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いつだってそう
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「待て!コイツがどうなっても良いのか!?」
ナイフを持っている男が負け犬の様に叫ぶ。無様だな。そんな思いを抱きながら、俺はサーベルを下ろさずに近づく。
すると、2人の男が此方に向かってきた。サーベルを取ろうとしているのは丸分かりだ。
2人が間合いに入った瞬間、俺は1人の男の足を切る。切るといっても、足首を軽く切っただけであって、そんな深くはない。
切られた男はその場に蹲り声をあげる。大男が年甲斐もなくみっともない。
残りの男には、首にサーベルを突きつける。
ここまで追い詰められ、残された男は一際大きな声で吠える。
「こっちも前払金を貰ってんだよ。そしたら、ちゃんと依頼は果たさないとなぁ!!」
そう言って、レイアに立てられているナイフが横に大きくズラされる。
ーそんな事、させるはずがない。
俺はレイアの肩に手を置いた後、コイツから引き剥がして自分の腕の中に収めた。
その後に、サーベルでナイフを弾き飛ばしてそれを自分の手に収める。
相手は何が起きたか分からなかったらしい。一瞬の間にして、手元にあったものが何もかも無いのだ。
ここまできて、まだ反抗するらしい。
握り拳を作って俺に殴りかかる。俺はそれを避ける仕草もしないで頭に回し蹴りを喰らわせる。
ちょうど良く入ったもので、男は意識を失いその場に糸の切れたマリオネットの様に倒れ込む。
レイアの名を呼ぶと、健気に反応してくれる。こんなに純粋なレイアを、凌辱しようとしたのか。俺は静かに聞く。
「誰から殺して欲しい?」
「え?」
誰でも良いと、誰を殺したいと問う。レイアは最初困惑の目を此方に向けたが、後にボロボロと泣きながら訴える。
「だ、誰も、殺しません、殺さなくていいです、」
「何故だ」
「だ、だって…、その人たちは、頼まれて、」
「だから許すのか!?」
俺は怖がらせない様にとか、落ち着いてとか、そんなことを忘れて叫ぶ。
何で、何でお前はいつも…!!!
レイアの体にあざが出来てしまいそうなほど強い力で抱きしめる。優しく抱きしめるとか、そんな事、今の俺には出来ない。
「エヴェレット様に、人殺しになって、欲しくない、からです。あの人たちと、一緒になってほしくない、」
レイアはいつも他人を思う。自分のことはその次で。今回だって俺のことを思っている。何で、自分を大切にしないんだ。
俺は羽織っていたマントを巻きつける。そのままレイアを抱き抱えて馬車の方に走る。
途中、仲間と出会ったので、軽く話して後のことは任せると言うと、状況を察したのだろう。何も言わずに送り出してくれた。
馬車に乗り込んだ後も、俺はレイアを離さなかったし、レイアも俺のことを弱い力で、それでも離さないと握っていた。
ナイフを持っている男が負け犬の様に叫ぶ。無様だな。そんな思いを抱きながら、俺はサーベルを下ろさずに近づく。
すると、2人の男が此方に向かってきた。サーベルを取ろうとしているのは丸分かりだ。
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そう言って、レイアに立てられているナイフが横に大きくズラされる。
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