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三
イスヒス帝国(1)
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「エルスト様、ひとりじゃ危ないんですってば!」
ベルの声がエルストの背中に届いた。隠れ家のクローゼットにあった青いローブをまとったエルストは、二年という月日を経て、ふたたび王都マグナキャッスルの土地を踏んでいる。エルストが歩くたび弓矢や剣が揺れていた。エルストを追うベルの肩にはアギを詰め込んだナップサックがぶらさがっている。空飛ぶホウキは隠れ家に置いてきた。
ベルの隠れ家は、ベルの両親が保持していた石の家だった。亡き両親にかわり、今はベルが隠れ家一帯に結界魔法を施しているため、人目に〝映らず〟、安全というわけだった。そんな隠れ家をエルストが抜け出した理由は、朝食の席でベルから聞いた〝イスヒス帝国〟の話である。イスヒス帝国とは——世間では今や王国は滅んだとされており、王族エルオーベルング家のかわりに〝ターグ皇帝家〟なる一族が君臨する帝国である。世界は現在、このイスヒス帝国に統治されているという話だった。
エルストは憤慨した。王国は滅亡したと人々は判断していることはもちろん、ベルに聞くかぎり、ターグ皇帝家は国民に圧制を敷いているようだからである。
加工済みドラゴンを持っていた魔法使いは加工済みドラゴンを奪われるどころか〝加工済みドラゴンを所持した罪〟によって殺されるという。ベルがアギの頭を隠しているのはこのためだ。さらには皇帝自ら選出した国民は帝国兵として徴兵されるという。逆らった者は死罪にするそうだ。
そもそもターグ皇帝家とは何者なのか。エルストが王都で暮らしていた時代、そんな名前は聞いたことがなかった。兄や両親ならば見知っていたのかもしれないが、死人に今さら訊くことなどできはしない。エルストには、ターグ家が、サード・エンダーズによる王都襲撃事件の隙を突いて王家に成り代わったようにしか考えられなかった。以上がエルストの憤慨する理由である。
王都マグナキャッスルもまた都市の周囲を山に囲まれており、とくに郊外の町は深い谷間に位置している土地だ。そのため常に薄暗く、寒冷地となっている。陽が射しこむのは中心街や王都中央の岩トカゲが抱える城くらいだ。エルストとベルは王都郊外から王都中心街へと進んでいる最中である。王都に行きたがったエルストをベルがワープ魔法を使って移動させる前、ベルは、アギをナップサックの中に押し込んだ。ベル曰く「危険だから」とのことだ。エルストのあとを追うベルは、目の前を早歩きで進むエルストの右腕を掴んだ。
「帝都のあちこちをイスヒス兵がうろついてます。見つかったら、というかエルスト様の身分や正体がバレでもしたら……」
ベルは小声になる。
「殺されますよ。イスヒス帝国は王国を嫌ってますから」
「じゃあ僕の名前を呼ばないでくれる、ベル? そうすりゃ無事で済むよ」
「そんなコワい顔してこの街をふらついてたら異端視されて捕まるのがオチですよ、エルスト様」
「異端ね。僕はもう異端なのか。そうかもしれない」
「だから私から離れないでくださいね。城に忍び込んで皇帝の顔を見たら、すぐ隠れ家にワープする。これが隠れ家を出るときに交わした約束ですからね」
「ベル、道案内してくれない? 王都城下町の道は君のほうが詳しそうだ」
ベルはエルストからやや目をそらし、ここはもう帝都です、と念を押すように言った。
エルストの思い違いでなければ王都郊外は農林地帯が広がっていたはずだが、今となってはただの雑木林だ。ぼうぼうに草木が生え、とても人間の手入れが行き届いているとは言えない。日中であるはずなのだが夜のように薄暗い〝帝都〟郊外を抜け、エルストらはようやく民間の居住区に出た。まるで黄昏時のように殺風景だ。不規則な形をした石が道に埋め込まれている。谷間に吹く風が砂埃を舞わせている。人の気配は少ないようだ。
石造りの住居が建ち並んでいるが、どの家も、窓や戸を閉め切っている。街路樹は荒れ放題だ。夜にはさぞ不気味な街に成り下がるだろう、とエルストは考えながら歩を進める。ここにきて帝都の中心、岩トカゲを眺めることができた。エルストの胸には、とたんに懐かしさが込み上げてきた。
「このへんも二年前、火事に見舞われたんですけど、今はなんとか復旧してますね」
エルストの隣に並んだベルが言った。
「だけど大勢の国民が虐殺された。あの男……絶対に許さない」
力強く言うベルの隣で、エルストは眉を寄せた。ベルと初めて会ったとき、ベルが口にしていた「大勢の人が死んだ」とは、あの夜同時に起きた王都火災のときにおこなわれたらしい虐殺のことだったのか、とようやく知った。
「それもさ、もちろんサード・エンダーズのしわざなんだよね」
「ほかに誰がいるって言うんですか、エルスト様」
「ううん。けど……国民を守りもしないでって……」
エルストが言いかけたとき、少し先に建つ住宅の陰から女の悲鳴が聞こえた。エルストとベルは顔を見合わせ、やがて一斉に走り出した。
「あ、待って、エルスト様。イスヒス兵です」
ところがエルストはベルに押されて住宅の陰に隠れさせられた。ベルを先頭に、道端で繰り広げられている口論を覗き見る。口論しているのは赤毛の少女と、イスヒス兵と思しき武装した男だった。イスヒス兵はフードをかぶり、腰には剣を携えている。
「いくら皇帝陛下のご命令であっても、水色の目をしているからといって弟を処刑するなんてあんまりです!」
黄色のストールをまとった赤毛の少女は長い髪を振り乱しながら泣き叫んでいる。エルストはベルの右肩を叩く。
「水色の目だって? ベル、どういうこと?」
「や、私も初めて聞きました……なんの話だかさっぱりですけど。だけど本当なら、横暴どころじゃ済まないですよ、皇帝の政治は」
「あっ! 兵士のやつ、女の子を殴ったぞ!」
「えっ? あ、ちょっと、エルスト様、勝手に動かないでくださいって、あーもう!」
住宅の陰から飛び出したエルストを、ベルが慌てて追いかける。
「おい!」
エルストは赤毛の少女とイスヒス兵のあいだに割って入り、イスヒス兵の前に立ち塞がる。
「おまえ、今この女の子に向けて剣を抜こうとしてるな。誰がこんな暴挙を許したんだ。これも皇帝とやらの命令か?」
エルストの目は剣の柄に手をのせた兵士の挙動を見逃してはいなかった。
「のけ! なんだ貴様は!」
イスヒス兵はエルストに敵意を向けた。まずい、と、地に倒れていた赤毛の少女を支えるベルは瞬時に思った。興奮しているエルストが名乗りかねない上に、肩からぶらさげているナップサックにはアギという加工済みドラゴンがいる。どうにか事なきを得てこの場を乗り切りたい、とベルは願う。
「その〝瞳〟! そしてその青いローブ! 貴様、加工済みドラゴンを持った魔法使いだな!」
「え?」
ベルはつい声に出した。もしかするとエルストも似た反応を示したかもしれない。だがベルが口を挟む前に、エルストらの未来はイスヒス兵によって決定される。
「水色の瞳をした者は重罪人! ましてや加工済みドラゴンの所持は死刑! 貴様らを城に連行する!」
思いがけない展開だった。イスヒス兵が高らかに叫んだ次の瞬間、エルストとベル、そして赤毛の少女は、城の中にある牢獄へとワープさせられた。
ベルの声がエルストの背中に届いた。隠れ家のクローゼットにあった青いローブをまとったエルストは、二年という月日を経て、ふたたび王都マグナキャッスルの土地を踏んでいる。エルストが歩くたび弓矢や剣が揺れていた。エルストを追うベルの肩にはアギを詰め込んだナップサックがぶらさがっている。空飛ぶホウキは隠れ家に置いてきた。
ベルの隠れ家は、ベルの両親が保持していた石の家だった。亡き両親にかわり、今はベルが隠れ家一帯に結界魔法を施しているため、人目に〝映らず〟、安全というわけだった。そんな隠れ家をエルストが抜け出した理由は、朝食の席でベルから聞いた〝イスヒス帝国〟の話である。イスヒス帝国とは——世間では今や王国は滅んだとされており、王族エルオーベルング家のかわりに〝ターグ皇帝家〟なる一族が君臨する帝国である。世界は現在、このイスヒス帝国に統治されているという話だった。
エルストは憤慨した。王国は滅亡したと人々は判断していることはもちろん、ベルに聞くかぎり、ターグ皇帝家は国民に圧制を敷いているようだからである。
加工済みドラゴンを持っていた魔法使いは加工済みドラゴンを奪われるどころか〝加工済みドラゴンを所持した罪〟によって殺されるという。ベルがアギの頭を隠しているのはこのためだ。さらには皇帝自ら選出した国民は帝国兵として徴兵されるという。逆らった者は死罪にするそうだ。
そもそもターグ皇帝家とは何者なのか。エルストが王都で暮らしていた時代、そんな名前は聞いたことがなかった。兄や両親ならば見知っていたのかもしれないが、死人に今さら訊くことなどできはしない。エルストには、ターグ家が、サード・エンダーズによる王都襲撃事件の隙を突いて王家に成り代わったようにしか考えられなかった。以上がエルストの憤慨する理由である。
王都マグナキャッスルもまた都市の周囲を山に囲まれており、とくに郊外の町は深い谷間に位置している土地だ。そのため常に薄暗く、寒冷地となっている。陽が射しこむのは中心街や王都中央の岩トカゲが抱える城くらいだ。エルストとベルは王都郊外から王都中心街へと進んでいる最中である。王都に行きたがったエルストをベルがワープ魔法を使って移動させる前、ベルは、アギをナップサックの中に押し込んだ。ベル曰く「危険だから」とのことだ。エルストのあとを追うベルは、目の前を早歩きで進むエルストの右腕を掴んだ。
「帝都のあちこちをイスヒス兵がうろついてます。見つかったら、というかエルスト様の身分や正体がバレでもしたら……」
ベルは小声になる。
「殺されますよ。イスヒス帝国は王国を嫌ってますから」
「じゃあ僕の名前を呼ばないでくれる、ベル? そうすりゃ無事で済むよ」
「そんなコワい顔してこの街をふらついてたら異端視されて捕まるのがオチですよ、エルスト様」
「異端ね。僕はもう異端なのか。そうかもしれない」
「だから私から離れないでくださいね。城に忍び込んで皇帝の顔を見たら、すぐ隠れ家にワープする。これが隠れ家を出るときに交わした約束ですからね」
「ベル、道案内してくれない? 王都城下町の道は君のほうが詳しそうだ」
ベルはエルストからやや目をそらし、ここはもう帝都です、と念を押すように言った。
エルストの思い違いでなければ王都郊外は農林地帯が広がっていたはずだが、今となってはただの雑木林だ。ぼうぼうに草木が生え、とても人間の手入れが行き届いているとは言えない。日中であるはずなのだが夜のように薄暗い〝帝都〟郊外を抜け、エルストらはようやく民間の居住区に出た。まるで黄昏時のように殺風景だ。不規則な形をした石が道に埋め込まれている。谷間に吹く風が砂埃を舞わせている。人の気配は少ないようだ。
石造りの住居が建ち並んでいるが、どの家も、窓や戸を閉め切っている。街路樹は荒れ放題だ。夜にはさぞ不気味な街に成り下がるだろう、とエルストは考えながら歩を進める。ここにきて帝都の中心、岩トカゲを眺めることができた。エルストの胸には、とたんに懐かしさが込み上げてきた。
「このへんも二年前、火事に見舞われたんですけど、今はなんとか復旧してますね」
エルストの隣に並んだベルが言った。
「だけど大勢の国民が虐殺された。あの男……絶対に許さない」
力強く言うベルの隣で、エルストは眉を寄せた。ベルと初めて会ったとき、ベルが口にしていた「大勢の人が死んだ」とは、あの夜同時に起きた王都火災のときにおこなわれたらしい虐殺のことだったのか、とようやく知った。
「それもさ、もちろんサード・エンダーズのしわざなんだよね」
「ほかに誰がいるって言うんですか、エルスト様」
「ううん。けど……国民を守りもしないでって……」
エルストが言いかけたとき、少し先に建つ住宅の陰から女の悲鳴が聞こえた。エルストとベルは顔を見合わせ、やがて一斉に走り出した。
「あ、待って、エルスト様。イスヒス兵です」
ところがエルストはベルに押されて住宅の陰に隠れさせられた。ベルを先頭に、道端で繰り広げられている口論を覗き見る。口論しているのは赤毛の少女と、イスヒス兵と思しき武装した男だった。イスヒス兵はフードをかぶり、腰には剣を携えている。
「いくら皇帝陛下のご命令であっても、水色の目をしているからといって弟を処刑するなんてあんまりです!」
黄色のストールをまとった赤毛の少女は長い髪を振り乱しながら泣き叫んでいる。エルストはベルの右肩を叩く。
「水色の目だって? ベル、どういうこと?」
「や、私も初めて聞きました……なんの話だかさっぱりですけど。だけど本当なら、横暴どころじゃ済まないですよ、皇帝の政治は」
「あっ! 兵士のやつ、女の子を殴ったぞ!」
「えっ? あ、ちょっと、エルスト様、勝手に動かないでくださいって、あーもう!」
住宅の陰から飛び出したエルストを、ベルが慌てて追いかける。
「おい!」
エルストは赤毛の少女とイスヒス兵のあいだに割って入り、イスヒス兵の前に立ち塞がる。
「おまえ、今この女の子に向けて剣を抜こうとしてるな。誰がこんな暴挙を許したんだ。これも皇帝とやらの命令か?」
エルストの目は剣の柄に手をのせた兵士の挙動を見逃してはいなかった。
「のけ! なんだ貴様は!」
イスヒス兵はエルストに敵意を向けた。まずい、と、地に倒れていた赤毛の少女を支えるベルは瞬時に思った。興奮しているエルストが名乗りかねない上に、肩からぶらさげているナップサックにはアギという加工済みドラゴンがいる。どうにか事なきを得てこの場を乗り切りたい、とベルは願う。
「その〝瞳〟! そしてその青いローブ! 貴様、加工済みドラゴンを持った魔法使いだな!」
「え?」
ベルはつい声に出した。もしかするとエルストも似た反応を示したかもしれない。だがベルが口を挟む前に、エルストらの未来はイスヒス兵によって決定される。
「水色の瞳をした者は重罪人! ましてや加工済みドラゴンの所持は死刑! 貴様らを城に連行する!」
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