憧れの君と密室に閉じ込められたけど性愛じゃないから逃げないで!

真冬のラズビ

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憧れの君は遠くから見つめてたいの

アレンくんの崇拝者です2

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廊下を歩きながら、時折性行為妄想を思い出しては赤くなり、赤くなったことに青くなり、私は信号機の様に顔色を変えていた。

下ネタは言ってもこんなにはしたない事を考えるような子ではなかったのに。

ため息をついた。

「リリアナどうしたの?」
深刻そうな顔でくだらないことを考えると、友人のアンナがいつの間にか隣にいた。
ちなみに巷で話題の『スるまで出られない部屋』。要は『ヤリ部屋』の知識を授けてくれたのも彼女だ。

「彼氏欲しいなと」
大嘘だ。別に欲しくはない。
たださすがに『アレンくんとあんなことやこんなことをする妄想をしてしまった事に対する罪悪感でいっぱいでため息ついてます。』なんて言えるはずがない。

そんなこと言ったら痴女である。
痴女なだけじゃない、多分精神科や悪魔払い勧められる。

スる部屋について詳しく聞くのも今はまだ上手く反応出来る気がしないから控えたい。それに実際そこまでも知識持ってないと予想している。

軽くしか調べてないが大方変態小説から得た知識だろうと勝手に思ってる。少し調べたらそういうのが題材の作品が数多く見つかった。


「アレンは?」

来ると思ったよ。
アンナは私がアレンくんファンなのは知っている。恐らく私の知人はみんな知っている。知人以外も知っているかも知れない。

だって廊下でアレンくんを見かけると発狂する女は私しか居ない。

もちろん、『あら、やだ、いい男掘ってしまいたいわ。』なんてボソッと呟いてる人もいてその人も有名。

とりあえず年頃の乙女のようでない私は、間違い無く異端で目立っているのだ。まあ恋愛感情を挟んでないことも理解している人は多いと信じたい。

彼にそんな烏滸がましい思い抱けるはずがない。私は凡庸な女だ。

美の化身と会話できるだけで神に命を捧げるべきなのだ、本来は。


「美の化身と付き合いたいなんて思う程身の程知らずじゃありません」

ヤる妄想はしたけど。
たっぷりネッチリ気持ち良く、しっかり避妊しながらガッツリとする妄想を。

「でも最近時々話してるよね?」
「そうでもないよ」
事実挨拶程度しかしてない、それまでの私が追いかけるアレンくんが無視する。なんて構図が当たり前だったから驚いているのだろうか。

ちょっと失礼だな。

「アレンも和やかだし、リリアナ行けるよ」
「無理だよ、ダメ」

アレンくんの話をするのがむず痒く、切り上げて教室に戻った。

そして放課後、自販機の所に向かった。
私はあんな妄想をした後でもミルクティーが好きだ。
そしてアレンくん、ミルクティー、自動販売機と材料が揃うとまた思い出す。そしてまた熱くなる。

あれは私の妄想に過ぎない、けどもしも本当に起こった事だったら?


それはそれでとても嬉しい。
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