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50 過去一番の皇帝ラムシェーブル
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「抱き損ねた」
「そりゃ残念でした」
「今からでも」
「やめとけ」
次の日の朝、ラムはいつもの調子を取り戻していた。
「ま、俺は赤い服なんてぜってぇ着ないし。紫の髪に赤い服なんてぜってぇないわー」
金髪なら似合うかもしれんがな。
「助かる」
自重気味に小さく笑う。俺もラムが隠したい傷はこれ以上触れないでおく。人は赤い服を着なくても生きていけるものだからな。
「今日は昨日の遅れを取り戻さなきゃなぁ」
「そうだな、やっぱり抱こう」
「あー今日の朝ご飯何かなー。早く食べて働こう~」
メイドちゃん!早く起こしに来て!!
「おはようございます、陛下、ディエス様……「起きてます、起きてまーす!」」
トントンと扉をノックして控えめに声をかけてくれたメイドちゃんに、俺は食い気味に大きな声で答えた。流石、メイドちゃん!俺の事、わかってくれてる!!!!ボーナスあげちゃううう!
「ちっ」
舌打ちしても駄目でーす。昨日は夕飯も食べず、着替えもせずそのままベッドに転がって寝ていたから上等な服がしわしわになってしまった。きっと色々心配かけただろうけれど、起こしに来てくれたコは何も言わずににこやかに笑っていた。その優しさが嬉しいぞ。
「良いねハインツ。上手にやるんだ、そうじゃなきゃ君は使えない男となる。わかる?結構今ギリギリのところに立っているんだからね!?」
「は、はい!肝に銘じますっ!」
「ホントにわかってる……?心配だなあ……」
俺は俺とラムの前でカチコチに固まっているイエリス公爵令息ハインツに檄を飛ばしていた。イエリス公爵家はソレイユ派の重鎮だが、その息子が使えない男では困るのだ!だから仕事を与える事にしたんだけど、ホント大丈夫かなぁ……。
「レジム公爵が行う改革のサポートですよね」
駄目だった。
「ちがーーーう!サポートに見せかけて、あの公爵がやっている事やっていない事を逐一報告する係!実際のサポートは何もしなくていい。ただ、どこが良くてどこが駄目なのかを間近で見て、勉強すること!です!そして絶対に失敗するから手は出さない事!見てるだけ!あと間違いなく嫌味やら嫌がらせをされるから耐えて上手く躱す術を身につける事!分かった??」
「わ、私が知っているサポートと全然違う気がするのですが……?失敗すると分かっていて敢えて手を出さないのですか?」
「手を出してあの公爵閣下と同じ「無能で使えない男」のレッテルを貼られたいの??良いかい?ラムが3か月で成果を出せって言ったのはかの閣下を油断させる為だぞ。俺なら一週間でそれなりの成果を見せてもらう所だ。多分3か月と聞いたかの閣下は最初の一ヵ月は何もしないで過ごすだろう。でもハインツは毎週レポートを上げるんだ。何もしていない奴のレポートだぞ、大変だぞ??」
人の言葉をまだまだ表面上しか読み取っていないハインツはきょとんと任命書を持ったまま、俺の顔を不思議そうに見ている。
「えっと……何もないなら「何もなかった」になるのでは?」
「ばっかもーーーーん!!」
「ぴゃっ!」
「それやったら一発でアウトでしょう!良いか?政敵の懐に送り込まれる意味を間違えるんじゃない!お馬鹿、このお馬鹿ーーー!」
「はいい!!」
もう!本当に大丈夫かなあハインツ。俺はあの日お茶会をした3人の3家をきちんと味方につけることをラムに宣言してある。強固な一枚板のような体制を作って……そして俺はスローライフに戻るのだ!諦めてなんかいないんだからな!
「最初のうちは好きな食べ物とか、嫌いな物とかそういうのを書いてきてもまあ許してやるけれど……頼むよ、ハインツ?イエリス家を路頭に迷わせる気なの??」
「そんな!とんでもないです、頑張ります!頑張ります~~!よろしくご鞭撻くださいいい!」
「期待してるんだからね?ハインツは見た目が良いんだからさあ……あと婚約者大事にしなよ」
「勿論ですうう!間違っても「らふれしあ」に誘惑なんてされませんから!私もあの臭いは無理です!」
なら良いんだけれども……。こうしてレジム公爵には仲が良く無くて連携が取れない武官と文官を調整する旨が書かれた正式な任命書を発行し、ハインツにはその補佐をするようにと任命書を書く。
「金融課に勤めているレジム公爵に新たな仕事を割り振った。元の仕事に手が回らなくなるだろうから、そちらの補助にシルビオ侯爵とリスター侯爵が回るよう」
それも任命書を発行する。さて、二人とも若者ではないんだしちゃんと仕事をしてくれると信じてるよ??
勿論シルビオ侯爵とリスター侯爵に期待する仕事はレジム公爵の決定的な不正の証拠だ。
そう、元上司を売れと俺は無言の依頼書を出したんだ。ハインツはまだ若いからこうやって一々説明してやるけれど、二人の侯爵様はそれくらい分かってくれるよな??
因みにラムの影達から受け取った書類にはレジム公爵はやはり不正をいくつか行っていると書いてあった。
「弱いな」
「うん」
どれもレジム公爵家の資産を当てれば補填できる程の物だったから、ラムは泳がせた。
「武官と文官のいざこざの金は国庫からは払うつもりはないからな。レジム公爵は私財を充てるだろうよ。まあ成功すれば報酬として支払う支度はある」
「成功はしないだろ」
人望無さそうだし。金って言っても全員にいくらか渡して「ワシのために励め」くらいしか言わない気がするし。
「私財をすり減らした所で過去の着服分を回収し……彼らが働いてくれれば隠し財産も含めてかなり搾り取れるだろう」
過去一悪どい笑顔で皇帝ラムシェーブルはにんまりと笑った。
おわぁ……こえぇ……すごく怒ってたんだなぁ。
「そりゃ残念でした」
「今からでも」
「やめとけ」
次の日の朝、ラムはいつもの調子を取り戻していた。
「ま、俺は赤い服なんてぜってぇ着ないし。紫の髪に赤い服なんてぜってぇないわー」
金髪なら似合うかもしれんがな。
「助かる」
自重気味に小さく笑う。俺もラムが隠したい傷はこれ以上触れないでおく。人は赤い服を着なくても生きていけるものだからな。
「今日は昨日の遅れを取り戻さなきゃなぁ」
「そうだな、やっぱり抱こう」
「あー今日の朝ご飯何かなー。早く食べて働こう~」
メイドちゃん!早く起こしに来て!!
「おはようございます、陛下、ディエス様……「起きてます、起きてまーす!」」
トントンと扉をノックして控えめに声をかけてくれたメイドちゃんに、俺は食い気味に大きな声で答えた。流石、メイドちゃん!俺の事、わかってくれてる!!!!ボーナスあげちゃううう!
「ちっ」
舌打ちしても駄目でーす。昨日は夕飯も食べず、着替えもせずそのままベッドに転がって寝ていたから上等な服がしわしわになってしまった。きっと色々心配かけただろうけれど、起こしに来てくれたコは何も言わずににこやかに笑っていた。その優しさが嬉しいぞ。
「良いねハインツ。上手にやるんだ、そうじゃなきゃ君は使えない男となる。わかる?結構今ギリギリのところに立っているんだからね!?」
「は、はい!肝に銘じますっ!」
「ホントにわかってる……?心配だなあ……」
俺は俺とラムの前でカチコチに固まっているイエリス公爵令息ハインツに檄を飛ばしていた。イエリス公爵家はソレイユ派の重鎮だが、その息子が使えない男では困るのだ!だから仕事を与える事にしたんだけど、ホント大丈夫かなぁ……。
「レジム公爵が行う改革のサポートですよね」
駄目だった。
「ちがーーーう!サポートに見せかけて、あの公爵がやっている事やっていない事を逐一報告する係!実際のサポートは何もしなくていい。ただ、どこが良くてどこが駄目なのかを間近で見て、勉強すること!です!そして絶対に失敗するから手は出さない事!見てるだけ!あと間違いなく嫌味やら嫌がらせをされるから耐えて上手く躱す術を身につける事!分かった??」
「わ、私が知っているサポートと全然違う気がするのですが……?失敗すると分かっていて敢えて手を出さないのですか?」
「手を出してあの公爵閣下と同じ「無能で使えない男」のレッテルを貼られたいの??良いかい?ラムが3か月で成果を出せって言ったのはかの閣下を油断させる為だぞ。俺なら一週間でそれなりの成果を見せてもらう所だ。多分3か月と聞いたかの閣下は最初の一ヵ月は何もしないで過ごすだろう。でもハインツは毎週レポートを上げるんだ。何もしていない奴のレポートだぞ、大変だぞ??」
人の言葉をまだまだ表面上しか読み取っていないハインツはきょとんと任命書を持ったまま、俺の顔を不思議そうに見ている。
「えっと……何もないなら「何もなかった」になるのでは?」
「ばっかもーーーーん!!」
「ぴゃっ!」
「それやったら一発でアウトでしょう!良いか?政敵の懐に送り込まれる意味を間違えるんじゃない!お馬鹿、このお馬鹿ーーー!」
「はいい!!」
もう!本当に大丈夫かなあハインツ。俺はあの日お茶会をした3人の3家をきちんと味方につけることをラムに宣言してある。強固な一枚板のような体制を作って……そして俺はスローライフに戻るのだ!諦めてなんかいないんだからな!
「最初のうちは好きな食べ物とか、嫌いな物とかそういうのを書いてきてもまあ許してやるけれど……頼むよ、ハインツ?イエリス家を路頭に迷わせる気なの??」
「そんな!とんでもないです、頑張ります!頑張ります~~!よろしくご鞭撻くださいいい!」
「期待してるんだからね?ハインツは見た目が良いんだからさあ……あと婚約者大事にしなよ」
「勿論ですうう!間違っても「らふれしあ」に誘惑なんてされませんから!私もあの臭いは無理です!」
なら良いんだけれども……。こうしてレジム公爵には仲が良く無くて連携が取れない武官と文官を調整する旨が書かれた正式な任命書を発行し、ハインツにはその補佐をするようにと任命書を書く。
「金融課に勤めているレジム公爵に新たな仕事を割り振った。元の仕事に手が回らなくなるだろうから、そちらの補助にシルビオ侯爵とリスター侯爵が回るよう」
それも任命書を発行する。さて、二人とも若者ではないんだしちゃんと仕事をしてくれると信じてるよ??
勿論シルビオ侯爵とリスター侯爵に期待する仕事はレジム公爵の決定的な不正の証拠だ。
そう、元上司を売れと俺は無言の依頼書を出したんだ。ハインツはまだ若いからこうやって一々説明してやるけれど、二人の侯爵様はそれくらい分かってくれるよな??
因みにラムの影達から受け取った書類にはレジム公爵はやはり不正をいくつか行っていると書いてあった。
「弱いな」
「うん」
どれもレジム公爵家の資産を当てれば補填できる程の物だったから、ラムは泳がせた。
「武官と文官のいざこざの金は国庫からは払うつもりはないからな。レジム公爵は私財を充てるだろうよ。まあ成功すれば報酬として支払う支度はある」
「成功はしないだろ」
人望無さそうだし。金って言っても全員にいくらか渡して「ワシのために励め」くらいしか言わない気がするし。
「私財をすり減らした所で過去の着服分を回収し……彼らが働いてくれれば隠し財産も含めてかなり搾り取れるだろう」
過去一悪どい笑顔で皇帝ラムシェーブルはにんまりと笑った。
おわぁ……こえぇ……すごく怒ってたんだなぁ。
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