ステータスを好きにイジって遊んでたら、嫁たちが国造りを始めました

内海

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第55話 ハイエロフ達

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「さて、俺達が勝ったが、その場合はどうなるんだ?」

 ウィリアム騎士団長とレベッカ魔法兵長により3人のハイエルフが倒されると、ハイエルフの体はロープで縛り上げられ、修斗の前で地面に転がされていた。

「あり得ん……ハイエルフが人間に負けるなど……あり得ない……」

「負けた……剣技で負けた……」

「やっぱり無理だったんだよ。いくら我が神の為とはいえ、魔の森を3人で開拓できる人間のいる国を、私達3人で押さえるなんて」

 それぞれがつぶやいているが、どうやら女エルフはザナドゥ王国に手を出すのに反対だったようだ。

「もう一度聞く。勝者にはどんな権利が与えられる?」

「……我ら3人を、好きにするといい」

 魔法エルフが唇を噛みながら、親の仇を見るような目で修斗をにらみみつける。
 ハイエルフを好きに出来る。普通の国であればとてつもない戦力を手にした事になるだろう。
 だがここはザナドゥ王国、すでに戦力は十分にそろっている。

「おかしいな。お前達が勝ったらザナドゥ王国を無くせと言ったのに、俺達が勝ったらバカエルフ3匹を好きにしていい? 随分と割に合わないな」

「……それではどうしろというのだ」

 修斗はため息をついて口を開く。

「はぁ~。やっぱりバカエルフだな、そんな事も分からないのか?」

 本当に分からないようで、3人は顔を見合わせる。
 しかし、どうやら女エルフは気が付いたようだ。

「ま、まさか里を……!?」

 口先を吊り上げ、手のかかる子供に言い聞かせるように話をする。

「そうだ、よく分かったな。お前達が国を滅ぼそうとしたんだから、俺達もお前たちの国を滅ぼす。当たり前の条件だろう?」

「ま、まて! 俺達3人では不服だというのか!? 人間ならばハイエルフどころかエルフですら貴重なはずだ! それが3人もいるんだぞ!」

「ん~ん~、そうだな、普通の人間になら貴重だろう。しかし、しかしだな、そのハイエルフよりも優秀な人間が何人もいるこの国で、ハイエルフの価値なんて安い物なんだよ」

 そこまで言ってようやく理解したようだ。
 普通の人間のように接していた自分たちが、とんでもない勘違いをしていた事を。
 自分たちの崇める神が下った男には、相応の力があるのだと。

 プライドも何もかもを打ち砕かれ、全身を震わせて泣いている。

「連れていけ」

 修斗に言われ、ハイエルフ達は屋敷の牢屋に連れていかれた。
 今すぐにハイエルフの里を滅ぼさないのには理由があるようだが……。



「うわぁあ! くっ! やめろ、やめろー!」

 牢屋で響き渡る悲鳴。
 しかしその声は苦痛によるモノでは無かった。
 剣士ハイエルフは下半身だけを丸出しにして、両手は天井から鎖で吊られ、両足は広げて床の金具に固定されている。
 そしてそのペニスからは白い液体が放たれていた。

「やめてって言う割には喜んでるじゃないか。本当はもっとして欲しいんじゃないのかい?」

 パメラ・キャロル・フローレンスの3人に体を良いようにされ、体を悶えさせながらも拒否するそぶりを見せている。
 3人は服を着たままだ。

「さっきからエルフサン、ワタシのムネばかりみてるネ」

「エルフは細身が多いというからね、豊満な女性は珍しいのかもしれないね」

「ふ、ふざけるな! そんな物にハイエルフが惑わされる事など、あるはずが……!!!」

 キャロルが両腕で胸を持ち上げ、自らの胸を揉み始めると、男エルフのペニスははち切れんばかりに膨張をしていた。
 
「エルフサン、よろこんでナイ?」

「そ、そんな、そんな事は……うぐ!」

 パメラが白い液体で汚れた手をハイエルフの口に持って行き、手をエルフになめさせる。
 その間もエルフはキャロルの胸から目を離さない。
 キャロルは正面に立ち、エルフの乳首をつまんでいる。

「僕には興味がなさそうだね。それならこっちを攻めさせてもらうよ」

 フローレンスはエルフの後ろに周り、尻を撫でまわしたかと思うと肛門の周りを指で刺激し、そのたびに尻がキュッと引き締まる。

 エルフは性欲が薄い。
 長寿な生き物という物は行為自体が少なく、ハイエルフは年に数回程度のようだ。
 それがどうだろう、射精したばかりのペニスはまだまだ元気がある。

「こっちは素直だねぇ。口と下は別の生き物じゃないか」

 その隣ではバーバラ・キャロライン・レベッカの3人が魔法ハイエルフを攻めていた。
 同じく両手両足を縛られ、3人にいいように遊ばれている。

「どうだ? お前も気持ちいいだろう?」

 女ハイエルフをイスに座らせ、両手は後ろで縛られ、両足はイスの足に縛られている。
 短いスカートは役目を果たしておらず、丸見えになっている股間を修斗が優しく撫でているのだ。

「こんな……こんな事って……薬か、薬を使ったんだな!」
 
 必死に打ち寄せる快楽にあらがい、深く深呼吸をしているが……修斗が指を動かすたびに呼吸が乱れる。
 度々体が痙攣し、その都度歯を噛みしめるのだが、何度目かの痙攣の後は自ら腰を突き出し、修斗が触りやすいようになっていた。

「薬なんてつまらない物は使わない。この快楽はお前自身が望んでいる事だ。あっちの男たちもな」

 正面で何度も射精を繰り返し、ペニスをこねくり回されて喜ぶ男たちを指差す。

「そんなはずが……! エルフは、ハイエルフは感情を制御できるのに! ああっ!」

「制御できていると思ったのは、お前が本当の快楽を知らなかったからだろう? 現にほら、お前の下半身も、この、胸も、もっとくれとせがんでいるぞ」

 上半身の服を破り捨てると、小ぶりな胸は汗ばみ、乳首は触ってくれと言わんばかりに張りつめている。
 軽く乳首に触れると女エルフは顔をのけぞらせ、それだけで軽くイッてしまう。

「お前は胸がすきなのか。なら望みをかなえてやろう」

 執拗に胸周辺を舐め回し、優しく手で撫でまわすのだった。



 何時間が過ぎただろうか。
 男エルフの2人はすでに気を失っているが、大量に放たれた白い液体は小さな池を作っていた。

 そして女エルフは……必死に修斗のペニスをしゃぶっている。

「あぐ、ジュル、っはぁ、チュルル、うぐぅ、はぁ、はぁ、う、っふう」

 大きな修斗のモノをくわえきれず、必死に喉の奥まで入れようとしてえずき、諦めて全体を必死に舐め回している。

「ねえまだか? まだ入れてくれないのか?」

「まだ1回もイけてないだろう? 約束は守るものだ」

 どうやらとっくに陥落し、口で修斗をイかせることが出来たら挿入してもらえるようだ。
 立っている修斗の前で膝をつき、必死に顔を前後させ、手と口を使ってしごきあげている。
 だが性欲が薄いと思い込み、行為自体の経験が少ないハイエルフでは、修斗をイかせることが出来ない。

「お願いだ、お願いだから、もう、我慢が出来ないんだ!」

 自分の指で慰めようとして、そのたびに修斗の足が妨害をする。
 自分のモノをくわえながら、涙を流して懇願する顔を見て、修斗は興奮を覚えた。
 女エルフの顔を両手でつかみ、乱暴に、自分勝手に腰を振り顔を動かす。

「んー! が、ふ、ん、んんー!!!」

 まるでオモチャのように女エルフの体が跳ねまわり、ようやく修斗は1回目の射精を終えた。

 手を離したエルフの口からは、大量の精液が流れ出している。

「よし、まだ意識はあるな。足を開け」

 床にへたり込んでいた女エルフは、まだまだ大きさを失わない修斗を見て足を開き、両手で膣を開いて見せる。

「ここに……ここに入れて!!! あああっ!」

 念願のモノを受け入れ、もう手放さないと言わんばかりに両手両足で抱き付く。
 修斗は手加減もせずに腰を打ち付けているのだが、すでに受け入れ態勢が出来ていた膣は、修斗の大きなものをきれいに咥えこんでいる。

 だらしなくよだれを垂らし、必死に修斗の顔を自分の胸に押し付ける。
 修斗は押し付けられた胸を口に含み、丁寧に余すことなく舐め回し、噛みつき、吸い付く。

 胸から顔を離すと、今度は両手で胸をさわり、指の間に乳首を挟んで乱暴に揉みしだく。
 それが望みだったのか、女エルフはひと際大きな声をあげ、自ら腰を動かしそして、果ててしまった。




「あれ? ここはどこだ」

 女エルフが目覚めたのはフカフカなベッドの上だった。
 見覚えが無ければ記憶にもない部屋。
 虚ろな目で周囲を見回すと、ソファーに横になっている修斗が目に入る。
 ようやく昨日の事を思い出した女エルフは、自分の体が熱くなっていくのが分かった。
 そして……続きをしたい、と。

 ベッドから出て修斗の所に行こうとすると、別の声が耳に入る。

「どうだいシュウト、アタイの耳かきは」

「なかなかいいな。お前は息苦しくもならないし、丁度いい」

「シュウトさん、今度は胸を左右に広げてみますから、もう一度私で耳かきしませんか?」

「ワタシもデス! 今度は息が出来るようにシマスから!」

 どうやら巨乳組の2人は修斗を膝枕すると、大きな胸で修斗の顔を覆い隠してしまい、息が出来なくなるようだ。
 それはそれで羨ましいのだが、顔が見えないため耳かきが出来ない。

「はっはっは、こういう時は私の小さな胸が生きてきます! さあシュウト様、存分に耳かきをして差し上げますよ!」

「アタシはパメラ姉さんよりは小さいけど、バーバラさん程小さくはないからね、シュウト様も満足してもらえると思いますよ?」

「僕はそんな事を気にする必要が無いのでね、シュウト様の顔を間近で見て、しっかりと耳をかいて差し上げられますよ」

 なんと6人の美女に囲まれて、更には膝枕で耳かきの順番待ちをしていた。
 その光景に呆然とする女エルフ。
 自分にとって修斗は特別な存在でも、修斗からは沢山いるうちの1人。

 里の中でならまだしも、人間の街に来てそんな扱いをされた事は無かったのだ。
 あの中に入っていいのか、自分は修斗に必要なのか、そんな事を考えて足が動かなくなっている。

「ん? お前気が付いたのか。名前はなんだ?」

「え? 私か? 私はカーリン・ピース。ハイエルフの里・バルデ=シュタットの長老ハイデン・ピースの娘だ」

「よしカーリン。今日はお前の里へ案内しろ」

 その言葉を聞いてハッとする。
 敗者である自分たちの里を滅ぼす……その言葉を思い出していたのだ。

「シュウト殿! なにとぞご慈悲をたまわりたい! 里は、里を滅ぼすのだけは許して欲しいのだ!」

 ベッドから降りて床に土下座をするカーリン。
 すでにハイエルフとして、人間よりも上の存在などと言う感情は無くなっていた。
 今はただ、自分よりも優秀な存在である修斗の慈悲にすがるしか無いのだ。

「里には私よりも美しい女もいる、人間の世界には無い様な物もある! それを差し出してもいい、だから里だけは!」

「うるさいぞ、それは俺が判断する事だ」

 修斗の言葉に絶望を感じ、涙を流しながら床に頭を擦りつける。

「お願いだ……里は、里だけは……」

「あまりしつこいと本当に里を消滅させるぞ。まずは里に案内しろ、それから判断する」

「! ありがとう、ありがとう! きっとシュウト殿も気に入ってくれるはずだ!」

 修斗の言葉に希望を見出みいだしたようだが、里を護ろうとする気持ちは分かるにしても、里に対しての執着心が強すぎる気もする。
 長老の娘だから、だけではない様だが。
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