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種の章
17 レオニー
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「なあ、ディアリス。テイマー能力だけを使えなくして、しゃべれるように出来ねえのか?」
「無茶な事を」
僕はディアリスに体を調べられている。ディアリスはレオニーの機嫌の良い時を見計らって、僕を調べている。
「つまんねぇんだよ。泣いても静かだと。もっと叫んで嫌がって俺に助けを乞うようにしたい」
「やめなさい、フィエルが死んでしまいます。いくら、愛し子といえど普通の人間と変わらない体の作りなんですから。これ以上乱暴に扱えば死にます。今でもギリギリの所を生きてるんですよ、フィエルは」
そうディアリスは言うが、あちこち体が痛むのはいつもだし、足とか手とか動かし辛くはなっているけど、まだ何とかなっている。
「何故まだフィエルが生きているか、レオニーは知っていますか?」
「殺してねーからだろ」
あまり興味がなさそうにレオニーは言葉を返す。
「テイムした人間のせいですよ。フィエルが捕まった時、あなたフィエルの下僕を2人殺しかけたでしょう?」
ああ、どっちも大した事無かったがな、本当に興味が無さそうだ。
「放っておくと死んでしまうから仕方なくカードにしまったんでしょう。そしてカードにしまってしまうと、今度はテイマーが死んでしまえばカードも永遠にカードのまま、いつか死んでしまう」
「そうらしいな、糞だぜ!」
「フィエルはその時しまった2人を殺したくなくて、まだ生きてるんですよ。こんな酷い扱いを受けてもね。そうでなければ早々に自分の命を絶っていますよ、愛し子は死に対する忌避感が乏しい。どうせ死んでも神の元に戻るだけ、それが分かっているんですから」
僕の体に薬を塗り、包帯を巻きながらディアリスは語っているが、それはレオニーに聞かせるためなのか、僕に言っているのか、自分に語りかけているのか判別は出来ない。
「だから、あまりフィエルを壊すような事はしないでくださいよ?まだまだ大事な研究対象なんですから」
「約束は出来ねーな。そんなに大事なら、ディーオに言ってフィエルを俺から取り上げれば良いじゃねぇか!」
膨れ始めたレオニーの敵意と怒気の混じった空気をさらりと片手でいなす。
「ディーオが嫉妬するでしょう?自由に動けなくなるのは嫌なんですよ」
ふ、と柔らかく細い笑みを残してディアリスは戻って行く。部屋には僕とレオニーが残され、僕はまだしばらく死ねない。
「ふん!」
折角悪くなかったレオニーの機嫌が崩れている。嫌だな、機嫌が悪いと扱いが乱暴なんだ。それでも僕はここにいるしかない。
「無茶な事を」
僕はディアリスに体を調べられている。ディアリスはレオニーの機嫌の良い時を見計らって、僕を調べている。
「つまんねぇんだよ。泣いても静かだと。もっと叫んで嫌がって俺に助けを乞うようにしたい」
「やめなさい、フィエルが死んでしまいます。いくら、愛し子といえど普通の人間と変わらない体の作りなんですから。これ以上乱暴に扱えば死にます。今でもギリギリの所を生きてるんですよ、フィエルは」
そうディアリスは言うが、あちこち体が痛むのはいつもだし、足とか手とか動かし辛くはなっているけど、まだ何とかなっている。
「何故まだフィエルが生きているか、レオニーは知っていますか?」
「殺してねーからだろ」
あまり興味がなさそうにレオニーは言葉を返す。
「テイムした人間のせいですよ。フィエルが捕まった時、あなたフィエルの下僕を2人殺しかけたでしょう?」
ああ、どっちも大した事無かったがな、本当に興味が無さそうだ。
「放っておくと死んでしまうから仕方なくカードにしまったんでしょう。そしてカードにしまってしまうと、今度はテイマーが死んでしまえばカードも永遠にカードのまま、いつか死んでしまう」
「そうらしいな、糞だぜ!」
「フィエルはその時しまった2人を殺したくなくて、まだ生きてるんですよ。こんな酷い扱いを受けてもね。そうでなければ早々に自分の命を絶っていますよ、愛し子は死に対する忌避感が乏しい。どうせ死んでも神の元に戻るだけ、それが分かっているんですから」
僕の体に薬を塗り、包帯を巻きながらディアリスは語っているが、それはレオニーに聞かせるためなのか、僕に言っているのか、自分に語りかけているのか判別は出来ない。
「だから、あまりフィエルを壊すような事はしないでくださいよ?まだまだ大事な研究対象なんですから」
「約束は出来ねーな。そんなに大事なら、ディーオに言ってフィエルを俺から取り上げれば良いじゃねぇか!」
膨れ始めたレオニーの敵意と怒気の混じった空気をさらりと片手でいなす。
「ディーオが嫉妬するでしょう?自由に動けなくなるのは嫌なんですよ」
ふ、と柔らかく細い笑みを残してディアリスは戻って行く。部屋には僕とレオニーが残され、僕はまだしばらく死ねない。
「ふん!」
折角悪くなかったレオニーの機嫌が崩れている。嫌だな、機嫌が悪いと扱いが乱暴なんだ。それでも僕はここにいるしかない。
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