58 / 75
58 何とかなるか!
しおりを挟む
「誠子……さん」
「変な大福。なんか気を遣ってんのか?」
いやしかしとか、かかしとか大福はぶつくさ言っているが、大して変わらないんだよな。強いて言えば
「大福の体調がちょっと分かるようになった」
それくらいだ。つまりやっぱり大して変わらん。
「なあ大福。神域ってなんだ?」
「神域は神の住む場所と言いますか」
「ふぅん?今までもここに住んでたんだからやっぱり変わらないじゃねーか」
「そ、そうですかね?」
変な大福だ。
「よー誠子!大福貸してくれ!」
クロがやってきて大福を強奪していった。
「俺が兄として大福をプロデュースしてくる!」
「なんで俺までーー!」
「おもしれーからに決まってんじゃねーか!」
大福をポケットに、ザジィ君を小脇に抱えてクロは楽しそうに走って行ってしまった。何をプロデュースするのかは知らないが、人間生活が長いクロは常識的だったりする。ほっといても大丈夫だろう。
夕方に3人はカンタッキーを買って帰って来たのでありがたくいただいた。
「……食べたい」
「……おう……」
大福がチキンを食べたいと言う。多分問題ない。大福は今はただのハムスターではないからな!
「……脂っこくて……」
「食えるのと好みは違うってことだ。ほら、国産ブロッコリーだぞ。正月だから奮発した」
大福好みの塩を入れずに少し硬めに茹でたブロッコリーを手渡すとありがたいとむしゃむしゃ食べ始める。
「えり好みするわけではないが、やはり国産は口に合うとしか言いようがない。南方……いや、ビニールハウス栽培であろうか?管理された温度で育てられたのか、香りは弱いが柔らかい。うむ、うむ」
はは、出たな大福の食レポ。大福も元通りになったな!この先どうなるかよくわからないが、まあなるようになるだろう。
「今年もよろしくな、大福、クロ、ザジィ君」
「おーよ!まかしとけ」
「誠子は少しガザツを直せよな!」
一言多いんだよなー!くそっ!
「変な大福。なんか気を遣ってんのか?」
いやしかしとか、かかしとか大福はぶつくさ言っているが、大して変わらないんだよな。強いて言えば
「大福の体調がちょっと分かるようになった」
それくらいだ。つまりやっぱり大して変わらん。
「なあ大福。神域ってなんだ?」
「神域は神の住む場所と言いますか」
「ふぅん?今までもここに住んでたんだからやっぱり変わらないじゃねーか」
「そ、そうですかね?」
変な大福だ。
「よー誠子!大福貸してくれ!」
クロがやってきて大福を強奪していった。
「俺が兄として大福をプロデュースしてくる!」
「なんで俺までーー!」
「おもしれーからに決まってんじゃねーか!」
大福をポケットに、ザジィ君を小脇に抱えてクロは楽しそうに走って行ってしまった。何をプロデュースするのかは知らないが、人間生活が長いクロは常識的だったりする。ほっといても大丈夫だろう。
夕方に3人はカンタッキーを買って帰って来たのでありがたくいただいた。
「……食べたい」
「……おう……」
大福がチキンを食べたいと言う。多分問題ない。大福は今はただのハムスターではないからな!
「……脂っこくて……」
「食えるのと好みは違うってことだ。ほら、国産ブロッコリーだぞ。正月だから奮発した」
大福好みの塩を入れずに少し硬めに茹でたブロッコリーを手渡すとありがたいとむしゃむしゃ食べ始める。
「えり好みするわけではないが、やはり国産は口に合うとしか言いようがない。南方……いや、ビニールハウス栽培であろうか?管理された温度で育てられたのか、香りは弱いが柔らかい。うむ、うむ」
はは、出たな大福の食レポ。大福も元通りになったな!この先どうなるかよくわからないが、まあなるようになるだろう。
「今年もよろしくな、大福、クロ、ザジィ君」
「おーよ!まかしとけ」
「誠子は少しガザツを直せよな!」
一言多いんだよなー!くそっ!
1
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
白苑後宮の薬膳女官
絹乃
キャラ文芸
白苑(はくえん)後宮には、先代の薬膳女官が侍女に毒を盛ったという疑惑が今も残っていた。先代は瑞雪(ルイシュエ)の叔母である。叔母の濡れ衣を晴らすため、瑞雪は偽名を使い新たな薬膳女官として働いていた。
ある日、幼帝は瑞雪に勅命を下した。「病弱な皇后候補の少女を薬膳で救え」と。瑞雪の相棒となるのは、幼帝の護衛である寡黙な武官、星宇(シンユィ)。だが、元気を取り戻しはじめた少女が毒に倒れる。再び薬膳女官への疑いが向けられる中、瑞雪は星宇の揺るぎない信頼を支えに、後宮に渦巻く陰謀へ踏み込んでいく。
薬膳と毒が導く真相、叔母にかけられた冤罪の影。
静かに心を近づける薬膳女官と武官が紡ぐ、後宮ミステリー。
王命って何ですか? 虐げられ才女は理不尽な我慢をやめることにした
まるまる⭐️
恋愛
【第18回恋愛小説大賞において優秀賞を頂戴致しました。応援頂いた読者の皆様に心よりの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました】
その日、貴族裁判所前には多くの貴族達が傍聴券を求め、所狭しと行列を作っていた。
貴族達にとって注目すべき裁判が開かれるからだ。
現国王の妹王女の嫁ぎ先である建国以来の名門侯爵家が、新興貴族である伯爵家から訴えを起こされたこの裁判。
人々の関心を集めないはずがない。
裁判の冒頭、証言台に立った伯爵家長女は涙ながらに訴えた。
「私には婚約者がいました…。
彼を愛していました。でも、私とその方の婚約は破棄され、私は意に沿わぬ男性の元へと嫁ぎ、侯爵夫人となったのです。
そう…。誰も覆す事の出来ない王命と言う理不尽な制度によって…。
ですが、理不尽な制度には理不尽な扱いが待っていました…」
裁判開始早々、王命を理不尽だと公衆の面前で公言した彼女。裁判での証言でなければ不敬罪に問われても可笑しくはない発言だ。
だが、彼女はそんな事は全て承知の上であえてこの言葉を発した。
彼女はこれより少し前、嫁ぎ先の侯爵家から彼女の有責で離縁されている。原因は彼女の不貞行為だ。彼女はそれを否定し、この裁判に於いて自身の無実を証明しようとしているのだ。
次々に積み重ねられていく証言に次第に追い込まれていく侯爵家。明らかになっていく真実を傍聴席の貴族達は息を飲んで見守る。
裁判の最後、彼女は傍聴席に向かって訴えかけた。
「王命って何ですか?」と。
✳︎不定期更新、設定ゆるゆるです。
10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
後宮の手かざし皇后〜盲目のお飾り皇后が持つ波動の力〜
二位関りをん
キャラ文芸
龍の国の若き皇帝・浩明に5大名家の娘である美華が皇后として嫁いできた。しかし美華は病により目が見えなくなっていた。
そんな美華を冷たくあしらう浩明。婚儀の夜、美華の目の前で彼女付きの女官が心臓発作に倒れてしまう。
その時。美華は慌てること無く駆け寄り、女官に手をかざすと女官は元気になる。
どうも美華には不思議な力があるようで…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる