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衣食住、そして、愛。
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あたしがおっさんに保護されて、三日が経った。
「捨て猫、コーヒーのおかわり」
「胃、壊すよ?おっさん」
「俺の内臓は実年齢ほど老けちゃいないから安心しろ」
──おっさんはあたしの名前を聞かなかった。あたしも名乗らなかった。あたしはおっさんの名前を聞かなかった。おっさんも名乗らなかった。それでも、人間って普通に付き合っていけるみたいであたしは「おっさん」の仕事のお供、コーヒーを淹れる係の「捨て猫」になった。おっさんのコーヒーはインスタントで、ろくに家事も出来ないようなあたしにも淹れられて助かった。そして、おっさんの「仕事」だが……。
「まさかの有名作家……」
キッチンでお湯を沸かしながら、あたしは呟いた。そう、おっさんの職業は作家。読書とは無縁の人生を送ってきたあたしにはおっさんがどれほど有名なのか分からなかったけど、おっさんは「葉月 彼方」というペンネームで小説を書いている有名作家らしい。おっさんの仕事部屋にはファンからの贈り物が飾られていたり、サインの予備などが積まれていたり、それより何より仕事に向き合うおっさんの背中が嘘をついていないことを語っていた。
「まぁ、あたし一人を簡単に養えるくらいだから稼いでるんだろうな……」
あの夜、あたしはおっさんの言葉のままおっさんの家にいることを決め、衣食住を与えてもらうことになった。といっても、あれからまだ三日。おっさんの仕事の締め切りの都合もあり買い物に行けず、あたしはおっさんの服を借りて、おっさんの作る簡単な料理を食べて、おっさんのベッドでおっさんと一緒に寝ている。
初めておっさんとベッドに入った時、これからお世話になるのに失礼だという自覚はあったが、あたしはおっさんに聞いてしまった。ロリコンだったりする?と。答えは否だった。あたしは別におっさんがロリコンでも気にしないし、そういう対象にされても構わないんだけど、と言ったら、大人をからかうな、と叱られた。冗談だったんだけど。
「捨て猫、コーヒーのおかわり」
「胃、壊すよ?おっさん」
「俺の内臓は実年齢ほど老けちゃいないから安心しろ」
──おっさんはあたしの名前を聞かなかった。あたしも名乗らなかった。あたしはおっさんの名前を聞かなかった。おっさんも名乗らなかった。それでも、人間って普通に付き合っていけるみたいであたしは「おっさん」の仕事のお供、コーヒーを淹れる係の「捨て猫」になった。おっさんのコーヒーはインスタントで、ろくに家事も出来ないようなあたしにも淹れられて助かった。そして、おっさんの「仕事」だが……。
「まさかの有名作家……」
キッチンでお湯を沸かしながら、あたしは呟いた。そう、おっさんの職業は作家。読書とは無縁の人生を送ってきたあたしにはおっさんがどれほど有名なのか分からなかったけど、おっさんは「葉月 彼方」というペンネームで小説を書いている有名作家らしい。おっさんの仕事部屋にはファンからの贈り物が飾られていたり、サインの予備などが積まれていたり、それより何より仕事に向き合うおっさんの背中が嘘をついていないことを語っていた。
「まぁ、あたし一人を簡単に養えるくらいだから稼いでるんだろうな……」
あの夜、あたしはおっさんの言葉のままおっさんの家にいることを決め、衣食住を与えてもらうことになった。といっても、あれからまだ三日。おっさんの仕事の締め切りの都合もあり買い物に行けず、あたしはおっさんの服を借りて、おっさんの作る簡単な料理を食べて、おっさんのベッドでおっさんと一緒に寝ている。
初めておっさんとベッドに入った時、これからお世話になるのに失礼だという自覚はあったが、あたしはおっさんに聞いてしまった。ロリコンだったりする?と。答えは否だった。あたしは別におっさんがロリコンでも気にしないし、そういう対象にされても構わないんだけど、と言ったら、大人をからかうな、と叱られた。冗談だったんだけど。
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