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聖女たん、召喚される
15 老いも若きも皆成敗
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アタシるり子!多分12歳くらい!今、異世界で聖女たん♡やってまぁす!
「で?なんだって?」
「せ、聖女たん♡様!この老骨!誠心誠意で貴女様のお心にそうよう努力する所存でございますーー!」
ジジィを殴ったが、良心の呵責なく思いっきりぶん殴れた。
「聖女が現れたのに大神殿のわしのもとに馳せ参じぬとはどういう事か!ラティスよ!そちの神官職の便宜を図ってやったことをよもや忘れぬとは言わせぬぞ!」
私達が手癖の悪いカレンの同僚を捕まえてくすぐり回して遊んでいた時に、やたら豪華な馬車ででやって来て、やたら偉そうな白い髭のジジィ。
ズカズカと神殿に乗り込んできて扉をあけながら上記のセリフを、取り敢えず血圧高げに叫んだ。
「おい」
「あ、ハイ!」
脇を変態よろしく羽ぼうきで、責め続けていたラティスを処理に当たらせる事にしよう。
このカレンの同僚のジルはるり子グッズの契約書を盗もうとして、あっさりユミーカに捕まったのだ。
神殿に勤めるシスターの癖に手癖が悪い!と言うか、この神殿で働いていた人間は全員手癖が悪い!ここは盗賊の隠れ家か?!
「やめて!やめて!くださいあひゃひゃひゃひゃ!」
「おらおらー自らの行いを反省するのじゃ!ははははは!」
はっきり言えば頭に拳骨を一つ落とせば反省完了なのだが、最近つまらなくなって来たので、こうして、両手足を縛り付けて拷問……違った改心させているのだ。
「もうしません!もうしませんうひゃひゃひゃ!!」
「信じられるか!こちょこちょこちょこちょ……」
「みぎゃーーうひひひひ!」
楽しい!
「聖女たん♡こちらのくそジジィがこの国の神殿の最高権力者ディレック教皇でございます。もちろん、私と同じ、神聖力ゼロの真っ黒教皇で、人を癒したことなど生まれてこのかたありません。もうすぐ80歳の正真正銘の老害でございます」
「うわぁ、ドン引きだわ」
「ついでにいえば、教皇職についてからもやりたい放題、内縁の妻は10人を超え、子供の数は両手両足を使っても足りません。最後に召し上げた妻などまだ18になったばかり!さ!心置きなくどーぞ!」
「るり子!左フックかーらーのー!右ストレーーート!悪霊退散!!煩悩退散!!」
グボッ!ドグシャーーーーっ!!今日も骨肉を殴打するヘビィサウンドと
「ほげぼらえええええええ!!?!」
ジジィが神殿のあの丸っこい柱を1本打ち折って壁に突き刺さったわ。
「お疲れ様です」
「ご苦労さまです」
「素敵です♡
「私も殴って♡」
「いやいや!私の番ですよね?」
「ご褒美!はぁはぁ!」
上の2人以外はゴミ箱に突っ込んでおいた。
「この教団のトップを獲ったので、もう聖女たん♡様が実権を握ったと言っても過言ではありませんね!」
ラティスが言うとなんだか、私が悪役の様に聞こえるのがとてもとても不思議ですね。
「ラティスみたいな悪徳信仰心ゼロ神官は首にしてまともな神官を育ててね!」
「ははーー!このディレック!残りの人生をかけて、聖女たん♡様のおっしゃる通り、教会の清浄に尽力いたします!」
「あと、嫁と子供ちゃんとしろよー」
「ははーーーーっ!!!」
深々と頭を下げたあと、しっかりした足取りで
「秘密裏に全教会に人を送り、腐敗具合を調べるのだ!」
と、テキパキと指示を出していたので、本当に80の爺さんか不思議になったし
「離婚したい嫁は離婚します。残りたい嫁は残って貰いました。子供達はまたおいおい。絶対に悪い様にはしません!」
と、しっかりやっているようで安心した。帰るところがあればいいけれど、無ければあのジジィの所を追い出されても困るもんね。
やっぱりえらいジジィは何かできる能力あるのかもしれない。
「うひひ……聖女たんさま……お許しを……」
この駄目シスターはどうだろうか。駄目かなぁ……?ジルは涙目だが、反省したかどうかは怪しかった。
「で?なんだって?」
「せ、聖女たん♡様!この老骨!誠心誠意で貴女様のお心にそうよう努力する所存でございますーー!」
ジジィを殴ったが、良心の呵責なく思いっきりぶん殴れた。
「聖女が現れたのに大神殿のわしのもとに馳せ参じぬとはどういう事か!ラティスよ!そちの神官職の便宜を図ってやったことをよもや忘れぬとは言わせぬぞ!」
私達が手癖の悪いカレンの同僚を捕まえてくすぐり回して遊んでいた時に、やたら豪華な馬車ででやって来て、やたら偉そうな白い髭のジジィ。
ズカズカと神殿に乗り込んできて扉をあけながら上記のセリフを、取り敢えず血圧高げに叫んだ。
「おい」
「あ、ハイ!」
脇を変態よろしく羽ぼうきで、責め続けていたラティスを処理に当たらせる事にしよう。
このカレンの同僚のジルはるり子グッズの契約書を盗もうとして、あっさりユミーカに捕まったのだ。
神殿に勤めるシスターの癖に手癖が悪い!と言うか、この神殿で働いていた人間は全員手癖が悪い!ここは盗賊の隠れ家か?!
「やめて!やめて!くださいあひゃひゃひゃひゃ!」
「おらおらー自らの行いを反省するのじゃ!ははははは!」
はっきり言えば頭に拳骨を一つ落とせば反省完了なのだが、最近つまらなくなって来たので、こうして、両手足を縛り付けて拷問……違った改心させているのだ。
「もうしません!もうしませんうひゃひゃひゃ!!」
「信じられるか!こちょこちょこちょこちょ……」
「みぎゃーーうひひひひ!」
楽しい!
「聖女たん♡こちらのくそジジィがこの国の神殿の最高権力者ディレック教皇でございます。もちろん、私と同じ、神聖力ゼロの真っ黒教皇で、人を癒したことなど生まれてこのかたありません。もうすぐ80歳の正真正銘の老害でございます」
「うわぁ、ドン引きだわ」
「ついでにいえば、教皇職についてからもやりたい放題、内縁の妻は10人を超え、子供の数は両手両足を使っても足りません。最後に召し上げた妻などまだ18になったばかり!さ!心置きなくどーぞ!」
「るり子!左フックかーらーのー!右ストレーーート!悪霊退散!!煩悩退散!!」
グボッ!ドグシャーーーーっ!!今日も骨肉を殴打するヘビィサウンドと
「ほげぼらえええええええ!!?!」
ジジィが神殿のあの丸っこい柱を1本打ち折って壁に突き刺さったわ。
「お疲れ様です」
「ご苦労さまです」
「素敵です♡
「私も殴って♡」
「いやいや!私の番ですよね?」
「ご褒美!はぁはぁ!」
上の2人以外はゴミ箱に突っ込んでおいた。
「この教団のトップを獲ったので、もう聖女たん♡様が実権を握ったと言っても過言ではありませんね!」
ラティスが言うとなんだか、私が悪役の様に聞こえるのがとてもとても不思議ですね。
「ラティスみたいな悪徳信仰心ゼロ神官は首にしてまともな神官を育ててね!」
「ははーー!このディレック!残りの人生をかけて、聖女たん♡様のおっしゃる通り、教会の清浄に尽力いたします!」
「あと、嫁と子供ちゃんとしろよー」
「ははーーーーっ!!!」
深々と頭を下げたあと、しっかりした足取りで
「秘密裏に全教会に人を送り、腐敗具合を調べるのだ!」
と、テキパキと指示を出していたので、本当に80の爺さんか不思議になったし
「離婚したい嫁は離婚します。残りたい嫁は残って貰いました。子供達はまたおいおい。絶対に悪い様にはしません!」
と、しっかりやっているようで安心した。帰るところがあればいいけれど、無ければあのジジィの所を追い出されても困るもんね。
やっぱりえらいジジィは何かできる能力あるのかもしれない。
「うひひ……聖女たんさま……お許しを……」
この駄目シスターはどうだろうか。駄目かなぁ……?ジルは涙目だが、反省したかどうかは怪しかった。
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