大人で子供な師匠のことを、つい甘やかす僕がいる。

takemot

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第五章 弟子

第140話 起きてない?

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 あれ?

『ねえ、弟子君』

 遠くの方で。

『起きてない?』

 師匠の声が。

『本当に、起きてない?』

 聞こえる。

『大丈夫……だよね?』

 何か。

『バレない……よね?』

 言ってるけど。

『じゃあ、いくよ』

 聞き取れない。

『私……私……』

 どうして?

『弟子君のこと……』

 ああ、そっか。

『今までも、これからも』

 きっと、これは。

『大好きだよ』

 夢。

『ん』

 何か。

 唇に。

 柔らかいものが。

『ぷは』

 ?

『えへへ。しちゃった』

 …………

 …………

 あ、もう無理。

 眠くて、意識が。
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