10 / 22
10
しおりを挟む
「ちゃんと着替えなんかは準備できたみたいだね」
「はい、申し訳ないですけどお風呂、貸してもらっていいですか?」
「もちろん、ちょうど湯船も沸いたところだからタイミングもばっちりだよ」
言いつつ、咲良をお風呂場まで案内する。
「一応、来客用のボディタオルを準備しておいたからよかったら使ってね。あとシャンプーや石鹸なんかも気兼ねなく使ってもらっていいから」
「何から何まですみません」
「いいよ、困ったときはお互い様だしね。こっちもこれから迷惑をかけるかもしれないし」
「その時は遠慮なく頼ってくださいね」
「あはは、そうだね。じゃあ出ていくけど、ゆっくり浸かってもらって構わないからね」
「はい、ありがとうございます」
咲良のお礼の言葉を聞きつつ諒真が風呂場の扉を閉める。いつまでも風呂場の前にいるわけにもいかない諒真は自室に戻り読みかけの本を手に取るとリビングへと戻る。
ふと思い、テレビの電源をつけてみる。チャンネルをいくつか回し、ローカルニュースをやっている番組を見つける。
ニュースは明日の天気やら商店街の新規オープンの話題など、平和的なニュースで埋め尽くされていた。
当然のことながら路地裏で男子高校生が死亡していたことや大けがを負っていたことなどは微塵も話題に上っていない。
「まあ、怪我をして死んだ本人がここでぴんぴんしているんだから当然か」
それでもあちらこちらに血痕は残っていたはずだし、あの男の持っていた日本刀が建造物を切る音や話し声なんかを聞いていた人は確実にいるはずだが、喧嘩や傷害などのニュースも見当たらない。
もちろんネットニュースやネット掲示板のローカル板も調べてみるが事件について触れているような話題は存在しない。
「これはブライアンさんたちが何かしてくれたのか、それとも本当に目撃者なんていなかったってことかな。……まあ、どちらにしても注目されていないってことはいいことかな」
もし仮に血痕が発見されていたとしても警察にお世話になったことのない諒真にたどり着けるはずはないし、目撃者がいれば殺される前にパトカーのサイレンの一つでも聞いているであろう。
諒真は深く考えるのをやめ、読みかけの本の読書を再開させる。テレビのチャンネルは適当に変え音楽番組を文字通り聞き流す。
集中力がなくなり、ふと本から顔をあげるとすでに音楽番組は終わりバラエティーが始まっていた。既に咲良が風呂に入ってから一時間ほどが経っていた。
一人っ子の諒真にとって同い年の女子がどのくらいの間、風呂に入るのかは諒真には正確にはわからないが、母親が長風呂だったせいか女性の入浴に時間がかかることはわかっている。
(ファンタジー小説なんかだと主人公がヒロインの様子を見ようとして風呂上がりの状態のヒロインとばったり会ったりするんだよなー。まあ、俺は主人公じゃないからそんなことはあり得ないんだけど)
などと益体もないことを諒真が集中力を欠いた状態の頭でぬぼーっと考えていると諒真の背後から声がかかる。
「えっと、お風呂頂きました。あ、日本のバラエティ番組ですね。諒真さんはよく見るんですか?」
「いや、読書の際に適当に流し見する以外には天気予報とニュースくらいしか見ないよ。その様子だとお風呂にはちゃんと浸かれたみたいだね」
諒真が振り返るとそこには私服から寝間着に着替えた咲良の姿があった。
お風呂で温まったのか体からは軽く湯気が立っており、頬は上気したようにほんのり桜色に染まっている。
「はい、ありがとうございました。でも、結構時間がかかってしまって申し訳ないです」
「長風呂は母親で慣れてるから平気だよ、それに読みかけの本を読んでいたからちょうどいいくらいの時間だったよ」
「そうですか? 諒真さんがそういうならいいんですけど……」
「そうそう、それよりも温まったなら早く部屋に戻った方がいいんじゃない? 湯冷めしてももったいないしさ」
「そうですね、せっかくお風呂をか諒真さんに貸していただいたのに湯冷めして風邪を引いたら申し訳ないですしね。ところで、諒真さんはいつもどのくらいの時間に家を出て学校へ行くんですか?」
「ん? そうだなぁ、八時前くらいには家を出る感じ……かな」
「でしたら、明日の朝は迎えに来ますので一緒に学校へ行きませんか?」
「ん……まあ、近くに住んでるのにわざわざ登校時間をずらすのも変だしね。じゃあ、一緒に行こうか」
「はい、ではでは今日のところはおやすみなさいです」
「うん、それじゃあおやすみ」
諒真はそのまま玄関先まで咲良を送り、隣の部屋から玄関の閉まる音を聞くとようやくといった感じで一息つく。
意識しないようにはしていたが、同い年の女の子に風呂を貸し、風呂上がりの姿を見るのは中々に緊張する物だったのだろう。
「はあ、とりあえず明日の準備をしたら俺も風呂に入って早めに寝るかな」
誰に聞かせるわけでもないが、思わずこの後の予定が口を突いて出る。
翌朝、学校の準備を済ませて食後のコーヒーを飲んでいた諒真のもとにチャイムの音が響き渡る。もしやと思い、インターホンの画面を覗くと、そこに映っていたのは制服に着替えた咲良の姿だった。
「芦沢さん?」
「おはようござます、諒真さん。もう起きていましたか?」
本当に来るとは、という思いと、もう来たのかという思いの二つを胸にインターホンの電源を切り、慌てて玄関の扉を開ける。
「おはよう、芦沢さん」
「はい、おはようございます」
「直ぐ準備してくるから玄関の中でちょっと待っててもらっていいかな?」
「はい、大丈夫ですよ」
慌てて諒真は飲みかけだったコーヒーを飲みほしてシンクに置くと、準備していった通学用のカバンを肩に下げ玄関へと向かっていく。
「おまたせ、芦沢さん」
「いえいえ、全然待ってませんよ」
二人は外へ出て鍵が閉まっていることを確かめると、マンションを出て学校へと向かう。
咲良と二人きりという点を除けばいつもの道を歩きいつも通りに最寄り駅に着く。
しかし、駅でもいつもとは違う風景が見られた。いつもならば諒真よりもかなり遅くホームルームが始まる直前に登校する彩夏の姿が駅にはあった。
「おやおや、諒真と咲良は一緒に登校してきたのかい? 昨日の今日で随分仲良くなったみたいで大変に良いことだね」
諒真と咲良が連れ立って歩いている姿を確認した彩夏は即座にそう声をかける。
「おはようございます、彩夏さん」
「芦沢さんの家が俺の家の近くだったから一緒に来ただけだよ」
「ふふ、それでも仲良くならなければ一緒には来ないだろう?」
「まあ、そうだけどな」
「だったら良いことだよ。……そういえば諒真、身体の調子はどうだい?昨日はだいぶ痛がっていたみたいだけど」
「諒真さん体を痛めていたのですか?」
「ああ、だけどもう大丈夫だよ。一晩寝たらすっきりしていてむしろ普段よりも調子がいいくらいだから」
「……だったらよかった」
彩夏は諒真の答えに納得したのか笑みを浮かべる。一方咲良は体を痛めていた事実を知り自責の念に駆られる。
「芦沢さん、本当にもう大丈夫だから……ね」
「そう……ですね。だったら……あまり気にしないことにします」
「うん、そうして」
諒真は暗に咲良のせいではないとフォローをし、電車の中へと乗り込む。もちろん残りの二人もそれに続き、学校へと向かう。
特に問題が起きる気配もなく順調に教室へとたどり着く。教室の中へと入っていった三人は各々挨拶を交わしながら自分席へと向かっていく。
「はい、申し訳ないですけどお風呂、貸してもらっていいですか?」
「もちろん、ちょうど湯船も沸いたところだからタイミングもばっちりだよ」
言いつつ、咲良をお風呂場まで案内する。
「一応、来客用のボディタオルを準備しておいたからよかったら使ってね。あとシャンプーや石鹸なんかも気兼ねなく使ってもらっていいから」
「何から何まですみません」
「いいよ、困ったときはお互い様だしね。こっちもこれから迷惑をかけるかもしれないし」
「その時は遠慮なく頼ってくださいね」
「あはは、そうだね。じゃあ出ていくけど、ゆっくり浸かってもらって構わないからね」
「はい、ありがとうございます」
咲良のお礼の言葉を聞きつつ諒真が風呂場の扉を閉める。いつまでも風呂場の前にいるわけにもいかない諒真は自室に戻り読みかけの本を手に取るとリビングへと戻る。
ふと思い、テレビの電源をつけてみる。チャンネルをいくつか回し、ローカルニュースをやっている番組を見つける。
ニュースは明日の天気やら商店街の新規オープンの話題など、平和的なニュースで埋め尽くされていた。
当然のことながら路地裏で男子高校生が死亡していたことや大けがを負っていたことなどは微塵も話題に上っていない。
「まあ、怪我をして死んだ本人がここでぴんぴんしているんだから当然か」
それでもあちらこちらに血痕は残っていたはずだし、あの男の持っていた日本刀が建造物を切る音や話し声なんかを聞いていた人は確実にいるはずだが、喧嘩や傷害などのニュースも見当たらない。
もちろんネットニュースやネット掲示板のローカル板も調べてみるが事件について触れているような話題は存在しない。
「これはブライアンさんたちが何かしてくれたのか、それとも本当に目撃者なんていなかったってことかな。……まあ、どちらにしても注目されていないってことはいいことかな」
もし仮に血痕が発見されていたとしても警察にお世話になったことのない諒真にたどり着けるはずはないし、目撃者がいれば殺される前にパトカーのサイレンの一つでも聞いているであろう。
諒真は深く考えるのをやめ、読みかけの本の読書を再開させる。テレビのチャンネルは適当に変え音楽番組を文字通り聞き流す。
集中力がなくなり、ふと本から顔をあげるとすでに音楽番組は終わりバラエティーが始まっていた。既に咲良が風呂に入ってから一時間ほどが経っていた。
一人っ子の諒真にとって同い年の女子がどのくらいの間、風呂に入るのかは諒真には正確にはわからないが、母親が長風呂だったせいか女性の入浴に時間がかかることはわかっている。
(ファンタジー小説なんかだと主人公がヒロインの様子を見ようとして風呂上がりの状態のヒロインとばったり会ったりするんだよなー。まあ、俺は主人公じゃないからそんなことはあり得ないんだけど)
などと益体もないことを諒真が集中力を欠いた状態の頭でぬぼーっと考えていると諒真の背後から声がかかる。
「えっと、お風呂頂きました。あ、日本のバラエティ番組ですね。諒真さんはよく見るんですか?」
「いや、読書の際に適当に流し見する以外には天気予報とニュースくらいしか見ないよ。その様子だとお風呂にはちゃんと浸かれたみたいだね」
諒真が振り返るとそこには私服から寝間着に着替えた咲良の姿があった。
お風呂で温まったのか体からは軽く湯気が立っており、頬は上気したようにほんのり桜色に染まっている。
「はい、ありがとうございました。でも、結構時間がかかってしまって申し訳ないです」
「長風呂は母親で慣れてるから平気だよ、それに読みかけの本を読んでいたからちょうどいいくらいの時間だったよ」
「そうですか? 諒真さんがそういうならいいんですけど……」
「そうそう、それよりも温まったなら早く部屋に戻った方がいいんじゃない? 湯冷めしてももったいないしさ」
「そうですね、せっかくお風呂をか諒真さんに貸していただいたのに湯冷めして風邪を引いたら申し訳ないですしね。ところで、諒真さんはいつもどのくらいの時間に家を出て学校へ行くんですか?」
「ん? そうだなぁ、八時前くらいには家を出る感じ……かな」
「でしたら、明日の朝は迎えに来ますので一緒に学校へ行きませんか?」
「ん……まあ、近くに住んでるのにわざわざ登校時間をずらすのも変だしね。じゃあ、一緒に行こうか」
「はい、ではでは今日のところはおやすみなさいです」
「うん、それじゃあおやすみ」
諒真はそのまま玄関先まで咲良を送り、隣の部屋から玄関の閉まる音を聞くとようやくといった感じで一息つく。
意識しないようにはしていたが、同い年の女の子に風呂を貸し、風呂上がりの姿を見るのは中々に緊張する物だったのだろう。
「はあ、とりあえず明日の準備をしたら俺も風呂に入って早めに寝るかな」
誰に聞かせるわけでもないが、思わずこの後の予定が口を突いて出る。
翌朝、学校の準備を済ませて食後のコーヒーを飲んでいた諒真のもとにチャイムの音が響き渡る。もしやと思い、インターホンの画面を覗くと、そこに映っていたのは制服に着替えた咲良の姿だった。
「芦沢さん?」
「おはようござます、諒真さん。もう起きていましたか?」
本当に来るとは、という思いと、もう来たのかという思いの二つを胸にインターホンの電源を切り、慌てて玄関の扉を開ける。
「おはよう、芦沢さん」
「はい、おはようございます」
「直ぐ準備してくるから玄関の中でちょっと待っててもらっていいかな?」
「はい、大丈夫ですよ」
慌てて諒真は飲みかけだったコーヒーを飲みほしてシンクに置くと、準備していった通学用のカバンを肩に下げ玄関へと向かっていく。
「おまたせ、芦沢さん」
「いえいえ、全然待ってませんよ」
二人は外へ出て鍵が閉まっていることを確かめると、マンションを出て学校へと向かう。
咲良と二人きりという点を除けばいつもの道を歩きいつも通りに最寄り駅に着く。
しかし、駅でもいつもとは違う風景が見られた。いつもならば諒真よりもかなり遅くホームルームが始まる直前に登校する彩夏の姿が駅にはあった。
「おやおや、諒真と咲良は一緒に登校してきたのかい? 昨日の今日で随分仲良くなったみたいで大変に良いことだね」
諒真と咲良が連れ立って歩いている姿を確認した彩夏は即座にそう声をかける。
「おはようございます、彩夏さん」
「芦沢さんの家が俺の家の近くだったから一緒に来ただけだよ」
「ふふ、それでも仲良くならなければ一緒には来ないだろう?」
「まあ、そうだけどな」
「だったら良いことだよ。……そういえば諒真、身体の調子はどうだい?昨日はだいぶ痛がっていたみたいだけど」
「諒真さん体を痛めていたのですか?」
「ああ、だけどもう大丈夫だよ。一晩寝たらすっきりしていてむしろ普段よりも調子がいいくらいだから」
「……だったらよかった」
彩夏は諒真の答えに納得したのか笑みを浮かべる。一方咲良は体を痛めていた事実を知り自責の念に駆られる。
「芦沢さん、本当にもう大丈夫だから……ね」
「そう……ですね。だったら……あまり気にしないことにします」
「うん、そうして」
諒真は暗に咲良のせいではないとフォローをし、電車の中へと乗り込む。もちろん残りの二人もそれに続き、学校へと向かう。
特に問題が起きる気配もなく順調に教室へとたどり着く。教室の中へと入っていった三人は各々挨拶を交わしながら自分席へと向かっていく。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる