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憧れの君は遠くから見つめてたいの
わからない3
しおりを挟む「リリアナとアレンどうしたの?」
そしてその場にもう1人来たのだ。
アンナだ。
一緒に帰る予定だった。
が、今さっきのアレンに手を振りながら駆け寄るという私の奇行により放置されいた女だ。
そして挨拶のように、アレンのこと意識したくないから『男紹介して』というと、『アレンと付き合っちゃいなさいよ』なんていう女だ。
因みにアンナには優しい彼氏がいる。
羨ましい限りだ。男紹介しろ。
アンナは私とアレンを見比べると状況を察したみたいだった。
「アレン、リリアナのテスト見ちゃった?コメントするのは酷なことだからやめときなさいよ。」
「そうだね、ね、アンナもリリアナが魔族について調べてるの知ってる?」
性悪な男だな。他人にまで話さなくてもいいのに。
それにアレンとアンナって仲良いのね。
「魔族についての本って、もしかして…」
「いや、まあ、ほら、異文化にも対応しないといけないので、試験近いし」
遮った。直感で続きを言われたらよくないと分かった。アンナと魔族について話したのは、ヤらないと出られない部屋についてだけだから。
事実ほんの少し試験範囲と被ってるし。
「試験近いって1ヶ月後だよ。勤勉ね。でも読書で試験勉強するって非効率的だね。」
意味ありげに見つめてくる。
やめて欲しい。
アレンくんのことを盗み見るとす少し口を押さえて笑っていた。失礼な人。
否、憧れのアレンくんに笑っていただけて光栄です。
危ない危ない距離を弁えると決めた以上気を付けていかないと。すぐにアレンくんに対して心の中で悪態付いてしまう。
「まあ、まあ色々あるんです。」
「それに魔族って1番異界の方々の中で影薄いじゃない。人間界で悪戯してるのは時々聞くけど。なんでまた。」
「聞くって、テレビ見てる時にニュースで知れる感じなの?」
「いや、テレビは恐れてあまり異界の方々について載せないよ。載せても良い側面ばかり。大人の事情があるからね。
母の仕事関係でそういうのがあるみたいでね。」
ここでも大人の事情。難しいね。
「すごいね」「まあ、ね。」
「ネットとかには載ってるの?」
「多少はね」
「でも調べてもあまり出てこなかったよ。」
「だから言ったでしょ、多少って。
それに載せられた記事も大半がすぐに消されてしまうから保存でもしてない限り見つけ出すのは容易ではないと思うよ。」「絶望的」「そうなの。」
なるほどと頷いてると、
話が途切れて為に、アレンくんが徐に小テストを返してきた。
するとアンナが何かを閃いた顔をした。
これまた直感でわかった。
絶対に良くないこと。本当に良くないことだと思う。
「アレン勉強得意なんだから、リリアナに教えなよ!この子ポテンシャルだけはあるから。潜在能力は高いの。」
"だけ"とか"は"ってなんだ。嫌味か。
「そうだね、今日は空いてる?」
「空いてな「空いてるよね?リリアナ!応援してるよ」」
アンナに遮られて、
彼女そのまま手をひらひらと振りながら帰宅して行きました。
「どこで勉強する?」
「……自習スペース」
=====
あの状況の中で「帰ります。」何て言えるはずもなかった。
またため息をついた。
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