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久しぶりの実家でまさかの!
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「ただいま戻りました!」
そう言ってアラン家の扉を開けると、お父様とお母様が出迎えてくれました。
「エレナ!おかえりなさい!」
お母様が抱きしめてくれました。
「お母様、私が着れるドレスはあるかしら?」
「もちろんあるわよ!あなた、やっとドレスを着る気になったの?」
「えっと女装に……」
「女装ってあなたは女の子なのよ?何故女装になるのよ。」
そりゃそう言う反応になりますよね。
「実は、今第2王子の護衛をしてまして……リアムとして女装する必要があるんです。」
余り詳しくいうと止められてしまいそうだから、この位かな?
「第2王子!?それでは断れない話よね…今選んできますから……」
「ではその間にリアムの所に行って来ます!」
そう言ってリアムのいる部屋へ急いでいきます。
「リアム、エレナだよ。今ちょっとだけ帰って来たよ。……私ね、リアムをこんな目に合わせた犯人探しをしているんだよ。もうすぐだからね。リアムも頑張って!」
手を握りながら話し掛ける。
そう言えば、魔力の共有とか出来るのかな?
「リアム、私ね、魔力があるんだって!学校に行って初めて知ったんだよ。この力でなんとかリアムを目覚めさせること、出来ないかな?」
手を繋いでいる部分に意識を集中させる。
そして魔力をリアムの方へ送るイメージをする。
「リアム……エレナだよ!お願い。反応して……。」
目を閉じて願う。すると
『エレナ…』
かすかにリアムの声が聞こえた気がした!ハッとして目をあけるけれど目の前のリアムに変化は見られない。
「気のせい?私がリアムの声が聞きたいから、幻聴?」
『エレナ。僕の声が聞こえるの?』
「やっぱりリアムの声が聞こえる!リアム!エレナよ!目をあけて!」
そう言ってリアムを揺さぶってみるけれど、相変わらず目の前のリアムの意識は回復しているようには見えない。
「リアム…もう一度声が聞きたいよ。」
そうしてリアムに触れると…
『エレナ、君が触れている時だけ僕の声が届くみたいだ。』
「リアム!リアムごめんなさい!私のせいでリアムがこんな事に…」
『エレナ、泣かないで。僕はこれでも君の兄だからね。君が無事でいてくれて嬉しいよ。ところであれからどれくらい時間がたったんだ?』
「リアム…私達もう15歳になったのよ。私あなたに話したいことがいっぱいあるのよ!でも、いっぺんには無理ね。」
『3年も僕は寝ていたのか ?信じられないな。』
「そうよね。……でもなんで急に話が出来るようになったのかしら?」
『多分エレナが僕に魔力を流し込んだからじゃないかな?』
「そうだったのね!どうしたらリアムは身体も目覚めるのかしら?来るたびに魔力を流し込んでみるね!とりあえず、私ね、今リアムのフリをして学校に行ってるの。そして第二王子と犯人を捕まえる算段中よ。もうすこしだからね!」
『えっ?エレナ…大丈夫なの?男のフリをしているのか?しかも第二王子?』
「大丈夫よ!うまくやってるから!
リアムは第二王子と面識あったんだね。忘れたフリをしてしのいだよ。まぁ、とにかくなんとか頑張ってるから、リアムも早く元気になって!」
『なんか色々不安だ。僕も僕なりに頑張ってみるよ。エレナ、ありがとう。』
「リアム……お父様とお母様にもこの話してくるね。きっと喜ぶよ!リアムと話せて良かった!また来るからね。犯人探しも頑張るから!」
そうしてリアムの部屋を後にした。
「お父様、お母様!リアムとお話してきました。」
「そう、変わりなかった?そうそう、ドレスを3着選んでみたのよ。」
いつもの私の独り言だと思われたみたいです。
「そうではなくてですね、リアムに魔力を流し込んでみたら手を触れている時だけお話が出来たんです!」
「なんですって!」
お母様がやっと理解してくれたようです。
「リアムの声が聞こえるんです。…まだ肉体は眠ったままのようですが、意識は覚醒できているようでした。これから来るたびに魔力を流し込んでみて、回復を促せればと思います!」
そう言うと、
「あなた…魔力を持っているの?」
あっそこからでしたか。
「学校に通いだして、自分が魔力持ちだという事が発覚しました。それもあって今回第二王子付きの護衛なんです。」
「お前のお祖母様が魔力持ちだったからな。」
とお父様。
そうだったんですね。
という事はお父様とお母様には無いということかしら?
「リアムに魔力があるかどうかはわかりませんが、私の魔力に反応してくれたので相性は良いのだと思います。」
「そうか…エレナにしか出来ないことだな…。護衛の件もだが、無理のない程度に頑張るんだぞ。」
お父様もとりあえず私の任務に関しても理解をしてくれたようです。
そしてこの後、ドレスを選び小物一式をトランクに詰め込みアラン家を後にしました。
そう言ってアラン家の扉を開けると、お父様とお母様が出迎えてくれました。
「エレナ!おかえりなさい!」
お母様が抱きしめてくれました。
「お母様、私が着れるドレスはあるかしら?」
「もちろんあるわよ!あなた、やっとドレスを着る気になったの?」
「えっと女装に……」
「女装ってあなたは女の子なのよ?何故女装になるのよ。」
そりゃそう言う反応になりますよね。
「実は、今第2王子の護衛をしてまして……リアムとして女装する必要があるんです。」
余り詳しくいうと止められてしまいそうだから、この位かな?
「第2王子!?それでは断れない話よね…今選んできますから……」
「ではその間にリアムの所に行って来ます!」
そう言ってリアムのいる部屋へ急いでいきます。
「リアム、エレナだよ。今ちょっとだけ帰って来たよ。……私ね、リアムをこんな目に合わせた犯人探しをしているんだよ。もうすぐだからね。リアムも頑張って!」
手を握りながら話し掛ける。
そう言えば、魔力の共有とか出来るのかな?
「リアム、私ね、魔力があるんだって!学校に行って初めて知ったんだよ。この力でなんとかリアムを目覚めさせること、出来ないかな?」
手を繋いでいる部分に意識を集中させる。
そして魔力をリアムの方へ送るイメージをする。
「リアム……エレナだよ!お願い。反応して……。」
目を閉じて願う。すると
『エレナ…』
かすかにリアムの声が聞こえた気がした!ハッとして目をあけるけれど目の前のリアムに変化は見られない。
「気のせい?私がリアムの声が聞きたいから、幻聴?」
『エレナ。僕の声が聞こえるの?』
「やっぱりリアムの声が聞こえる!リアム!エレナよ!目をあけて!」
そう言ってリアムを揺さぶってみるけれど、相変わらず目の前のリアムの意識は回復しているようには見えない。
「リアム…もう一度声が聞きたいよ。」
そうしてリアムに触れると…
『エレナ、君が触れている時だけ僕の声が届くみたいだ。』
「リアム!リアムごめんなさい!私のせいでリアムがこんな事に…」
『エレナ、泣かないで。僕はこれでも君の兄だからね。君が無事でいてくれて嬉しいよ。ところであれからどれくらい時間がたったんだ?』
「リアム…私達もう15歳になったのよ。私あなたに話したいことがいっぱいあるのよ!でも、いっぺんには無理ね。」
『3年も僕は寝ていたのか ?信じられないな。』
「そうよね。……でもなんで急に話が出来るようになったのかしら?」
『多分エレナが僕に魔力を流し込んだからじゃないかな?』
「そうだったのね!どうしたらリアムは身体も目覚めるのかしら?来るたびに魔力を流し込んでみるね!とりあえず、私ね、今リアムのフリをして学校に行ってるの。そして第二王子と犯人を捕まえる算段中よ。もうすこしだからね!」
『えっ?エレナ…大丈夫なの?男のフリをしているのか?しかも第二王子?』
「大丈夫よ!うまくやってるから!
リアムは第二王子と面識あったんだね。忘れたフリをしてしのいだよ。まぁ、とにかくなんとか頑張ってるから、リアムも早く元気になって!」
『なんか色々不安だ。僕も僕なりに頑張ってみるよ。エレナ、ありがとう。』
「リアム……お父様とお母様にもこの話してくるね。きっと喜ぶよ!リアムと話せて良かった!また来るからね。犯人探しも頑張るから!」
そうしてリアムの部屋を後にした。
「お父様、お母様!リアムとお話してきました。」
「そう、変わりなかった?そうそう、ドレスを3着選んでみたのよ。」
いつもの私の独り言だと思われたみたいです。
「そうではなくてですね、リアムに魔力を流し込んでみたら手を触れている時だけお話が出来たんです!」
「なんですって!」
お母様がやっと理解してくれたようです。
「リアムの声が聞こえるんです。…まだ肉体は眠ったままのようですが、意識は覚醒できているようでした。これから来るたびに魔力を流し込んでみて、回復を促せればと思います!」
そう言うと、
「あなた…魔力を持っているの?」
あっそこからでしたか。
「学校に通いだして、自分が魔力持ちだという事が発覚しました。それもあって今回第二王子付きの護衛なんです。」
「お前のお祖母様が魔力持ちだったからな。」
とお父様。
そうだったんですね。
という事はお父様とお母様には無いということかしら?
「リアムに魔力があるかどうかはわかりませんが、私の魔力に反応してくれたので相性は良いのだと思います。」
「そうか…エレナにしか出来ないことだな…。護衛の件もだが、無理のない程度に頑張るんだぞ。」
お父様もとりあえず私の任務に関しても理解をしてくれたようです。
そしてこの後、ドレスを選び小物一式をトランクに詰め込みアラン家を後にしました。
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