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第一章 九夏三伏の熱砂〜デザート・エルフ
第13話 千と二人目
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瞬間。
私の体を飲み込んだ黒い粒子が再来する。微睡の中に吸い込まれたかと思うと、相対する蒼い色の龍が私の視界に入ってきた。
「涼華、気をつけろ。私は彼女の人型しか知らないが、恐ろしく強いのは確かだ」
メリアが私の体に乗っている。
本当は戦いたくなんてない。けれど、ネリネさんから溢れる魔力がそれを許してくれる気配はない。
いいかげん覚悟を決めなきゃならない。倒さなきゃならない。
それがたとえ、メリアにとって大切な人だったとしても。
『メリア。きっと戦わないと理解し合えない……だから、全力でいく』
『わかった。ここにおいて、私はキミの意思を尊重し肯定する』
メリアは私の体に乗ったまま。地面にいられては彼女を巻き込んでしまうかもしれないし、……二度とあんな過ちを犯さないためにも、護りながら戦う必要があると思った。
青い龍に向かって足を踏み出す。灼熱の砂が舞い上がった。
青い龍が迫り来る。地面が揺れた。
「来るぞ!」
メリアの声が耳に届くと同時、青い巨躯が私の体を強く打ち付けた。
凄まじい衝撃と共に視界が揺らぎ、私は地面と衝突する。宙を舞うメリアを視認したところで、青い龍の追撃を避けながら空へと舞い上がる。
遥かに高い天井を突っ切ってメリアを助けると、私は流れのままに龍へと突っ込んだ。
『甘いわ』
全速力で突撃する私に対し、返ってくるのは龍の吐息。水属性のはずの魔法は凍りつき、氷属性の砲撃となって私を襲った。間一髪でブレスを躱し、黒い翼を叩きつける。
『戦いはまだ始まったばかりです。私は貴方と分かりあうため、貴方を倒す』
『やってご覧なさい。勝てるならね』
青い龍は私の攻撃を受けても一切怯まない。
何とか押し切ろうと力同士をぶつけ合っていたところで、私の脳天を凄まじい衝撃が打ち付けた。青い龍の尾が直撃したのだと悟るのに時間はかからなかったが、理解する頃にはもう、私は勢いよく吹き飛ばされていた。
「涼華!」
メリアがそこにいる感覚だけはずっと伝わってくる。大丈夫、まだ戦える。
ぐらぐら揺れる体を起こすと同時、目の前の敵に向かって尾を振った。追撃を狙っていた彼女を無理やり退かせて、私は確実に立ち上がる。
この時、分が悪いことは理解していた。戦い慣れているネリネさんを相手に、普通にやっては勝てないことも。
まだ体力には余裕があるが、私がこの姿をどれだけ保てるのかわからない。
根性とその場しのぎの力は通用しない。だったら全力を出さなきゃならない。魔力を最大限に使って戦える方法は? 考えるんだ、考えろ、考えなきゃ。
「上から来るぞ!」
焦り混じりのメリアの言葉が私の意識を現実に引き戻した。
その直後、上空から降りてきた青い龍の体当たりが私に命中した。ようやく起こしたばかりの頭がまた夢の中へと引き摺り込まれる。痛みよりも混乱に意識が奪われる。
『戦闘中に余所見? 涼華ちゃん、体力に自信があるのね』
ネリネさんの声が頭に降ってくる。
考えながら戦うのって、こんなに難しいんだ。私は少年漫画の主人公みたいな強さも根性もないし、頭の回転だって速い方じゃない。休む間も無く攻撃されてばかりいれば、すぐに限界がやってくる。
『……もう何を言っても無駄かしら。悪いけど、貴方たちの旅はここで打ち止めよ』
——冗談じゃない。
あの時、メリアを絶対に救うって決めた。戦うことが辛くても、それだけは絶対に譲らないって決めた。
だから、私はまだ寝ていられない。
『私たちの旅は終わらない。魔王を倒すまで。メリアを、世界を救うまでは』
体の至る所から魔力が溢れてくる。
この姿を活かして、より強く戦うにはどうするべき?
私はネリネを見据え、口を開いた。
心の中でただ一言、最初の灯火と宣言する。
まさにその瞬間、ネリネの鱗に激しく燃え上がる炎が纏わりついた。
私の攻撃を受けても傷一つ付かなかった鱗が焼け、龍は特大の雄叫びを上げる。
しかしすぐ、向こうの口からも青い息が放たれる。魔法の言霊を知ることはなかったが、魔力だけで私の炎をかき消してしまう力があった。
「ネリネも本気だ……涼華、キミを信じている。私を救うと言ってくれたキミのこと、誇りに思う」
もちろん、大丈夫。このまま信じて。
黄金の瞳から青い魔法を見据える。影響がどうとか、そんなことを考えている暇はない——唱えるのは一陣の風。私は勢いのままに飛翔し、ネリネの脳天めがけて尾を勢いよく振り下ろした。
ズゥッ、と鈍い音がする。攻撃が命中したことを確認した私は、カウンターを受けないように再び空へと舞い上がる。
『しっかり戦えるじゃないの、涼華。ちょっぴり本気で行こうかしら!』
声が耳に届くと同時、二つの体が衝突する。
三度襲う衝撃に全身が揺れる。先と違うのは、しっかり踏みとどまったこと。組み合ったまま地面に足をつくと、柔らかな砂の大地はあっという間に形を変えた。
魔力と体を駆使した全力のぶつかり合い。龍どうしの戦いを、まさか自分が龍になって行うことになるなんて思ってもみなかった。
しかし、今戦っているのは紛れもないただ一つの事実。
絶対に押し切る。覚悟を決めて全身に力を込めれば、圧倒的だと思っていた青い龍を前にしても辛うじて戦えた。力で優勢に持ち込むと、私はネリネに体当たりを喰らわせた。
まさか自分が押されるとは思っていなかったのか、ネリネの動きに僅かな動揺が生まれる。
その隙を、私は必死になって捕まえた。
より強い意志を込めて、私は最初の灯火を詠唱した。
戦いの決着と共に、周囲を包む青いフィールドは消失する。
大きな肉体はそこから消え去り、広大な熱砂には、呼吸を整える私、安渡した様子のメリアと、地面に座って頬を掻くネリネさんがいた。
「ああ、負けた負けた。スイッチが入るとまるで別人ね、涼華」
「ぜんぜん……そんな……、ちょっとたんま……」
慣れない龍の体をフルで使った上に、本気の魔法を二連射。あの時は無我夢中だったからともかく、戦いを終えての疲労は計り知れない。
「本当に凄かった。あんなに激しい勝負、普通はできないぞ」
メリアの肩を借りて、私たちはその場に座り込んだ。あまり長居はできないにしろ、今はとにかく休みが欲しい。
数分休みを取ったところで、ネリネさんが口を開いた。
「涼華。戦ってもらってわかったと思うけど、龍の姿で戦うとなれば、相手が誰であっても、大規模な戦いと極度の疲労を代償にしなきゃならないの。今戦ったことで、貴方が無為に力を使わないことはわかった。でも、さっき逃げた時みたいな使い方はダメ。覚悟を決めないと体が壊れる。そういう種族なのよ、私たちは」
そうか。ネリネさんは、私のことを心配して、調子に乗らないようにと怒ってくれたんだ。
種族の掟がどうとか、本当は二の次で。無茶な力の使い方をする私を心配して、厳しい戦いの場を作ってくれた。
「……ありがとうございます。確かに、この力は簡単に使っていいものじゃない」
自分の力がいかに重いものかもわかった。決意を込めて放った炎なら、殆どのものを燃やせてしまうかもしれない。
「今気付けたこと、それが大事よ。龍種も人間も関係なく、日々成長する生き物なんだから」
ネリネさんはそう言って、私とメリアを抱擁した。
メリアが絶対的な信頼を置いている理由が、一つわかったような気がする。
こんなに素敵な人が旅にいてくれたら。
思ってすぐ、私の口は勝手に動いていた。
「ネリネさん。私たちと一緒に、魔王を倒すための旅に協力してくれませんか?」
ぶふぉっ、と間抜けな音が聞こえた。給水途中のメリアが咽せて咳き込んだのだ。
「げほっ、キミと再会した時から、私も同じことを思っていた。……ネリネ、力を貸してはくれないか」
私とメリアからの懇願を受けて、ネリネさんは驚きを顔に貼り付けたまま硬直していた。まさか自分が言われるとは思っていなかったのだろうか。
「私でいいの?」
「ネリネさんだから頼りたい。貴方の心とその強さが、私たちにとって何より欲しい」
メリアも同様に頷いた。
誰かのために全力を使って戦ったネリネさん。彼女がいれば旅は格段に進歩する。
私とメリアは、ただ黙って答えを待った。
そして。
「……仕方ない。乗り掛かった船だもの、最後まで搭乗するのが筋よね」
ネリネさんは軽い身のこなしで立ち上がり、妖艶な笑みを浮かべて言った。
「貴方たちの旅に加えてちょうだい。こんな龍だけれど、二人の許す限りよろしくね」
私とメリアは顔を合わせて喜んだ。
私とメリアの旅に、新たな仲間——ネリネさんが加わった。
煌めく陽光は西の空に沈んでいく。夜の帳が下りてきて、私は松明をつくった。
私の体を飲み込んだ黒い粒子が再来する。微睡の中に吸い込まれたかと思うと、相対する蒼い色の龍が私の視界に入ってきた。
「涼華、気をつけろ。私は彼女の人型しか知らないが、恐ろしく強いのは確かだ」
メリアが私の体に乗っている。
本当は戦いたくなんてない。けれど、ネリネさんから溢れる魔力がそれを許してくれる気配はない。
いいかげん覚悟を決めなきゃならない。倒さなきゃならない。
それがたとえ、メリアにとって大切な人だったとしても。
『メリア。きっと戦わないと理解し合えない……だから、全力でいく』
『わかった。ここにおいて、私はキミの意思を尊重し肯定する』
メリアは私の体に乗ったまま。地面にいられては彼女を巻き込んでしまうかもしれないし、……二度とあんな過ちを犯さないためにも、護りながら戦う必要があると思った。
青い龍に向かって足を踏み出す。灼熱の砂が舞い上がった。
青い龍が迫り来る。地面が揺れた。
「来るぞ!」
メリアの声が耳に届くと同時、青い巨躯が私の体を強く打ち付けた。
凄まじい衝撃と共に視界が揺らぎ、私は地面と衝突する。宙を舞うメリアを視認したところで、青い龍の追撃を避けながら空へと舞い上がる。
遥かに高い天井を突っ切ってメリアを助けると、私は流れのままに龍へと突っ込んだ。
『甘いわ』
全速力で突撃する私に対し、返ってくるのは龍の吐息。水属性のはずの魔法は凍りつき、氷属性の砲撃となって私を襲った。間一髪でブレスを躱し、黒い翼を叩きつける。
『戦いはまだ始まったばかりです。私は貴方と分かりあうため、貴方を倒す』
『やってご覧なさい。勝てるならね』
青い龍は私の攻撃を受けても一切怯まない。
何とか押し切ろうと力同士をぶつけ合っていたところで、私の脳天を凄まじい衝撃が打ち付けた。青い龍の尾が直撃したのだと悟るのに時間はかからなかったが、理解する頃にはもう、私は勢いよく吹き飛ばされていた。
「涼華!」
メリアがそこにいる感覚だけはずっと伝わってくる。大丈夫、まだ戦える。
ぐらぐら揺れる体を起こすと同時、目の前の敵に向かって尾を振った。追撃を狙っていた彼女を無理やり退かせて、私は確実に立ち上がる。
この時、分が悪いことは理解していた。戦い慣れているネリネさんを相手に、普通にやっては勝てないことも。
まだ体力には余裕があるが、私がこの姿をどれだけ保てるのかわからない。
根性とその場しのぎの力は通用しない。だったら全力を出さなきゃならない。魔力を最大限に使って戦える方法は? 考えるんだ、考えろ、考えなきゃ。
「上から来るぞ!」
焦り混じりのメリアの言葉が私の意識を現実に引き戻した。
その直後、上空から降りてきた青い龍の体当たりが私に命中した。ようやく起こしたばかりの頭がまた夢の中へと引き摺り込まれる。痛みよりも混乱に意識が奪われる。
『戦闘中に余所見? 涼華ちゃん、体力に自信があるのね』
ネリネさんの声が頭に降ってくる。
考えながら戦うのって、こんなに難しいんだ。私は少年漫画の主人公みたいな強さも根性もないし、頭の回転だって速い方じゃない。休む間も無く攻撃されてばかりいれば、すぐに限界がやってくる。
『……もう何を言っても無駄かしら。悪いけど、貴方たちの旅はここで打ち止めよ』
——冗談じゃない。
あの時、メリアを絶対に救うって決めた。戦うことが辛くても、それだけは絶対に譲らないって決めた。
だから、私はまだ寝ていられない。
『私たちの旅は終わらない。魔王を倒すまで。メリアを、世界を救うまでは』
体の至る所から魔力が溢れてくる。
この姿を活かして、より強く戦うにはどうするべき?
私はネリネを見据え、口を開いた。
心の中でただ一言、最初の灯火と宣言する。
まさにその瞬間、ネリネの鱗に激しく燃え上がる炎が纏わりついた。
私の攻撃を受けても傷一つ付かなかった鱗が焼け、龍は特大の雄叫びを上げる。
しかしすぐ、向こうの口からも青い息が放たれる。魔法の言霊を知ることはなかったが、魔力だけで私の炎をかき消してしまう力があった。
「ネリネも本気だ……涼華、キミを信じている。私を救うと言ってくれたキミのこと、誇りに思う」
もちろん、大丈夫。このまま信じて。
黄金の瞳から青い魔法を見据える。影響がどうとか、そんなことを考えている暇はない——唱えるのは一陣の風。私は勢いのままに飛翔し、ネリネの脳天めがけて尾を勢いよく振り下ろした。
ズゥッ、と鈍い音がする。攻撃が命中したことを確認した私は、カウンターを受けないように再び空へと舞い上がる。
『しっかり戦えるじゃないの、涼華。ちょっぴり本気で行こうかしら!』
声が耳に届くと同時、二つの体が衝突する。
三度襲う衝撃に全身が揺れる。先と違うのは、しっかり踏みとどまったこと。組み合ったまま地面に足をつくと、柔らかな砂の大地はあっという間に形を変えた。
魔力と体を駆使した全力のぶつかり合い。龍どうしの戦いを、まさか自分が龍になって行うことになるなんて思ってもみなかった。
しかし、今戦っているのは紛れもないただ一つの事実。
絶対に押し切る。覚悟を決めて全身に力を込めれば、圧倒的だと思っていた青い龍を前にしても辛うじて戦えた。力で優勢に持ち込むと、私はネリネに体当たりを喰らわせた。
まさか自分が押されるとは思っていなかったのか、ネリネの動きに僅かな動揺が生まれる。
その隙を、私は必死になって捕まえた。
より強い意志を込めて、私は最初の灯火を詠唱した。
戦いの決着と共に、周囲を包む青いフィールドは消失する。
大きな肉体はそこから消え去り、広大な熱砂には、呼吸を整える私、安渡した様子のメリアと、地面に座って頬を掻くネリネさんがいた。
「ああ、負けた負けた。スイッチが入るとまるで別人ね、涼華」
「ぜんぜん……そんな……、ちょっとたんま……」
慣れない龍の体をフルで使った上に、本気の魔法を二連射。あの時は無我夢中だったからともかく、戦いを終えての疲労は計り知れない。
「本当に凄かった。あんなに激しい勝負、普通はできないぞ」
メリアの肩を借りて、私たちはその場に座り込んだ。あまり長居はできないにしろ、今はとにかく休みが欲しい。
数分休みを取ったところで、ネリネさんが口を開いた。
「涼華。戦ってもらってわかったと思うけど、龍の姿で戦うとなれば、相手が誰であっても、大規模な戦いと極度の疲労を代償にしなきゃならないの。今戦ったことで、貴方が無為に力を使わないことはわかった。でも、さっき逃げた時みたいな使い方はダメ。覚悟を決めないと体が壊れる。そういう種族なのよ、私たちは」
そうか。ネリネさんは、私のことを心配して、調子に乗らないようにと怒ってくれたんだ。
種族の掟がどうとか、本当は二の次で。無茶な力の使い方をする私を心配して、厳しい戦いの場を作ってくれた。
「……ありがとうございます。確かに、この力は簡単に使っていいものじゃない」
自分の力がいかに重いものかもわかった。決意を込めて放った炎なら、殆どのものを燃やせてしまうかもしれない。
「今気付けたこと、それが大事よ。龍種も人間も関係なく、日々成長する生き物なんだから」
ネリネさんはそう言って、私とメリアを抱擁した。
メリアが絶対的な信頼を置いている理由が、一つわかったような気がする。
こんなに素敵な人が旅にいてくれたら。
思ってすぐ、私の口は勝手に動いていた。
「ネリネさん。私たちと一緒に、魔王を倒すための旅に協力してくれませんか?」
ぶふぉっ、と間抜けな音が聞こえた。給水途中のメリアが咽せて咳き込んだのだ。
「げほっ、キミと再会した時から、私も同じことを思っていた。……ネリネ、力を貸してはくれないか」
私とメリアからの懇願を受けて、ネリネさんは驚きを顔に貼り付けたまま硬直していた。まさか自分が言われるとは思っていなかったのだろうか。
「私でいいの?」
「ネリネさんだから頼りたい。貴方の心とその強さが、私たちにとって何より欲しい」
メリアも同様に頷いた。
誰かのために全力を使って戦ったネリネさん。彼女がいれば旅は格段に進歩する。
私とメリアは、ただ黙って答えを待った。
そして。
「……仕方ない。乗り掛かった船だもの、最後まで搭乗するのが筋よね」
ネリネさんは軽い身のこなしで立ち上がり、妖艶な笑みを浮かべて言った。
「貴方たちの旅に加えてちょうだい。こんな龍だけれど、二人の許す限りよろしくね」
私とメリアは顔を合わせて喜んだ。
私とメリアの旅に、新たな仲間——ネリネさんが加わった。
煌めく陽光は西の空に沈んでいく。夜の帳が下りてきて、私は松明をつくった。
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