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23 王妃のもとで
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ジュディは王宮に部屋を貰った。ドレスを着るようにと言うのを断って侍女の制服を着て仕事を始めた。
初日、挨拶に行くと王妃はブローチを渡し、せめてそれを付けて仕事をするように言いつけた。
バージルが回して来た書類はすぐに、処理が済んだ。余った時間で読書をして王妃のお茶に付き合った。
後ろに控えようとするジュディを王妃は席に付かせた。侍女も護衛も席に着くようにすすめるので、ジュディは席に着いた。
「なんでも、来月、教会の偉い人が来るそうなの。堅苦しそうだけど会わないといけないのよ。どんな話をしたらいいと思う?」と王妃が軽く言い出した。
「偉い人と言うのは大司教様でしょうか?」とジュディが聞くと
「誰だっけ?連絡が来てたけど・・・」と言うと後ろの侍女に振り向いて
「ねぇなんて書いてあった?」と聞いた。
「さぁどなただったでしょう?」と言う答えを聞いてジュディは
「それでは調べたほうがいいですね。ドレスはどんなのを着るか連絡が来てますか?」王妃と侍女を見ながら聞くと
「ドレスは好きなのを着るつもりよ」と王妃が答えた。
「それでしたら、わたくしが少し確認に動いてよろしいでしょうか?」とジュディが言うと
「もちろんよ。あなたに来て貰ってよかったわ」と王妃が答え護衛と侍女が頷いた。
お茶の後、ジュディは宰相の部屋にやって来た。部屋に大きな机が置いてあった。
「これが!」とジュディが驚くとライリーが
「そうだよ。なんでも椅子が間に合わないとかで、彼女は来週から来るよ」と答えた。
「そうなんですか。勇気を振り絞って来ましたのに」とジュディが言うと
「いや、王妃に成り代わり、威張って来て欲しい」とバージルが言った。
「そういたしましょう」とジュディは胸を張って言うとすぐに
「あのお願いが、教会の」と言うと
「はいはい、やって来るのは大司教。それと王都の司教が案内で来る。資料をまとめてあるから持って行って。でもあの王妃覚えていたのか。もしかしたらこの事態に対処しようとジュディを・・・いや・・・あのモルファイに娘も売り込まれていた? まぁいい」
「予算は好きに使ってよい。ジュディも付き添いのドレスを作っておくように。それに特別な用事がなくても出来るだけ毎日、顔を出して」とバージルが言った。
「そうだ。予算はジュディがもぎ取ったと王妃に報告して」とバージルは笑いながら言った。
「わかりました。王妃はわたくしですって事ですね」とジュディも笑うと
「また来ます」と部屋を出た。
ジュディは自分の部屋に戻ると資料を王妃用に作った。
「王妃殿下、資料です。作成が遅れてましたので、手伝って一緒に作りましたので見苦しいですが、早いほうがいいと思いまして」と資料と渡した。
「そう、宰相ったら」と王妃が言いながら資料をめくった。
王妃の衣装の欄の予算が棒線で消されていた。
「あら、これは?」と王妃はなにげない口調で聞いた。
「あぁ、それはですね」とジュディはわざと憤りを隠さずに続けた。
「予算が少ないでしょ。ちょっと強く言いまして・・・ドレスメーカーと話してすりあわせて予算がわかるのに・・・もちろん、華美なのはよくないですよ。ですが王妃殿下のお召し物ですので・・・もちろん、節約は大事です。わたくしが見て予算を決めさせていただきます」と一気に言った。
「そう、そうよね」と王妃は勢いに飲まれてうなずいた。
初日、挨拶に行くと王妃はブローチを渡し、せめてそれを付けて仕事をするように言いつけた。
バージルが回して来た書類はすぐに、処理が済んだ。余った時間で読書をして王妃のお茶に付き合った。
後ろに控えようとするジュディを王妃は席に付かせた。侍女も護衛も席に着くようにすすめるので、ジュディは席に着いた。
「なんでも、来月、教会の偉い人が来るそうなの。堅苦しそうだけど会わないといけないのよ。どんな話をしたらいいと思う?」と王妃が軽く言い出した。
「偉い人と言うのは大司教様でしょうか?」とジュディが聞くと
「誰だっけ?連絡が来てたけど・・・」と言うと後ろの侍女に振り向いて
「ねぇなんて書いてあった?」と聞いた。
「さぁどなただったでしょう?」と言う答えを聞いてジュディは
「それでは調べたほうがいいですね。ドレスはどんなのを着るか連絡が来てますか?」王妃と侍女を見ながら聞くと
「ドレスは好きなのを着るつもりよ」と王妃が答えた。
「それでしたら、わたくしが少し確認に動いてよろしいでしょうか?」とジュディが言うと
「もちろんよ。あなたに来て貰ってよかったわ」と王妃が答え護衛と侍女が頷いた。
お茶の後、ジュディは宰相の部屋にやって来た。部屋に大きな机が置いてあった。
「これが!」とジュディが驚くとライリーが
「そうだよ。なんでも椅子が間に合わないとかで、彼女は来週から来るよ」と答えた。
「そうなんですか。勇気を振り絞って来ましたのに」とジュディが言うと
「いや、王妃に成り代わり、威張って来て欲しい」とバージルが言った。
「そういたしましょう」とジュディは胸を張って言うとすぐに
「あのお願いが、教会の」と言うと
「はいはい、やって来るのは大司教。それと王都の司教が案内で来る。資料をまとめてあるから持って行って。でもあの王妃覚えていたのか。もしかしたらこの事態に対処しようとジュディを・・・いや・・・あのモルファイに娘も売り込まれていた? まぁいい」
「予算は好きに使ってよい。ジュディも付き添いのドレスを作っておくように。それに特別な用事がなくても出来るだけ毎日、顔を出して」とバージルが言った。
「そうだ。予算はジュディがもぎ取ったと王妃に報告して」とバージルは笑いながら言った。
「わかりました。王妃はわたくしですって事ですね」とジュディも笑うと
「また来ます」と部屋を出た。
ジュディは自分の部屋に戻ると資料を王妃用に作った。
「王妃殿下、資料です。作成が遅れてましたので、手伝って一緒に作りましたので見苦しいですが、早いほうがいいと思いまして」と資料と渡した。
「そう、宰相ったら」と王妃が言いながら資料をめくった。
王妃の衣装の欄の予算が棒線で消されていた。
「あら、これは?」と王妃はなにげない口調で聞いた。
「あぁ、それはですね」とジュディはわざと憤りを隠さずに続けた。
「予算が少ないでしょ。ちょっと強く言いまして・・・ドレスメーカーと話してすりあわせて予算がわかるのに・・・もちろん、華美なのはよくないですよ。ですが王妃殿下のお召し物ですので・・・もちろん、節約は大事です。わたくしが見て予算を決めさせていただきます」と一気に言った。
「そう、そうよね」と王妃は勢いに飲まれてうなずいた。
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