【章完結中】神の愛し子な俺、テイマー始めました!

鏑木 うりこ

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4 僕の特殊能力

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「そうなのか……」

「そうだよ!これ、僕の特殊能力ね。あ、言っておくけど契約解除する前に僕が死んだら、君たち永遠にカードの中に閉じ込められるから、気をつけてね?」

「まじか!」

 用心棒は声を上げるが、暗殺者は冷静だ。

「……契約解除されればもうテイム状態では無くなるというんだな?」

「そだよ。魔物もそうでしょ?」

 流石レア人間、頭の回転も早い。

「あと、なんだか体が軽い」

「主人である僕との契約で、身体能力とレベルが嵩増しされてるんだ」

「どれくらいだ?」

「最初は少し。信頼とかそう言うの上がればもっと増えるよ」

「ふむ」

 暗殺者は自分の手を開いたり握ったりして確認している。

「なんだ?じゃあお前と契約してると強くなってんのか?」

 気づけよ!アホタレ!

「君くらいでも4レベル相当はあるんじゃない?もともと2レベルなんだから倍だよ!倍!」

「倍!」

「向こうのくろい人には手も足も出ないだろうけどね。ぷくっ」

「あんだと?!あいつはレベルたけーのか!」

「18はあったよ。底上げされて23くらい相当だね」

 用心棒はひぇ!と青くなった。

「僕がアドバイス上げるから、強くなってね?僕も死にたくないしさ」

「どう言う事だ?」

 おっ!さすが暗殺者君は色々気がついてくれる!

「普通のテイマーと一緒だよ。君らのレベルを上げれば僕を守って貰えるでしょ?君らだってカードの中に何百年も、それこそ一生閉じ込められたくないでしょ?」

「一生……あん中……気持ち良くてよく寝れるし、腹も減らねえけどな」 

「あと怪我も少しづつ治っていくんだよ」

 あんなかで良くね?!いや!やっぱやだ!用心棒は1人漫才をしている。

「俺の名前はハル。よろしく頼む」

 暗殺者君の名前が分かったぞ!

「僕は……あれ?名前がないや!」

 なんて事!しょうがないからフィエルとしておいた。
 用心棒はアンバーと言うらしい。赤い髪に琥珀アンバーの瞳だ。

「しかし、フィエル。そのガキの姿は危なっかし過ぎないか?誘拐して下さいって言ってるようなもんだぞ」

「あー小さすぎるかー。しゃーない、ハルかアンバー、一緒に居てよ」

 頼りない方が残った。

「うっせえよ!」

 アンバーと話してやっと俺が落ちて来た世界のことがわかって来た。

「フィー、金あんの?」

「あるけど無限じゃないよ」

 襲って来た村から根こそぎ持ってきただけである。アンバーと食堂に入ってご飯を食べる。保護者がいると、スムーズだなあ!

「おれはケチな傭兵でね。歳は18くらいだった」

「あんな外れの村で用心棒だもんね!ケチもいい所だ!」

 あはは!と笑うとゲンコツでぐりぐりされた。痛い!ご主人様にむかって!

「しかし人間をテイムしてどうすんだ?」

 アンバーが頭の悪そうな顔で尋ねるから、簡単に答えてやる。

「人間は増え過ぎて、この世界を滅ぼしかけてるから、減らすんだよ。神の政策でこれから、いろんな災厄が起きるんだけど、多いからね。あと使える人材の確保かなー」

「そら、難儀なこった」

 他人事だけど良いのか?アンバー!

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