9 / 43
09 なにこの部屋 ミナ目線
週末はトオルの所にお泊りだ。会社を別々に出たけどばればれだよね。女の子はほとんどがわたしの味方。
殿方の一部も知ってるみたいで
「がんばれよ」とか声をかけてくれた。わたし知ってるんだ。カオリ先輩、一部の殿方から嫌われているって・・・
可愛げのない女の子、いや先輩は女だな・・・・は嫌われるのよ。自分より、やり手の女なんて・・・・
今日はコンビニじゃなくスーパーで買い物をした。
安い方のビール。値引きされたお弁当。値引きされたパン。カップ麺。炭酸飲料。奮発してピザも買った。
トオルが荷物を全部持ってくれた。新婚さんみたい・・・・
カチャっとドアが開いた。一応礼儀正しく
「ごめんください、お邪魔します」と言って入る。好感度アップよ。いいとこのお嬢さんみたいでしょ。
あれ?いつもの場所に香炉がない。トオルはこれに印鑑を入れてるんだ。宅急便用のね。
香炉なんて言葉もトオルに教えて貰った。なんでも有田の窯元で買ったって。すごいよね。
それがなかった。玄関マットもなかった。わたしが靴を脱いでいる間に部屋に駆け込んだトオルがなんか大声を出している。
リビングに行くと、テレビがなかった。テーブルもソファも可愛いクッションも・・・・
キッチンに行くと思った通り、なにもなかった。食器もカトラリーも・・・・ホテルのレストランにあるような素敵なやつ・・・・・食器棚ごと無くなっていた。
寝室にトオルがいるみたいね。声がする。ベッドも寝具もないってことね・・・・・
リビングの床にスーパーの袋が放置されている。涙がでて来た。メソメソ泣いた。
トオルがリビングに戻って来て隣に座った。
「カオリのやつ、こんなことするなんて」
「そうですよね。人の部屋でこんなことするなんて」
「・・・・・・」
「どうしますか?今晩」と聞くと
「エアコンはあるからなんとかなるだろう」とトオルは答えると床の袋からお弁当を取り出した。
「ピクニックみたいですね」と言うと
「そうだね、ミナはほんと可愛いね」
お弁当は乱暴に扱われたせいで片寄っていたけど、美味しかった。悲しかった。
殿方の一部も知ってるみたいで
「がんばれよ」とか声をかけてくれた。わたし知ってるんだ。カオリ先輩、一部の殿方から嫌われているって・・・
可愛げのない女の子、いや先輩は女だな・・・・は嫌われるのよ。自分より、やり手の女なんて・・・・
今日はコンビニじゃなくスーパーで買い物をした。
安い方のビール。値引きされたお弁当。値引きされたパン。カップ麺。炭酸飲料。奮発してピザも買った。
トオルが荷物を全部持ってくれた。新婚さんみたい・・・・
カチャっとドアが開いた。一応礼儀正しく
「ごめんください、お邪魔します」と言って入る。好感度アップよ。いいとこのお嬢さんみたいでしょ。
あれ?いつもの場所に香炉がない。トオルはこれに印鑑を入れてるんだ。宅急便用のね。
香炉なんて言葉もトオルに教えて貰った。なんでも有田の窯元で買ったって。すごいよね。
それがなかった。玄関マットもなかった。わたしが靴を脱いでいる間に部屋に駆け込んだトオルがなんか大声を出している。
リビングに行くと、テレビがなかった。テーブルもソファも可愛いクッションも・・・・
キッチンに行くと思った通り、なにもなかった。食器もカトラリーも・・・・ホテルのレストランにあるような素敵なやつ・・・・・食器棚ごと無くなっていた。
寝室にトオルがいるみたいね。声がする。ベッドも寝具もないってことね・・・・・
リビングの床にスーパーの袋が放置されている。涙がでて来た。メソメソ泣いた。
トオルがリビングに戻って来て隣に座った。
「カオリのやつ、こんなことするなんて」
「そうですよね。人の部屋でこんなことするなんて」
「・・・・・・」
「どうしますか?今晩」と聞くと
「エアコンはあるからなんとかなるだろう」とトオルは答えると床の袋からお弁当を取り出した。
「ピクニックみたいですね」と言うと
「そうだね、ミナはほんと可愛いね」
お弁当は乱暴に扱われたせいで片寄っていたけど、美味しかった。悲しかった。
あなたにおすすめの小説
蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
彼女の微笑み
豆狸
恋愛
それでも、どんなに美しいとしても、私は彼女のように邪心のない清らかな微笑みを浮かべるよりも、穢れて苦しんで傷ついてあがいて生きることを選びます。
私以外のだれかを愛しながら──
いくら時が戻っても
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
大切な書類を忘れ家に取りに帰ったセディク。
庭では妻フェリシアが友人二人とお茶会をしていた。
思ってもいなかった妻の言葉を聞いた時、セディクは―――
短編予定。
救いなし予定。
ひたすらムカつくかもしれません。
嫌いな方は避けてください。
※この作品は小説家になろうさんでも公開しています。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
売られたケンカは高く買いましょう《完結》
アーエル
恋愛
オーラシア・ルーブンバッハ。
それが今の私の名前です。
半年後には結婚して、オーラシア・リッツンとなる予定……はありません。
ケンカを売ってきたあなたがたには徹底的に仕返しさせていただくだけです。
他社でも公開中
結構グロいであろう内容があります。
ご注意ください。
☆構成
本章:9話
(うん、性格と口が悪い。けど理由あり)
番外編1:4話
(まあまあ残酷。一部救いあり)
番外編2:5話
(めっちゃ残酷。めっちゃ胸くそ悪い。作者救う気一切なし)
包帯妻の素顔は。
サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。