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20 買ってすぐ壊れるデジカメって酷くない?
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どうして僕はいなり寿司にしかなれないんでしょうか?僕は確かに油揚げに一度なりました。しかもカビまで生えてもうダメだと思いました!
でもこうして今は動けるようになったのです!それなのに!いなり寿司なんです!僕は狐なんですよ、なのにどうして食べ物なんですか??
ヘタレだからかな!
がーん!
たったこれだけのミニぬいぐるみ劇場。奮発して買ってしまったビデオで撮影して、I Tubeにアップしてしまった。
なーんにも加工してないけど、ツイッツーからアドレスを貼っておいたら何人か見てくれたみたい!
「カナさん!カナさん!酷い!こんなカッコ悪い動画やめてくださいーー!」
油揚げが泣きながらぽこぽこ叩いて来たけれどちっとも痛くないよ。
「カッコ悪いっていなりはこんなモンだよ?普通じゃないかな?」
冷たくぽんたに言い放たれて、申し訳程度に生えた手で胡麻粒みたいな目を覆え……ずにいる。
「ひーん……!私だって一端の稲荷だったのに……せめて狐に戻りたい……」
「お寿司も可愛いけどねぇ……あれ?あれれ……!?」
さっきまで絶好調だった新品のデジカメがプツンと音を立ててうんともスンとも言わなくなった……。
「ええーーー!」
説明書をみても、ネットで調べてもどうしようもなく買った大型家電量販店に持って行くしかなかったよ、まだ補償期間で良かった!
「かなさん。今日はついて行っても良いですか?」
ぽんたが私を見上げていた。
「……うん、行こう」
何か、今日はぽんたを連れていかないといけない気がするんだ。分からないけれど、そんな予感。
「あっ!私も!」
「……ま、いっか」
油揚げはどうでも良い感じだけど、鞄にぽんたと油揚げを忍ばせて、壊れたデジカメを袋に詰めた。
「すみません!この型番の初期不良です!」
「え、あ、はい……」
デジカメは新品になって帰って来た。どうやらメーカーから回収指示が来ていたのを間違えて売ってしまったらしい。ほっと胸を撫でおろす。結構お値段がするものだからね、買って数日で壊れるなんてイヤだもん。
「良かった、私の使い方が悪かったせいじゃなかったよ」
「良かったですね、かなさん!」
「うん」
こういう時一緒ににこにこと笑う油揚げは可愛い。何も考えて無さそうなところがまた良い。
「しばらく新しいのは買えないけど……」
それでもデジカメのたくさん並んでるコーナーを見てしまう。その中に一際目立って気になる人がいる。
私が手が出なかった高い機種を手にじーっと見て悩んでいるみたい。買うのかな……羨ましいなあ。
ぽてり
その男性の頭の上にぽんたが突然飛び乗った!?な、な、何してるの?!
「あ、あれ?」
流石に気がついたよね!私は慌てて声をかけた。
「す、すみません!私のキーホルダーが飛んで行ってしまって……」
「キーホルダー?」
男の人は頭の上に乗った羊毛フェルトのぽんたを優しく掴んで、しげしげと眺めている。
「あ、ぽんた君だ!もしかしてkanaさん?」
「え?あ、はい」
思わず返事をしてしまったよ!
「俺、あなたの動画のファンです!うわー嬉しいな!あ、俺も配信してんですよ!まなやんって名前でゲーム実況してます」
「えっ?!有名人じゃないですか!」
私ですら知ってる有名アイチューバーがぽんたを持って立っていた。しかもかっこいい!
でもこうして今は動けるようになったのです!それなのに!いなり寿司なんです!僕は狐なんですよ、なのにどうして食べ物なんですか??
ヘタレだからかな!
がーん!
たったこれだけのミニぬいぐるみ劇場。奮発して買ってしまったビデオで撮影して、I Tubeにアップしてしまった。
なーんにも加工してないけど、ツイッツーからアドレスを貼っておいたら何人か見てくれたみたい!
「カナさん!カナさん!酷い!こんなカッコ悪い動画やめてくださいーー!」
油揚げが泣きながらぽこぽこ叩いて来たけれどちっとも痛くないよ。
「カッコ悪いっていなりはこんなモンだよ?普通じゃないかな?」
冷たくぽんたに言い放たれて、申し訳程度に生えた手で胡麻粒みたいな目を覆え……ずにいる。
「ひーん……!私だって一端の稲荷だったのに……せめて狐に戻りたい……」
「お寿司も可愛いけどねぇ……あれ?あれれ……!?」
さっきまで絶好調だった新品のデジカメがプツンと音を立ててうんともスンとも言わなくなった……。
「ええーーー!」
説明書をみても、ネットで調べてもどうしようもなく買った大型家電量販店に持って行くしかなかったよ、まだ補償期間で良かった!
「かなさん。今日はついて行っても良いですか?」
ぽんたが私を見上げていた。
「……うん、行こう」
何か、今日はぽんたを連れていかないといけない気がするんだ。分からないけれど、そんな予感。
「あっ!私も!」
「……ま、いっか」
油揚げはどうでも良い感じだけど、鞄にぽんたと油揚げを忍ばせて、壊れたデジカメを袋に詰めた。
「すみません!この型番の初期不良です!」
「え、あ、はい……」
デジカメは新品になって帰って来た。どうやらメーカーから回収指示が来ていたのを間違えて売ってしまったらしい。ほっと胸を撫でおろす。結構お値段がするものだからね、買って数日で壊れるなんてイヤだもん。
「良かった、私の使い方が悪かったせいじゃなかったよ」
「良かったですね、かなさん!」
「うん」
こういう時一緒ににこにこと笑う油揚げは可愛い。何も考えて無さそうなところがまた良い。
「しばらく新しいのは買えないけど……」
それでもデジカメのたくさん並んでるコーナーを見てしまう。その中に一際目立って気になる人がいる。
私が手が出なかった高い機種を手にじーっと見て悩んでいるみたい。買うのかな……羨ましいなあ。
ぽてり
その男性の頭の上にぽんたが突然飛び乗った!?な、な、何してるの?!
「あ、あれ?」
流石に気がついたよね!私は慌てて声をかけた。
「す、すみません!私のキーホルダーが飛んで行ってしまって……」
「キーホルダー?」
男の人は頭の上に乗った羊毛フェルトのぽんたを優しく掴んで、しげしげと眺めている。
「あ、ぽんた君だ!もしかしてkanaさん?」
「え?あ、はい」
思わず返事をしてしまったよ!
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