ただ?」
「僕は、、、僕は花森君に憧れてるんだ!!だから、だからあんな事、して欲しくない!」
「ぼくが、好きであんな事してると思うの!?」
ひどく傷ついたような吉田君の顔を見ていたら、なんだかぼくが吉田君を傷付けたような気持ちになった。
悲しかった。ようやく心を捨てられたと思ったのに、ぼくの心は血を流しながら泣き叫んでいた。
「吉田君だって嘘つきじゃん!爆弾作ってくれるって言って、全然作ってくれないじゃん!世界を粉々にしてくれるって、嘘ばっかじゃん。そんな事、できないんじゃん!」
「!!!」
吉田君はハラハラと涙を流した。
ああ、吉田君。ごめん。
もう、もう疲れたんだ。
お願い、お願い。
「ごめん。吉田君。ごめんよ。
こんな汚いぼくで、ごめん。」
「き、汚くなんか…ないよ。僕、本当に爆弾作るよ。作るから。」
「もう良いんだ。世界を粉々にする話はさ、もう良いよ。ごめんね。ぼく、もう無理なんだ。
吉田君を手伝う事できない。
お願い。世界はもう良いから。
吉田君、お願い。
ぼくを。ぼくを粉々に壊して。
お願い。ぼくの最後の頼み。
ぼくを、殺して。」
吉田君は泣いていた。
ぼくはなんてきれいなんだろうと、吉田君の涙を見ていた。
吉田君の向こうには窓があって、まどから抜けるような青空が見えた。
きれいな空だった。
吉田君は小さな声でつぶやいた。
「分かった。」
最後にスカイツリーに行こう。
吉田君はそう言って、ぼくの手を握って保健室を出た。手を繋いで歩くぼく達を見て、数人の生徒が驚いたように振り返ったけれど、吉田君は真っ直ぐ前を見てどんどん歩いた。ぼく達は上履きのまま学校を出た。
吉田君はぼくを吉田君の家に連れて行ってくれた。吉田君の家は豪華なエントランスがある立派なマンションだった。部屋の中はきれいに片付いていて、ぼくは見た事のない吉田君のお父さんとお母さんを想像した。
「給食食べてないからお腹空いたね。パスタ、作ってあげる。」
吉田君はそう言って鍋に水を入れて火にかけた。
「ボンゴレビアンコとボロネーゼ、どっちが良い?」
2つとも分からなかったので黙っていると、吉田君はパスタソースの箱を見せてくれた。
「ミートソースの方が良い。」
「OK。」
吉田君は手際良く茹で上がったパスタを2つに分けて温めたソースをかけてくれた。目の前で、器用にクルクルとフォークにパスタを巻きつける吉田君を見ながら、ぼくも真似してクルクルとパスタを巻いた。
「美味しい。今まで食べたパスタの中で1番美味しい。」
ぼくが言うと吉田君は赤くなって照れた。
「普通だよ。インスタントだし。」
食べ終わると吉田君はぼくと自分のお皿を流しに入れて、行こう、と言った。
「ぼく、お金持ってない。」
そう言うと、大丈夫、と言って部屋から財布を持ってきた。吉田君はリビングの抽出しをいくつか開けて、白い封筒を見つけると中からお金を取り出して財布に入れた。
「さ、行こ。」
ぼくはトイレを借りて、穴が塞がるから絶対に外すなと言われていた胸のピアスを外し、トイレに流した。そんなものを付けて吉田君と一緒にいたくなかった。もう二度とそれを着けなくて良いと思うと心の底から嬉しかった。
スカイツリーに向かう地下鉄の中で、吉田君はふとぼくを見て聞いた。
「お店、なんて名前?働かされてるとこ。」
ぼくが店の名前を言うと、吉田君はそれきり黙って前を向いて座っていた。
スカイツリーに着くと吉田君は慣れた様子で受付に行ってチケットを買い、エレベーターまで手を引いて連れて行ってくれた。スカイツリーは平日の昼間だったからか、空いていた。
ぼく達は一番上の展望デッキまで行き、黙って下を見下ろした。
ふと、吉田君が手を繋いできた。
「1、2、3でスイッチを押すよ。」
「うん。」
いち、にい、さんっ!
吉田君が言って、ぼく達は繋いでいない方の手でスイッチを押した。
「歌舞伎町、崩れた?」
「うん。前の学校も、崩れた?」
「うん。木っ端微塵。」
しばらく黙って2人で東京の街を眺めていると、小さな声で吉田君が呟いた。
「僕もね、あるんだ。無理矢理ヤラれた事。前の学校で、クラスの奴らに。」
「……」
ぼくは何も言えず、ギュッと吉田君の手を握り返した。
「大丈夫。安心して。苦しくないように、してあげるから。」
「うん。」
吉田君はそう言うとぼくの手を引いてさっさとエレベーターまで行き、ぼく達はまた吉田君の家に帰った。
部屋に入ると吉田君はベッドサイドのキャビネットから白い袋を取り出して、ぼくに言った。
「コーヒーか紅茶かココアか、どれが良い?」
「ココア。」
分かった、そう言うと吉田君は白い袋を持ってキッチンに行った。
キッチンからは、ガスの火を点ける音や、ウィーンとモーターが回るような音が聞こえてきた。ぼくは吉田君のベッドに座ってボーっとそれを聞いていた。
もうすぐ吉田君に殺してもらえる。
久しぶりに心が軽かった。
最後に吉田君の作ったパスタを食べて、スカイツリーで世界を粉々にしてきた。
ぼくは、心の底から嬉しかった。
15分くらいしたら、吉田君が手に大きめのマグカップを持って戻ってきた。マグカップからは湯気が出ていて、甘い匂いがした。
「ココア。ちょっと苦いかもしれないけど、残さず全部飲んでね。」
「うん。」
ぼくはマグカップをそっと受け取って、吉田君を見つめた。
「吉田君、ありがとう。
ぼく、吉田君の事、好きだったよ。
吉田君の顔、すごく好きだった。
ぼくのお願い聞いてくれて、ありがとう、吉田君。」
吉田君は涙を滲ませながら、頷いた。
ぼくは吉田君が作ってくれたココアを、ゆっくりと飲み干した。
吉田君がそっとぼくの手からマグカップを受け取って、ベッドに寝かせてくれて、手を繋いでくれた。
もう少し吉田君の顔を見ていたかったけれど、ぼくはもう目を開けていられなかった。
「おやすみ、花森君。もう誰も花森君にひどい事、しないよ。」
ぼくはもう返事をできなかった。
おやすみ、吉田君。
吉田君がそっとぼくのこめかみに口を付けて、淡いキスをしてくれたのが、最後の感覚だった。
そしてぼくは、意識を手放した。
給食の1時間前に着いて、保健室を通り過ぎ教室に向かっていると、吉田君がどこからか走ってきて肩を掴まれた。
「花森君、どうしてぼくを避けるの!?」
ぼくは大きく息を吸い、くるりと振り返ってにっこりと笑った。
「別に、避けてないよ。たまには教室に行こうかなって思っただけ。」
吉田君は無言でぼくの手を掴むと保健室まで連れて行った。
「なに?なんなの?」
「嘘つき!!芸能活動してるなんて、大嘘じゃん!花森君の仕事って、し、仕事って、、」
「聞いたでしょ。性奴隷。それがぼくの仕事。まあ、いわゆる売春ってやつだよ。」
「なんで?なんで嘘ついたの?」
保健室に入るなりいつになく大きな声を出した吉田君に、ぼくはカッと頭に血が上った。
「嘘なんてついてない。勝手に吉田君が勘違いしただけじゃない!
それに、じゃあ、なんて言えば良かったの?違うよ、吉田君、芸能活動なんてキラキラしたものじゃないよ。ぼくの仕事は、お尻の穴にも口にも変態のちんこを突っ込まれて、精液でドロドロに汚される、そういう仕事だよ、って?
そう言えば良かった?
叩かれたり殴られたりしてもされるがままになる、性処理の道具なんだよって言えば、満足だった??」
「ちがっ!僕はただ…ただ…」
「ただ?」
「僕は、、、僕は花森君に憧れてるんだ!!だから、だからあんな事、して欲しくない!」
「ぼくが、好きであんな事してると思うの!?」
ひどく傷ついたような吉田君の顔を見ていたら、なんだかぼくが吉田君を傷付けたような気持ちになった。
悲しかった。ようやく心を捨てられたと思ったのに、ぼくの心は血を流しながら泣き叫んでいた。
「吉田君だって嘘つきじゃん!爆弾作ってくれるって言って、全然作ってくれないじゃん!世界を粉々にしてくれるって、嘘ばっかじゃん。そんな事、できないんじゃん!」
「!!!」
吉田君はハラハラと涙を流した。
ああ、吉田君。ごめん。
もう、もう疲れたんだ。
お願い、お願い。
「ごめん。吉田君。ごめんよ。
こんな汚いぼくで、ごめん。」
「き、汚くなんか…ないよ。僕、本当に爆弾作るよ。作るから。」
「もう良いんだ。世界を粉々にする話はさ、もう良いよ。ごめんね。ぼく、もう無理なんだ。
吉田君を手伝う事できない。
お願い。世界はもう良いから。
吉田君、お願い。
ぼくを。ぼくを粉々に壊して。
お願い。ぼくの最後の頼み。
ぼくを、殺して。」
吉田君は泣いていた。
ぼくはなんてきれいなんだろうと、吉田君の涙を見ていた。
吉田君の向こうには窓があって、まどから抜けるような青空が見えた。
きれいな空だった。
吉田君は小さな声でつぶやいた。
「分かった。」
最後にスカイツリーに行こう。
吉田君はそう言って、ぼくの手を握って保健室を出た。手を繋いで歩くぼく達を見て、数人の生徒が驚いたように振り返ったけれど、吉田君は真っ直ぐ前を見てどんどん歩いた。ぼく達は上履きのまま学校を出た。
吉田君はぼくを吉田君の家に連れて行ってくれた。吉田君の家は豪華なエントランスがある立派なマンションだった。部屋の中はきれいに片付いていて、ぼくは見た事のない吉田君のお父さんとお母さんを想像した。
「給食食べてないからお腹空いたね。パスタ、作ってあげる。」
吉田君はそう言って鍋に水を入れて火にかけた。
「ボンゴレビアンコとボロネーゼ、どっちが良い?」
2つとも分からなかったので黙っていると、吉田君はパスタソースの箱を見せてくれた。
「ミートソースの方が良い。」
「OK。」
吉田君は手際良く茹で上がったパスタを2つに分けて温めたソースをかけてくれた。目の前で、器用にクルクルとフォークにパスタを巻きつける吉田君を見ながら、ぼくも真似してクルクルとパスタを巻いた。
「美味しい。今まで食べたパスタの中で1番美味しい。」
ぼくが言うと吉田君は赤くなって照れた。
「普通だよ。インスタントだし。」
食べ終わると吉田君はぼくと自分のお皿を流しに入れて、行こう、と言った。
「ぼく、お金持ってない。」
そう言うと、大丈夫、と言って部屋から財布を持ってきた。吉田君はリビングの抽出しをいくつか開けて、白い封筒を見つけると中からお金を取り出して財布に入れた。
「さ、行こ。」
ぼくはトイレを借りて、穴が塞がるから絶対に外すなと言われていた胸のピアスを外し、トイレに流した。そんなものを付けて吉田君と一緒にいたくなかった。もう二度とそれを着けなくて良いと思うと心の底から嬉しかった。
スカイツリーに向かう地下鉄の中で、吉田君はふとぼくを見て聞いた。
「お店、なんて名前?働かされてるとこ。」
ぼくが店の名前を言うと、吉田君はそれきり黙って前を向いて座っていた。
スカイツリーに着くと吉田君は慣れた様子で受付に行ってチケットを買い、エレベーターまで手を引いて連れて行ってくれた。スカイツリーは平日の昼間だったからか、空いていた。
ぼく達は一番上の展望デッキまで行き、黙って下を見下ろした。
ふと、吉田君が手を繋いできた。
「1、2、3でスイッチを押すよ。」
「うん。」
いち、にい、さんっ!
吉田君が言って、ぼく達は繋いでいない方の手でスイッチを押した。
「歌舞伎町、崩れた?」
「うん。前の学校も、崩れた?」
「うん。木っ端微塵。」
しばらく黙って2人で東京の街を眺めていると、小さな声で吉田君が呟いた。
「僕もね、あるんだ。無理矢理ヤラれた事。前の学校で、クラスの奴らに。」
「……」
ぼくは何も言えず、ギュッと吉田君の手を握り返した。
「大丈夫。安心して。苦しくないように、してあげるから。」
「うん。」
吉田君はそう言うとぼくの手を引いてさっさとエレベーターまで行き、ぼく達はまた吉田君の家に帰った。
部屋に入ると吉田君はベッドサイドのキャビネットから白い袋を取り出して、ぼくに言った。
「コーヒーか紅茶かココアか、どれが良い?」
「ココア。」
分かった、そう言うと吉田君は白い袋を持ってキッチンに行った。
キッチンからは、ガスの火を点ける音や、ウィーンとモーターが回るような音が聞こえてきた。ぼくは吉田君のベッドに座ってボーっとそれを聞いていた。
もうすぐ吉田君に殺してもらえる。
久しぶりに心が軽かった。
最後に吉田君の作ったパスタを食べて、スカイツリーで世界を粉々にしてきた。
ぼくは、心の底から嬉しかった。
15分くらいしたら、吉田君が手に大きめのマグカップを持って戻ってきた。マグカップからは湯気が出ていて、甘い匂いがした。
「ココア。ちょっと苦いかもしれないけど、残さず全部飲んでね。」
「うん。」
ぼくはマグカップをそっと受け取って、吉田君を見つめた。
「吉田君、ありがとう。
ぼく、吉田君の事、好きだったよ。
吉田君の顔、すごく好きだった。
ぼくのお願い聞いてくれて、ありがとう、吉田君。」
吉田君は涙を滲ませながら、頷いた。
ぼくは吉田君が作ってくれたココアを、ゆっくりと飲み干した。
吉田君がそっとぼくの手からマグカップを受け取って、ベッドに寝かせてくれて、手を繋いでくれた。
もう少し吉田君の顔を見ていたかったけれど、ぼくはもう目を開けていられなかった。
「おやすみ、花森君。もう誰も花森君にひどい事、しないよ。」
ぼくはもう返事をできなかった。
おやすみ、吉田君。
吉田君がそっとぼくのこめかみに口を付けて、淡いキスをしてくれたのが、最後の感覚だった。
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