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25 男装女子と草ドレス
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「マ、マリエル様……何を言ってらっしゃるのかしら?」
そう、武勲に優れたスペード家のクイーン、アリアネット・スペードはね、男装キャラなのよ!
公式様、美味しいご馳走ありがとうございます!捗ります!!
小さな頃からドレスを着せられ嫌な思いばかりしてきた……今日もブルーと白のドレスを着ているが、普段はズボンを履き、髪も一つに纏めているの。可愛すぎる、持って帰りたい。
「服なんて好きな物を着れば良いのですわ。ドレスでもズボンでもタキシードでも」
アリアネットは女の子だ。女の子らしくする事を強要され続け、スペード家を恨んでいたわね、可愛すぎる!
「で、でも、わ、私は女性ですわ……将来は然るべき男性に嫁ぎ……」
女の子らしくしなさいと言い続けられるのよね。アホらしい!
「あら!スペード・クイーンがどの様な服を着ていても嫌う男性なんている訳がないですわ!だってこんなにお素敵なんですもの!」
うーむ、ドレス姿より、王子様みたいな……そう、某ネズミー作品の王子様みたいな服が似合うのよ!この幼女は!ぎゃわっ!!
「えっ……」
「マリエルは応援しますわ!」
「マ、マリエルさま……」
ああ!きっと男装のアリアネット様の右と左にフリフリのリズとゴージャスドレスのケイトリン様で歩いたらすんごいヅッカーンでジェンヌーじゃない?!た、たまらないわね!
「捗るわ……」
もう私の頭の中はあの大階段で華麗に踊りまくるジェンヌーでいっぱいよ!!!
「じゃあマリーは?」
「あ、私の事はお構いなく。その辺で草でも被ってますわ」
迷彩よ!
「な、何を仰っているかしら?!マリエル様だってクラブ・クイーンなのよ!も、もう!そんな事でどうするのよ!」
「いえ、草で」
もうモブで良いわ。モブで。
「マリーっ!!」
とっても全員と仲良くなったわ。
「だからね、私達ってば公爵令嬢じゃない?結局は最後に然るべき男性に嫁がなくてはいけないし、皆の手本にならなきゃいけない所はあるんだけど、最低限のマナーや勉学さえ収めてしまえば、自由に振る舞えるのよ」
「……マリーの言う通りだな」
アリアが男の子みたいな口調で話し始めた、素ね。
「でも見られる立場。型に嵌った「公爵令嬢」の方が楽だと思うの。もし、アリアが男の子の服を来たら、男の子より男の子らしさを身につけないといけないし、女性のマナーと男性のマナー両方学ぶ必要が出てくるの。どちらかで失敗すれば「ああ、やはり」って言われちゃう」
哀しいかな、人の弱みばかり狙う輩が多いわ。
「……マリーの言う通りだ」
「だから完璧令嬢になればどんな服を着ても良いわけよ。簡単ね」
「すごーい!マリー天才かしら!」
「リズだってそうよ?その可愛らしい服を着たかったらおでぶは駄目よ?」
「そ、そうね……子豚って言われちゃう!」
「わ、私はお父様に頂いたこのドレスが好きだわ!」
「なら着たらいいじゃない。似合ってるわよ。でも私は……できる事なら自分でデザインしたドレスを着てみたいわ」
「「「自分で?!」」」
「うん」
迷彩草ドレスなんてどうかしら?モブの極みよ!センスがない?おだまらっしい!!
そう、武勲に優れたスペード家のクイーン、アリアネット・スペードはね、男装キャラなのよ!
公式様、美味しいご馳走ありがとうございます!捗ります!!
小さな頃からドレスを着せられ嫌な思いばかりしてきた……今日もブルーと白のドレスを着ているが、普段はズボンを履き、髪も一つに纏めているの。可愛すぎる、持って帰りたい。
「服なんて好きな物を着れば良いのですわ。ドレスでもズボンでもタキシードでも」
アリアネットは女の子だ。女の子らしくする事を強要され続け、スペード家を恨んでいたわね、可愛すぎる!
「で、でも、わ、私は女性ですわ……将来は然るべき男性に嫁ぎ……」
女の子らしくしなさいと言い続けられるのよね。アホらしい!
「あら!スペード・クイーンがどの様な服を着ていても嫌う男性なんている訳がないですわ!だってこんなにお素敵なんですもの!」
うーむ、ドレス姿より、王子様みたいな……そう、某ネズミー作品の王子様みたいな服が似合うのよ!この幼女は!ぎゃわっ!!
「えっ……」
「マリエルは応援しますわ!」
「マ、マリエルさま……」
ああ!きっと男装のアリアネット様の右と左にフリフリのリズとゴージャスドレスのケイトリン様で歩いたらすんごいヅッカーンでジェンヌーじゃない?!た、たまらないわね!
「捗るわ……」
もう私の頭の中はあの大階段で華麗に踊りまくるジェンヌーでいっぱいよ!!!
「じゃあマリーは?」
「あ、私の事はお構いなく。その辺で草でも被ってますわ」
迷彩よ!
「な、何を仰っているかしら?!マリエル様だってクラブ・クイーンなのよ!も、もう!そんな事でどうするのよ!」
「いえ、草で」
もうモブで良いわ。モブで。
「マリーっ!!」
とっても全員と仲良くなったわ。
「だからね、私達ってば公爵令嬢じゃない?結局は最後に然るべき男性に嫁がなくてはいけないし、皆の手本にならなきゃいけない所はあるんだけど、最低限のマナーや勉学さえ収めてしまえば、自由に振る舞えるのよ」
「……マリーの言う通りだな」
アリアが男の子みたいな口調で話し始めた、素ね。
「でも見られる立場。型に嵌った「公爵令嬢」の方が楽だと思うの。もし、アリアが男の子の服を来たら、男の子より男の子らしさを身につけないといけないし、女性のマナーと男性のマナー両方学ぶ必要が出てくるの。どちらかで失敗すれば「ああ、やはり」って言われちゃう」
哀しいかな、人の弱みばかり狙う輩が多いわ。
「……マリーの言う通りだ」
「だから完璧令嬢になればどんな服を着ても良いわけよ。簡単ね」
「すごーい!マリー天才かしら!」
「リズだってそうよ?その可愛らしい服を着たかったらおでぶは駄目よ?」
「そ、そうね……子豚って言われちゃう!」
「わ、私はお父様に頂いたこのドレスが好きだわ!」
「なら着たらいいじゃない。似合ってるわよ。でも私は……できる事なら自分でデザインしたドレスを着てみたいわ」
「「「自分で?!」」」
「うん」
迷彩草ドレスなんてどうかしら?モブの極みよ!センスがない?おだまらっしい!!
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