秘密の男装令嬢は貴族学校へ行く

ミント

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放課後の特訓

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帰り道、ふと魔法訓練施設が気になり行ってみる。扉は開いているが誰も居ないようだった。
「ハルトは居ないか……」
無意識に呟いた。

またちょっと自主練習してみようかな?

そんな気分になり昨日の場所に立った。
手を出し、意識を集中させてみる。

光るイメージをして見よう。
光る球、光る球。
「ライティング!」
すると昨日よりも安定した球状の光が現れた。
「上手くいった…えっと…これをどうしよう?上に浮かぶイメージをしてみようかな?」
すると球状の光は私の手の中から少しずつ上昇していく。
辺りが明るく照らされる。
後ろから足音が聞こえてきた。
「リアム……お前すごいじゃん!昨日の今日でよく上達したな。」
ハルトの声だ。
「ハルト!ありがとう。でもこれどうしたらいい?」
「消えるイメージをしてみろ。」
教えてもらった通りに光の球体が縮小していくイメージすると光も連動して小さくなって消えた。

「他のもやってみるか?」
ハルトが言う。
「うん。是非!」
私としては色々覚えたいしやってみたい。
「身体が浮かぶイメージをしてみて。」
「浮かぶイメージね。わかった!」
ふわっと浮かぶイメージ……
「レビテーション!」
隣でハルトが呪文を言う。
ふわっとハルトの身体が浮かんでいる。
私も続いて、
「レビテーション!」
自分の身体が浮かぶのを感じた!
「うわっ!浮かんだ!けど……」
バランスが取れずに逆さまになって浮いている。
「イメージしろ!まっすぐに浮かぶイメージだ。」
まっすぐまっすぐ……
「やった!ハルト浮かべたよ!進めるかな?」
ゆっくり浮かびながら進む。

「お前すごいな。」
ハルトが小さく呟いていた。
「そろそろ降りるぞ。」
そう言ってハルトはすんなり下に降りる。
私もっと続いて降りようとした時バランスお崩してしまった!
「あっ!ヤバい!」
あわや地面と仲良しになるかと思った瞬間、ハルトに抱きとめられて事なきを得た。

「ありがとう。」
ハルトが近い。
さり気なく離れる。
「悪い。初心者なのにいきなりやらせてしまった。」
ハルトが申し訳けなさそうな表情をしている。
「ハルトは悪くないよ。僕が教えて欲しくてお願いしたんだ。また懲りずに教えてくれる?」
そう聞くと…
「わかったよ。」
ってちょっとぶっきらぼうな返事が返ってきた。
「ハルト、ありがとう!」
笑顔で言うと、ハルトが赤い顔をしてそっぽを向いた。
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