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打倒!元実家!
84 神様からの依頼
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「利人!そろそろ仕事を頼みたい!」
「へあっ?!」
夢の中で神様に揺すぶられて起きた。
「ちょうど利人の住む街のこの辺りに力場が出来ちゃって、神域にしたいんだ。このまま要を置かないと、力があふれてちょっと感じ悪いからね」
「……端的に、お願いします」
「神像作って設置して!勝てるから!」
「あ、ハイ」
何に勝つんだろう。それでも俺は神様のお願いを聞いたんだ。怪我をした手で作るのも慣れて来て、なかなか良いガラスの神像が出来たと思う。
「神様にも必勝祈願ですよ」
と、よく分からない答えを返して置いたが
「……リト、良いなぁ」
ギアナ様は空中を見ている。ほぼ野ざらしの神像に光が差し込み、差し込んだ光は乱反射を繰り返す。
粒になった光は空中にばら撒かれ、キラキラと光を返す。透明な神像は七色を作り、ピンクの神像は薄いピンクを辺りに振り撒く。
「きれいですねぇ……」
俺もこんな風になるとは思わなかった。
「おお……!おお!!神よ!」
飲兵衛の汚い神父は膝立ちで、涙を流しながら神像に祈っている。
そして、ギアナ様と皆んなはこう言うんだ。
「これは儲かる!」
ふふ!やっぱりね!
どうして?何故?そんな疑問より先に説明は要らない目の前の直感がすべて。
「こじんまりした神殿にしよう」
「職人と、恋人がテーマかな?」
「7番街が神殿で8番街に店をおこう」
「不思議な空気を無くしたくないな」
「植木は、あったろ?皮が真っ黒な香木。匂いがいい奴」
「3日くれ。この辺の事考えると最初は……」
何故持っていたか知らないけれど大きな紙を取り出して、壊れたテーブルの上に広げている。
設計図をもう書いているんだ。
「良し!明日から取り掛かるぞ。平行して進めて構わんな?」
「余裕だな」
「もう少しこの辺りの土地を押さえよう。この神殿、凄く儲かりそうな気がする」
儲けの事ばかり考えているが、全然不敬じゃないんだよね。商人が儲けのことを考えるのは生き物が呼吸をするのと同じ事だと俺は思っている。
山があるから登る。儲けが出るから、儲ける。そういう生き物だ。
「それにしても、不思議と心地よい場所ですね。何かあるんでしょうか?」
「さあ?あ、商機ならあるんじゃねぇ?」
「違いない!リト君、やっぱり君は最高だよ!」
笑ってる。俺には力場がどうとか分からないけれど、笑っていられる場所ならいい場所なんだと心の底から思えた。
「ああ、ここにステンドグラスをつけたいなぁ」
神様の家で作りかけだったあの仕事。俺は今まだ雲の上の神様の家に戻りたくないから、続きは作れないけれど、ここに同じような物を作りたいなぁ。
きっと光を吸い込んできれいだろうなー……。
「リト、詳しく」
あっ!獣人の耳は地獄耳!べ、別に儲かり話じゃないですよっ!!
「儲かるかどうかは俺達に任せろ。だが、儲かりそうだ!」
あっれー??
「へあっ?!」
夢の中で神様に揺すぶられて起きた。
「ちょうど利人の住む街のこの辺りに力場が出来ちゃって、神域にしたいんだ。このまま要を置かないと、力があふれてちょっと感じ悪いからね」
「……端的に、お願いします」
「神像作って設置して!勝てるから!」
「あ、ハイ」
何に勝つんだろう。それでも俺は神様のお願いを聞いたんだ。怪我をした手で作るのも慣れて来て、なかなか良いガラスの神像が出来たと思う。
「神様にも必勝祈願ですよ」
と、よく分からない答えを返して置いたが
「……リト、良いなぁ」
ギアナ様は空中を見ている。ほぼ野ざらしの神像に光が差し込み、差し込んだ光は乱反射を繰り返す。
粒になった光は空中にばら撒かれ、キラキラと光を返す。透明な神像は七色を作り、ピンクの神像は薄いピンクを辺りに振り撒く。
「きれいですねぇ……」
俺もこんな風になるとは思わなかった。
「おお……!おお!!神よ!」
飲兵衛の汚い神父は膝立ちで、涙を流しながら神像に祈っている。
そして、ギアナ様と皆んなはこう言うんだ。
「これは儲かる!」
ふふ!やっぱりね!
どうして?何故?そんな疑問より先に説明は要らない目の前の直感がすべて。
「こじんまりした神殿にしよう」
「職人と、恋人がテーマかな?」
「7番街が神殿で8番街に店をおこう」
「不思議な空気を無くしたくないな」
「植木は、あったろ?皮が真っ黒な香木。匂いがいい奴」
「3日くれ。この辺の事考えると最初は……」
何故持っていたか知らないけれど大きな紙を取り出して、壊れたテーブルの上に広げている。
設計図をもう書いているんだ。
「良し!明日から取り掛かるぞ。平行して進めて構わんな?」
「余裕だな」
「もう少しこの辺りの土地を押さえよう。この神殿、凄く儲かりそうな気がする」
儲けの事ばかり考えているが、全然不敬じゃないんだよね。商人が儲けのことを考えるのは生き物が呼吸をするのと同じ事だと俺は思っている。
山があるから登る。儲けが出るから、儲ける。そういう生き物だ。
「それにしても、不思議と心地よい場所ですね。何かあるんでしょうか?」
「さあ?あ、商機ならあるんじゃねぇ?」
「違いない!リト君、やっぱり君は最高だよ!」
笑ってる。俺には力場がどうとか分からないけれど、笑っていられる場所ならいい場所なんだと心の底から思えた。
「ああ、ここにステンドグラスをつけたいなぁ」
神様の家で作りかけだったあの仕事。俺は今まだ雲の上の神様の家に戻りたくないから、続きは作れないけれど、ここに同じような物を作りたいなぁ。
きっと光を吸い込んできれいだろうなー……。
「リト、詳しく」
あっ!獣人の耳は地獄耳!べ、別に儲かり話じゃないですよっ!!
「儲かるかどうかは俺達に任せろ。だが、儲かりそうだ!」
あっれー??
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