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51 一年後のどうなっちゃうかより
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「ごめんね、キイちゃん……俺達お腹すいてパン買っちゃったんだ……でもこのお金、キイちゃんのなんだろ?使っちゃってごめん、俺たち働いて返すから」
「そっかーじゃあ、神殿の食堂のお手伝いしてよ。それか掃除の手伝いね。大丈夫、キイちゃんもルーチェも怒ってないよ。お腹すくのは辛いからね、使って良かったんだよ」
「キイちゃん、ありがとう!」
そんな子供達が日に何人も現れた。
「ルベルトは貧しい国ですから、路上に子供も多くいます。このまま冬が厳しくなれば何人生き残れるやら……」
コニー大神官……いや、コニー爺ちゃんが辛そうにため息をつく。そうだったんだ……俺、ほとんど神殿の敷地から出ないから知らなかったよ。
「神殿で寝泊まりさせてあげたいけど、小さな頃から俺の側にいて……どんな悪影響が出るのか分かんないから……」
「こ、子供達を連れてきて良いのですか?!」
「え?聞いてた?!コニー爺ちゃん!俺の側にいたら将来どうなっちゃうか分かんないでしょ?!」
「一年後の「どうなっちゃうか」より、今日明日の命です!本当に子供達を保護してよろしいですか?!」
「も、勿論だよ」
でも、邪神がいる中央神殿だからとちゃんと教えてね?!と、念押しは忘れない。
わあわあとすぐに子供達は集まって来た。皆、立派なスラムの子で、今まで必死に生き抜いた子供達ばかりだった。
「ルーチェ!人間の子供が親もなく一人で生きるのが大変なのは知ってる!知ってるけど、俺達、とても辛い!こいつらを何とかして良いよな?!」
わんこ代表の一郎が鼻を押さえながら蹲っている。うん、お前達鼻が利くもんなぁ……。仕方がないよね、お前達の鼻が良いのも、風呂に入るなんて出来るわけがない子供達の事情も。
「何とか出来るの?」
「イーチィ達も手伝ってくれるし、神殿の裏に穴掘るから!」
「穴?いいと思うけど」
そりゃ犬は穴掘りも上手いよね?許可すると、一郎の上に鳥のイーチィが乗って裏手に消えて、ほんの10分くらいして
「おーい!ガキどもをこっちで洗ってくれー!臭くてたまらん!」
「ピィピィ!ぬるめにしといたから子供でも入れるだろー?」
「え!露天風呂じゃん!」
急拵えだから適当だし、土が溶け出している所もあるけれども立派なお風呂が出来ていた。しかもこぽこぽと湧き出る掛け流し!凄い!
「俺も入れるかな……?」
いや待て、うぞうぞ君が流れ出たらどうしよう?!やばいか……!
「そんなのいつでも踏めますよ!下流で待機してたら良いですかね?」
「うぞうぞ君ふみふみは人気がありすぎてなかなか回って来ないから俺、やりたい!」
もう大神官レベルだろうトムが足をドタバタさせている。
「トムさん、なにしてんのー?楽しそう!」
子供達が真似をしてドタバタ。いやいや!そんな小さな頃から大神官になったら困るからやめてね?!
一郎とイーチィの作った露天風呂はそのまま整備され、ふたつに分けられ、外から見えないように目隠しも作られて立派なお風呂になった。
常にお湯が湧いてくるからどんなに汚れた子が来ても大丈夫!
でも俺が入った後は大騒ぎだった。
「うぎゃーー!助けてーー!」
「髪の毛は駄目ぇ!強すぎるぅー!」
「きゃーきゃー!たのしー!」
なんだか子供の声が聞こえたような……。
「はあはあ……抜け毛はとても強かったでした……」
俺の毛、どうなってんの……??
「そっかーじゃあ、神殿の食堂のお手伝いしてよ。それか掃除の手伝いね。大丈夫、キイちゃんもルーチェも怒ってないよ。お腹すくのは辛いからね、使って良かったんだよ」
「キイちゃん、ありがとう!」
そんな子供達が日に何人も現れた。
「ルベルトは貧しい国ですから、路上に子供も多くいます。このまま冬が厳しくなれば何人生き残れるやら……」
コニー大神官……いや、コニー爺ちゃんが辛そうにため息をつく。そうだったんだ……俺、ほとんど神殿の敷地から出ないから知らなかったよ。
「神殿で寝泊まりさせてあげたいけど、小さな頃から俺の側にいて……どんな悪影響が出るのか分かんないから……」
「こ、子供達を連れてきて良いのですか?!」
「え?聞いてた?!コニー爺ちゃん!俺の側にいたら将来どうなっちゃうか分かんないでしょ?!」
「一年後の「どうなっちゃうか」より、今日明日の命です!本当に子供達を保護してよろしいですか?!」
「も、勿論だよ」
でも、邪神がいる中央神殿だからとちゃんと教えてね?!と、念押しは忘れない。
わあわあとすぐに子供達は集まって来た。皆、立派なスラムの子で、今まで必死に生き抜いた子供達ばかりだった。
「ルーチェ!人間の子供が親もなく一人で生きるのが大変なのは知ってる!知ってるけど、俺達、とても辛い!こいつらを何とかして良いよな?!」
わんこ代表の一郎が鼻を押さえながら蹲っている。うん、お前達鼻が利くもんなぁ……。仕方がないよね、お前達の鼻が良いのも、風呂に入るなんて出来るわけがない子供達の事情も。
「何とか出来るの?」
「イーチィ達も手伝ってくれるし、神殿の裏に穴掘るから!」
「穴?いいと思うけど」
そりゃ犬は穴掘りも上手いよね?許可すると、一郎の上に鳥のイーチィが乗って裏手に消えて、ほんの10分くらいして
「おーい!ガキどもをこっちで洗ってくれー!臭くてたまらん!」
「ピィピィ!ぬるめにしといたから子供でも入れるだろー?」
「え!露天風呂じゃん!」
急拵えだから適当だし、土が溶け出している所もあるけれども立派なお風呂が出来ていた。しかもこぽこぽと湧き出る掛け流し!凄い!
「俺も入れるかな……?」
いや待て、うぞうぞ君が流れ出たらどうしよう?!やばいか……!
「そんなのいつでも踏めますよ!下流で待機してたら良いですかね?」
「うぞうぞ君ふみふみは人気がありすぎてなかなか回って来ないから俺、やりたい!」
もう大神官レベルだろうトムが足をドタバタさせている。
「トムさん、なにしてんのー?楽しそう!」
子供達が真似をしてドタバタ。いやいや!そんな小さな頃から大神官になったら困るからやめてね?!
一郎とイーチィの作った露天風呂はそのまま整備され、ふたつに分けられ、外から見えないように目隠しも作られて立派なお風呂になった。
常にお湯が湧いてくるからどんなに汚れた子が来ても大丈夫!
でも俺が入った後は大騒ぎだった。
「うぎゃーー!助けてーー!」
「髪の毛は駄目ぇ!強すぎるぅー!」
「きゃーきゃー!たのしー!」
なんだか子供の声が聞こえたような……。
「はあはあ……抜け毛はとても強かったでした……」
俺の毛、どうなってんの……??
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