【完結】良い子な邪神に転生した俺は強すぎて封印不可?頑張って封印されます!

鏑木 うりこ

文字の大きさ
2 / 127

2 平凡でした

しおりを挟む
「あんっ!あんっ!や、やあああっ、イくっ!イくうううーーーっ!」

「良いぜぇお利口さんだ。やっと善がってきたなあ?忘れるな、魂に刻めよ?」

「や、気持ち、きもちいいよお……っ」

 もうどれくらい嬲られているのか分からない。泣いても叫んでも男は俺を犯し続け、とうとう俺の体は男に屈した。体の奥にどろりとした熱い物をたくさんたくさん巻き散らかされ、俺は快楽に震える……ああ、もうどうでもいい。きもちいいんだ……ヤられるの、すごくいい。前の人生で尻にブチこまれた事なんてなかったけど、こんなに気持ちいならやっておけばよかった……。

「イイ、良いです……もっとぉ……」

「よーしよし、いいこだな!俺の運命とお前の運命を入れ替えさせてもらうぜえ?」

「きもちよくしてくれるなら……」

 俺はどこまで堕ちるのか分からない……。




 気が付くと白いベッドに寝かされていた。

「ここは……」

「気が付きましたか!羽佐間勇人さん!そして申し訳ありません!ごめんなさいで済む事ではないのですが、ごめんなさいいいいい!」

 きれいな金髪の男の人が土下座をしていた。


「じゃ、邪神……?」

「ハイ……私の遣わした勇者が倒したのですが、この天界に送って裁きを受けさせようとしたところ、逃亡しまして。その……あなたの魂を無理やり犯して……逃げました」

「はぁ……良く分からないのですが……」

 話を聞くとこの金髪のお兄さんは神様の一人なのだという。そして俺があった怖い人が邪神だったそうだ。そしてあの邪神は俺の運命を入れ替えて、どこかに行方をくらませたらしい。

「羽佐間さんの運命はとても平凡なもので、次もとても平凡なものでした。平凡すぎる故に、一度見失うとなかなか見つけることが出来ず、どの次元に逃げたのかも分からない始末……申し訳ございません!」

「……平凡ですみません……」

 そんなに平凡平凡言わなくても良いじゃないか……。俺はため息をつく。ま、俺にお似合いか、平凡。

「それで、大変ものすごく申し訳ないのですが……羽佐間さんの運命は邪神の運命となっており、邪神の力も全て羽佐間さんが今持っている状態でして……」

「えっ!?どういうことですか」

「羽佐間さんの中に巨大な悪の力が植え付けられているんです。そしてこのままだと羽佐間さんの魂を食いつくして、羽佐間さんが邪神になってしまいます。それを防ぐためにも封印を施したいのですが、羽佐間さんの普通の魂がそれに耐えきれるかどうか……そして封印は地上で行わなければならなく……」

「あの、もっと簡潔に言ってください」

「羽佐間さんを転生させ、その先で封印をすることを許してください!!」

「ふう、いん」

「申し訳ございませんんん~~~!!!」

 俺の魂は邪神の力が弱まるまで、封印されてしまう……の?よくわからない。

「本当は反省を促すためにも何千年も何万年も意識は残しておくのですが、羽佐間さんは何も悪くないのに、こんなお願いをせざるを得なく……なので、眠っていただこうかと。次に目を覚ました時が贖罪が済んでいるって感じで!快適な眠りをお約束いたしますので!!!」

「……なら、いいか。分かりました」

「羽佐間さん!!ありがとうございます!あなたは本当にいい人だああああん!」

 金髪さんはボロボロと泣きながら俺の手を握り締めてきますが、やめて欲しいです。



しおりを挟む
感想 92

あなたにおすすめの小説

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

悪役令嬢の兄、閨の講義をする。

猫宮乾
BL
 ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される

水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。 絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。 長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。 「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」 有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。 追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!

【完結】悪役令息の役目は終わりました

谷絵 ちぐり
BL
悪役令息の役目は終わりました。 断罪された令息のその後のお話。 ※全四話+後日談

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします

椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう! こうして俺は逃亡することに決めた。

すべてを奪われた英雄は、

さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。 隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。 それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。 すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。

寄るな。触るな。近付くな。

きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。 頭を打って? 病気で生死を彷徨って? いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。 見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。 シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。 しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。 ーーーーーーーーーーー 初めての投稿です。 結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。 ※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。

処理中です...