【完結】良い子な邪神に転生した俺は強すぎて封印不可?頑張って封印されます!

鏑木 うりこ

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39 信者!ダメ!絶対!

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「ボール投げ以外もできる事をお見せしましょう!」

 番犬が出来た。

「一郎です」「二郎です」
 
 三郎に四郎に五郎って続くんだけどね!ちなみに一郎が一番濃い灰色でどんどん白っぽくなって行く。

「うーーん、ごめん見分けがつきにくいから、首輪つけていい?」

「良いでありますよ!全然問題ないです!」

 便宜上一郎には黒い首輪をつけてもらって、ドラゴン達とお揃いのカラーリングにした。

「これでいつでも枝投げが出来ますね!」

 ワンワンと子犬サイズの五郎が尻尾を振っている。番犬係の2匹以外はちっちゃくなって貰っている。神殿だってそこまで広くないからね!

「あのぅ……ルーチェさま、話を聞くだけで良いので聞いていただけると……?」

 王子様が後ろに黒いローブ姿の男を連れて申し訳なさそうに現れた。

「どうしたの?」

「あの、こいつら、宮廷魔術師なんですが……」

 目が血走ってやばいお兄さんがフードをぱさりと脱いだ。

「ああああ……で、伝説の魔獣フェンリルぅ……しかもその最上位種がこここここに、こここんなにぃいい……!つ、使い魔に……いや!抜け毛の一本でも貰えたらぁあああ……」

 ふらふらヨタヨタとちょうどお座りしていた五郎に向かって歩いている。

「こわ!きもっ!」

 五郎が短い尻尾をちょこっと振ると、

「うわぁっ!」

 何か風圧でもあったのか、ぶっ飛ばされている。しかし、またまた上がって

「ああ、す、すごいぃ!フェンリルの力をた、た、いかんんんん……」

 ゾンビのように立ち上がってまた近づいて来た!怖い!

「魔術師共がこんな感じで使い物にならないのです……すみませんが、どなたか、魔術師の誰かと契約して下さる心の優しい方はいらっしゃらないか聞いていただきたく……」

「えっ!でも良いの?俺にそんな事頼むの??」

 俺は邪神だよ?嫌われてるのよ??

「フェンリル様と縁が結べるのであればわ、我ら邪神様と崇める用意がございますぅうう……」

「崇めないで!ノー信者!信者、だめ!絶対!!」

 一郎に相談してみると

「下っ端の下っ端ならなんの問題もないですけど、この程度の魔術師では対等に話すこともままなりません。もっと強くならないと」

「うーん?またふみふみするしかないかー」

 魔術師達が日頃の運動不足と闘いながら、ながーいローブの裾をバタバタさせてふみふみしている。

「つ、辛い!辛いです!ルーチェ様!」

「そんなんじゃいつまで立っても契約出来ないよー?」

「うおおおーーー!」

 奮起してくれたようだが、皆次の日には筋肉痛で神殿に助けを求めに来てた。大丈夫なのかなぁ……。

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