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14 話し合い
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王宮の奥、普段はわたしたちのような下々が足を踏み入れることのない会議の間に、いまわたしは立っていた。
磨かれた大理石の床。天井から下がる燭台には無数の炎が揺れ、昼間だというのに橙色の光が室内を満たしている。壁には緋色の幕が掛かり、その前に設えられた長卓を挟んで、片や白衣を纏った神官たち、片や豪奢な衣装の貴族たちが向かい合っていた。
わたしは神官であり、神官長に従う従者として端に控えているにすぎない。だが、平民出の身がこうした場に立ち会えるのは異例中の異例で、胸の奥は緊張で張り裂けそうだった。
やがて、王家の代理を務める参事官が議事の開始を告げる。
「本日の議題は、平民の家に子が生まれた件について、である」
その一言に広間はどよめいた。
噂はすでに国中に広まっている。聖樹を目指した一組の平民夫婦が、祈りの後に子を授かった。
久しく絶えていた産声が村に響き渡ったと。人々は歓喜し、涙を流して聖女に感謝した。その報せは王都にも届き、希望と驚きとをもたらしたのだ。
しかし、この場に集う者たちにとっては、単純な喜びでは済まない。
最初に口を開いたのは、王家に近い伯爵であった。
「――神託は【神殿と聖樹を三往復して祈れ】とあった。なのになぜ、平民に子が生まれたのだ。
我が家の者は神託どおり三往復を果たしたが、まだ子は産まれぬ!」
苛立ちを隠さぬ声に、同調のざわめきが広がった。
わたしの胸は痛む。あの子の産声は希望であるはずなのに、ここでは疑いと怒りの火種でしかない。
師は静かな声で答えた。
「女神の告げられたのは『三往復すれば子を期待できる』ということだけです。期待であって、保証ではない」
「期待だと?」と侯爵が卓を叩いた。彼は公爵派に連なる強硬な人物だ。
「ならば神殿は初めから我らを欺いていたのだ! 我らは信じて寄進を行い、道を整え、民を導いてきた。それが空言だったというのか!」
師は一歩も退かずに答える。
「信じてきたと仰る。しかし本当にそうでしょうか。ならば問います――聖女様を大事にせず、第二妃を迎えたのは誰ですか。女神の託宣は『聖女を王妃として敬え』であったはず。神託を軽んじたのは、いったいどちらでしょう」
広間に冷たい沈黙が走った。
貴族たちの顔に走る怒りと後ろめたさ。
その沈黙を破ったのは、一人の男である。いかにも実直そうだ。
「民は聖樹に向かい、聖女に祈りを捧げている。民こそは神託。聖女を王妃として敬えと実践しているのではないか?」
「そうなのでしょう。実際、神殿はバーバラ様との婚姻には反対の立場でした」
師は冷ややかに切り返す。ついで言葉を選びながら続けた。
「だが、神殿とて一枚岩ではない。貴族出身の神殿長。神官長。それぞれの背後には貴族がおる。思惑はそれこそ、五万とある」
「神殿には責任がないと言うのか?」
「いいえ、そんなことは‥‥‥責任はありますよ‥‥‥・勘違いしないでいただきたい。今日の議題は平民に子が産まれたことです。産まれたのは一人、二人ではありませんよ。聖女の力でしょうか?」
しんと静かになった会場に、師である神官長の言葉が響く。
「聖女様の像が建ったのは、神殿が神託を広めたから。そして寄進を勧めたのも聖女様のお言葉によるものです。ただし聖女様は公の場で発言されたわけではない。侍女に語った言葉が、茶飲み話として広まり、やがて都に伝わった。神殿が広めたのではありません」
ここで別の伯爵が声を張り上げた。
「だが寄進をしても、我らの家には何の見返りもない! 子が生まれるわけでもない、商いが潤うわけでもない。ただ出費ばかりが嵩んだ!」
その言葉に、あちこちから同調の声があがる。
「確かに……」「寄進すれど変わらぬ……」
神官長は淡々と答えた。
「神のお礼――病が癒えた、子に恵まれた、そうした話は民が勝手に言っているだけのこと。神殿は一度として『寄進すればお礼がある』などと告げてはいない。聖女様も、公の場でそのように約したことはないのです」
広間にざわめきが広がる。
「では民は妄信しているだけだと?」
「聖女自ら言ったのではないのか……」
神官長は首を横に振った。
「聖女様は民を煩わせまいと、直接は語られない。ただ侍女への何気ない言葉が広まっただけです。『ありがたいことだ』と互いに言い合ううち、勝手に神からの礼と結びつけたのです」
議場の空気は一層ざわついた。
そのとき、年配の伯爵が声を低く放った。
「……思い出せ。聖女様の侍女の件を」
空気が凍りつく。
伯爵は続けた。
「身分の低い娘が聖女様の侍女に付けられていた。公爵家の推挙でな。皆、不思議に思っていた。だが聖女様が殊のほか気に入っている様子だったので、誰も強くは言わなかった。その侍女がある日突然姿を消したのを覚えているだろう」
「確かに……」「妙なことだった」
低い囁きが広間を走る。
「聖女様が気にしていなかったのも不自然だった」と別の伯爵が口を挟む。
「我らの間では囁かれていた。薬でも盛っていたのではないか、とな」
その言葉に再びざわめきが渦巻いた。
わたしは背筋に寒気を覚える。噂に聞いたことはあったが、公の場で語られるとは。
神官長は静かに頷き、言葉を継いだ。
「全ては推察の域を出ません。懐妊を妨げる薬が盛られていたとも言えるし、いなかったとも言える。
ただ、侍女が一人いなくなっただけです。目的を果たして消された。定石ならそうでしょうね。
そうだとしたら、子が生まれぬ原因は神殿ではなく王宮にこそある。侍女の出自を推したのはどなたか。証拠を証人を消したのはどなたか。それをこそ問うべきです」
王家寄りの伯爵が青ざめた顔で反論する。
「待て! 証拠もなく神殿は我らを糾弾するのか!」
神官長は冷ややかに言い放った。
「証拠がないのは、隠されたからです。侍女が消え、薬の痕跡も消えた。噂は隠せません。子が生まれぬのは神殿の咎ではなく、王宮の罪――その可能性を民はとうに語っています」
広間は嵐のようにざわめいた。派閥があらわになる。
王家寄りの貴族たちは必死に神殿を非難し、神殿寄りの者たちは頷き、中立の地方領主たちは沈黙を保って様子をうかがう。
公爵派の強硬派は聖女そのものを疑いの目で見つめている。
やがて、震える声が場を裂いた。
「……わが娘は神託どおりに三往復をした。祈りも欠かさなかった。それでも子は産声をあげなかった。なぜだ。なぜこの国は、子を奪うのだ……!」
初老の伯爵であった。嗚咽を堪えきれず、広間で涙を流す。その姿に誰も言葉を返せなかった。
神官長は静かに告げる。
「それが女神の御心です。人の選択が未来を形作る。聖女様を疎んじ、神託を軽んじたのは誰か。我らが省みぬ限り、未来は開かれぬ」
長卓を挟む誰もが口をつぐみ、燭台の炎だけが揺れていた。
参事官がようやく口を開く。
「本日の会議はこれまでとする。結論は出ずとも、議論は尽くされた。各家は立場を持ち帰り、反省して再び集う日に備えよ」
重い椅子の軋みが連なり、貴族たちは顔を伏せて退席していく。神官たちも祈りを唱えながら席を立った。
わたしは最後まで神官長の背を追った。胸の奥には、聖女の像に祈る人々の姿が消えない。
平民のわたしだからこそ、その光を信じられるのだ。
磨かれた大理石の床。天井から下がる燭台には無数の炎が揺れ、昼間だというのに橙色の光が室内を満たしている。壁には緋色の幕が掛かり、その前に設えられた長卓を挟んで、片や白衣を纏った神官たち、片や豪奢な衣装の貴族たちが向かい合っていた。
わたしは神官であり、神官長に従う従者として端に控えているにすぎない。だが、平民出の身がこうした場に立ち会えるのは異例中の異例で、胸の奥は緊張で張り裂けそうだった。
やがて、王家の代理を務める参事官が議事の開始を告げる。
「本日の議題は、平民の家に子が生まれた件について、である」
その一言に広間はどよめいた。
噂はすでに国中に広まっている。聖樹を目指した一組の平民夫婦が、祈りの後に子を授かった。
久しく絶えていた産声が村に響き渡ったと。人々は歓喜し、涙を流して聖女に感謝した。その報せは王都にも届き、希望と驚きとをもたらしたのだ。
しかし、この場に集う者たちにとっては、単純な喜びでは済まない。
最初に口を開いたのは、王家に近い伯爵であった。
「――神託は【神殿と聖樹を三往復して祈れ】とあった。なのになぜ、平民に子が生まれたのだ。
我が家の者は神託どおり三往復を果たしたが、まだ子は産まれぬ!」
苛立ちを隠さぬ声に、同調のざわめきが広がった。
わたしの胸は痛む。あの子の産声は希望であるはずなのに、ここでは疑いと怒りの火種でしかない。
師は静かな声で答えた。
「女神の告げられたのは『三往復すれば子を期待できる』ということだけです。期待であって、保証ではない」
「期待だと?」と侯爵が卓を叩いた。彼は公爵派に連なる強硬な人物だ。
「ならば神殿は初めから我らを欺いていたのだ! 我らは信じて寄進を行い、道を整え、民を導いてきた。それが空言だったというのか!」
師は一歩も退かずに答える。
「信じてきたと仰る。しかし本当にそうでしょうか。ならば問います――聖女様を大事にせず、第二妃を迎えたのは誰ですか。女神の託宣は『聖女を王妃として敬え』であったはず。神託を軽んじたのは、いったいどちらでしょう」
広間に冷たい沈黙が走った。
貴族たちの顔に走る怒りと後ろめたさ。
その沈黙を破ったのは、一人の男である。いかにも実直そうだ。
「民は聖樹に向かい、聖女に祈りを捧げている。民こそは神託。聖女を王妃として敬えと実践しているのではないか?」
「そうなのでしょう。実際、神殿はバーバラ様との婚姻には反対の立場でした」
師は冷ややかに切り返す。ついで言葉を選びながら続けた。
「だが、神殿とて一枚岩ではない。貴族出身の神殿長。神官長。それぞれの背後には貴族がおる。思惑はそれこそ、五万とある」
「神殿には責任がないと言うのか?」
「いいえ、そんなことは‥‥‥責任はありますよ‥‥‥・勘違いしないでいただきたい。今日の議題は平民に子が産まれたことです。産まれたのは一人、二人ではありませんよ。聖女の力でしょうか?」
しんと静かになった会場に、師である神官長の言葉が響く。
「聖女様の像が建ったのは、神殿が神託を広めたから。そして寄進を勧めたのも聖女様のお言葉によるものです。ただし聖女様は公の場で発言されたわけではない。侍女に語った言葉が、茶飲み話として広まり、やがて都に伝わった。神殿が広めたのではありません」
ここで別の伯爵が声を張り上げた。
「だが寄進をしても、我らの家には何の見返りもない! 子が生まれるわけでもない、商いが潤うわけでもない。ただ出費ばかりが嵩んだ!」
その言葉に、あちこちから同調の声があがる。
「確かに……」「寄進すれど変わらぬ……」
神官長は淡々と答えた。
「神のお礼――病が癒えた、子に恵まれた、そうした話は民が勝手に言っているだけのこと。神殿は一度として『寄進すればお礼がある』などと告げてはいない。聖女様も、公の場でそのように約したことはないのです」
広間にざわめきが広がる。
「では民は妄信しているだけだと?」
「聖女自ら言ったのではないのか……」
神官長は首を横に振った。
「聖女様は民を煩わせまいと、直接は語られない。ただ侍女への何気ない言葉が広まっただけです。『ありがたいことだ』と互いに言い合ううち、勝手に神からの礼と結びつけたのです」
議場の空気は一層ざわついた。
そのとき、年配の伯爵が声を低く放った。
「……思い出せ。聖女様の侍女の件を」
空気が凍りつく。
伯爵は続けた。
「身分の低い娘が聖女様の侍女に付けられていた。公爵家の推挙でな。皆、不思議に思っていた。だが聖女様が殊のほか気に入っている様子だったので、誰も強くは言わなかった。その侍女がある日突然姿を消したのを覚えているだろう」
「確かに……」「妙なことだった」
低い囁きが広間を走る。
「聖女様が気にしていなかったのも不自然だった」と別の伯爵が口を挟む。
「我らの間では囁かれていた。薬でも盛っていたのではないか、とな」
その言葉に再びざわめきが渦巻いた。
わたしは背筋に寒気を覚える。噂に聞いたことはあったが、公の場で語られるとは。
神官長は静かに頷き、言葉を継いだ。
「全ては推察の域を出ません。懐妊を妨げる薬が盛られていたとも言えるし、いなかったとも言える。
ただ、侍女が一人いなくなっただけです。目的を果たして消された。定石ならそうでしょうね。
そうだとしたら、子が生まれぬ原因は神殿ではなく王宮にこそある。侍女の出自を推したのはどなたか。証拠を証人を消したのはどなたか。それをこそ問うべきです」
王家寄りの伯爵が青ざめた顔で反論する。
「待て! 証拠もなく神殿は我らを糾弾するのか!」
神官長は冷ややかに言い放った。
「証拠がないのは、隠されたからです。侍女が消え、薬の痕跡も消えた。噂は隠せません。子が生まれぬのは神殿の咎ではなく、王宮の罪――その可能性を民はとうに語っています」
広間は嵐のようにざわめいた。派閥があらわになる。
王家寄りの貴族たちは必死に神殿を非難し、神殿寄りの者たちは頷き、中立の地方領主たちは沈黙を保って様子をうかがう。
公爵派の強硬派は聖女そのものを疑いの目で見つめている。
やがて、震える声が場を裂いた。
「……わが娘は神託どおりに三往復をした。祈りも欠かさなかった。それでも子は産声をあげなかった。なぜだ。なぜこの国は、子を奪うのだ……!」
初老の伯爵であった。嗚咽を堪えきれず、広間で涙を流す。その姿に誰も言葉を返せなかった。
神官長は静かに告げる。
「それが女神の御心です。人の選択が未来を形作る。聖女様を疎んじ、神託を軽んじたのは誰か。我らが省みぬ限り、未来は開かれぬ」
長卓を挟む誰もが口をつぐみ、燭台の炎だけが揺れていた。
参事官がようやく口を開く。
「本日の会議はこれまでとする。結論は出ずとも、議論は尽くされた。各家は立場を持ち帰り、反省して再び集う日に備えよ」
重い椅子の軋みが連なり、貴族たちは顔を伏せて退席していく。神官たちも祈りを唱えながら席を立った。
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