テキーラショットで飲んだそのあとで

阿部

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0章〜テキーラを飲まねば男は廃る〜

飲め飲めと言われて飲まぬやつがあるか

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あぁ、しくじったと思った。
うまい具合に飲まされた。

酒は呑んでも呑まれるなとはよく言った言葉である。俺、入間裕貴は絶望の淵に突き落とされていた。

友人であるゲイバーのママ、リコピンに誘われ、チョロさには定評のある俺はひょいひょいとついて行った。ゲイバーで生を大で飲んでいると、リコピンに一気強要、そして……。

バカであるのは自覚している。むしろ笑え。
何故どう考えてもケツ狙ってんだろってやつのところで酒飲んだんだ、俺。次やったら…おこるかんな、ゆるさねぇかんな。


…いやそんなことはどうでも良いんだよ童貞。

「ここ…どこだよ…」

そう、俺は異世界ファンタジーよろしく、ラノベよろしくファンタジーチックな湖の水辺で目が覚めた。
恐ろしく気持ちの良い草の上で。

「エ何、俺何かしたっけってかケツ痛いなにこれ」

もしや掘られたか。オイ。リコピン次に出会ったら殺す。
酷くないか?確かに低学歴高校中退クソ雑魚童貞クズニートだからって、こんなところに飛ばされるなんて…いや、考え方を変えよう。
これはある意味最高なやつなのでは?俺の部屋の秘蔵書、『個人的好みなラノベに飛んだので無双しました』では、ハーレムが出来ていた。しかも主人公セイは俺と同じように神々しさ溢れる湖のほとりで目が覚めていた。

エッエッエッ、最高じゃん。童貞、今まで、ありがとよ……。俺は幸せになる。そして無双するんだ。
大体なぁ、結掘られるなんてあり得ないんだよ。

うん、これはいけるぞ…。無双してやる。俺はやるんだ。

「うぉぉ!!やったるで!」

そう叫んでいた俺は知らなかった…この世界が俺に優しくなかったこと。そしてオナホのようなピンクの色をした触手が俺のケツを狙っていることを……。
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