私の旦那は変わり者

満夜

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誠と茜の場合

誠side

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 今日も誠は台所へ。
 将来は自分のお店を持ちたいと思ってる料理好き草食系男子。
 職業は?って?
 それはね、カフェで働いてます。
 作ったり時には接客したり。
 友達のカフェのお手伝い、的な。
 友達「誠、新作のスイーツ作りたいからちょっと捜査してきてくんね?」
 誠「いいよ。 久々にメイド喫茶にでも行ってから捜査するわ。」
 友達「メイド喫茶で捜査してもいいぞ」
 誠「できるわけないだろ、ジャンルが違う。」

 明日は休日。アニメショップに寄るついでにメイド喫茶にでも行こう。
 たまには萌きゅん聞きたいし。

 カランコロン……

 メイド達「お帰りなさいませ、ご主人様」
 
 うんうん、この感じ。みんな今日もいい感じ。

でもなにか違和感がする。
 視線を感じる先にはほかのメイドとは違うオーラを放った女子。
 その子は背が小さいのにショートヘアが似合って、何気なく少年感ある娘。
 僕はこの娘が気になったからこっちから指名させてもらった。
 その娘が指名を受けたと店長から伝えられた時 なぜ!?って疑問が浮かんでいるように見えた。
 こちらへ向かって指名した娘が歩いていてこう言う。
 メイド「し……指名してくれてありがと、新規だからって容赦しないわよ。」
 はいはいとにこやかに答えると顔を赤らめていた。
 可愛いと思ってしまった。

 この娘の名前は 茜 と言うらしい。
 やはり可愛い。
 妹にしたい。 
 僕はダメもとで電話番号を書いた紙を彼女に渡した。

 数日後、茜からラインとして返事が返ってきた。

 また、来てくださいね、待ってます。

と。

僕は草食系男子と思われているがこういう所はちゃんとやる人だ。
 だからこう言った。

 僕とお付き合いしてください、一目見た時守りたいと思いました。

 これがまさかオッケーされるとも思っていなかった。
 僕達は付き合い始め、2年の記念日に茜にプロポーズをしたら大泣きしてくれた。

 さて、プロポーズまでを僕は喋りました。

 続きはラストの回で……
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