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50 コインの雨が降る!
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「ん~……んんん……?黄殿の出番じゃないか?」
「ん~……そうだねえ、人間が暮らすにはお金がいるもんね。良いよ!」
いつもゴロゴロしている黄色いドラゴン、名前は黄、キイちゃんとか親しまれ、可愛がられている……が、空にふわん、と飛んでいく。
「どうしたの?」
みんなが上を見上げているから俺も見上げると、バン!と大きな音がして何もなかったはずの空に、巨大なドラゴンが一頭現れた。
「ひ!?」
でもそのドラゴンの体色は真っ黄色で目もキイちゃんと同じだった。キイちゃんってでかかったんだ!
「いってきまーす」
呑気なキイちゃんの声がして、街の上を2.3回旋回してから飛び去った。一瞬で黄色い巨大な姿が見えなくなる。
「き、黄色、どこいったの!?」
「金を取りに行ったぞ。旅費がいるだろう?神官たちの家族がこっちに来るためにお金がいる。人間はお金がかかるだろう?黄殿は、我々の中でも光っている物を集めるのが好きでね。ねぐらにたくさんのお金を貯めこんでいるのだ」
クロが訳知り顔で教えてくれた。
「えっ……いいの?」
「良い良い、ねぐらよりこちらの方が住みよいしのう。ゴロゴロしていても飯は貰えるし遊んでもらえるし可愛がってもらえるから、黄殿はとても気に入っておるようだ。わしのねぐらにはあまり金がないので。武器や防具ならあるんだがなあ」
「竜種は収集癖がある者が多いですからね。そういう私も赤い物を集めるのが好きです」
「私は青い物を集めたなあ」
「緑!」
自分の体の色に近い物を集めるのが大好きみたいだ。
「そういえば赤殿はトマポが好きだし、緑殿は青菜をよう食うておるわ」
「青い食べ物ってないからなあ~」
「我らは丸い物が好きだーー!」
犬の一郎が飛び込んできて、また喧しくなる。でも賑やかなのは嬉しいな。
「し、神殿の上に黄色のドラゴンがーー!」
数人飛び込んできたようだが
「うちにいる黄色のチビドラゴンが本気を出した姿です」
「あ、なるほど」
それで済んだらしい。なんかおかしい。怖くないのかな!?
「あの腹がぽこんと丸いやつだろう?まーでっかくなりおったのう」
そういうレベルじゃないんだけど、ルベルトではそれでOKらしい……。
「うわぁ~ん!ドラゴンの手じゃつかめないよう~適当に投げるから拾ってぇ~!」
突然黄色の声が響いて、中庭めがけて大量のコインが降り注いだ。ひえ!?コインの雨が降る~!?
「た、退避!退避ーーーー!」
セラフィスさんの指示でみんな屋根のある所に隠れたけど、屋根は穴だらけで、コインはあちこちに飛び散っているし、大変な目にあった。
「うえええ何か入れ物を借りてこれば良かったよう」
泣きながら黄色は戻ってきたけれど
「やりすぎじゃ!黄殿!」
中庭にこんもり金貨の山が出来ていたし、街中にかなり降り注いだようだった。
「空から金が降って来たけんど、これ、神殿の黄色の持ちモンだろ?」
「え、ええ……そうですけど」
「キラキラしてきれいだったけどひろっといたでー」
「と、いう感じでお金を持って来てくれる人が沢山いました」
「別にいっぱいあるから、貰っとけば良いのになー」
「そうですね。でもここの人たちは本当に心根が優しい。これもこの地を治めている方の影響なのでしょうね」
空から金貨がふってきたら、我先に拾うのが普通だよね?ほんと、ルベルトはすごい国だと思った。
「ん~……そうだねえ、人間が暮らすにはお金がいるもんね。良いよ!」
いつもゴロゴロしている黄色いドラゴン、名前は黄、キイちゃんとか親しまれ、可愛がられている……が、空にふわん、と飛んでいく。
「どうしたの?」
みんなが上を見上げているから俺も見上げると、バン!と大きな音がして何もなかったはずの空に、巨大なドラゴンが一頭現れた。
「ひ!?」
でもそのドラゴンの体色は真っ黄色で目もキイちゃんと同じだった。キイちゃんってでかかったんだ!
「いってきまーす」
呑気なキイちゃんの声がして、街の上を2.3回旋回してから飛び去った。一瞬で黄色い巨大な姿が見えなくなる。
「き、黄色、どこいったの!?」
「金を取りに行ったぞ。旅費がいるだろう?神官たちの家族がこっちに来るためにお金がいる。人間はお金がかかるだろう?黄殿は、我々の中でも光っている物を集めるのが好きでね。ねぐらにたくさんのお金を貯めこんでいるのだ」
クロが訳知り顔で教えてくれた。
「えっ……いいの?」
「良い良い、ねぐらよりこちらの方が住みよいしのう。ゴロゴロしていても飯は貰えるし遊んでもらえるし可愛がってもらえるから、黄殿はとても気に入っておるようだ。わしのねぐらにはあまり金がないので。武器や防具ならあるんだがなあ」
「竜種は収集癖がある者が多いですからね。そういう私も赤い物を集めるのが好きです」
「私は青い物を集めたなあ」
「緑!」
自分の体の色に近い物を集めるのが大好きみたいだ。
「そういえば赤殿はトマポが好きだし、緑殿は青菜をよう食うておるわ」
「青い食べ物ってないからなあ~」
「我らは丸い物が好きだーー!」
犬の一郎が飛び込んできて、また喧しくなる。でも賑やかなのは嬉しいな。
「し、神殿の上に黄色のドラゴンがーー!」
数人飛び込んできたようだが
「うちにいる黄色のチビドラゴンが本気を出した姿です」
「あ、なるほど」
それで済んだらしい。なんかおかしい。怖くないのかな!?
「あの腹がぽこんと丸いやつだろう?まーでっかくなりおったのう」
そういうレベルじゃないんだけど、ルベルトではそれでOKらしい……。
「うわぁ~ん!ドラゴンの手じゃつかめないよう~適当に投げるから拾ってぇ~!」
突然黄色の声が響いて、中庭めがけて大量のコインが降り注いだ。ひえ!?コインの雨が降る~!?
「た、退避!退避ーーーー!」
セラフィスさんの指示でみんな屋根のある所に隠れたけど、屋根は穴だらけで、コインはあちこちに飛び散っているし、大変な目にあった。
「うえええ何か入れ物を借りてこれば良かったよう」
泣きながら黄色は戻ってきたけれど
「やりすぎじゃ!黄殿!」
中庭にこんもり金貨の山が出来ていたし、街中にかなり降り注いだようだった。
「空から金が降って来たけんど、これ、神殿の黄色の持ちモンだろ?」
「え、ええ……そうですけど」
「キラキラしてきれいだったけどひろっといたでー」
「と、いう感じでお金を持って来てくれる人が沢山いました」
「別にいっぱいあるから、貰っとけば良いのになー」
「そうですね。でもここの人たちは本当に心根が優しい。これもこの地を治めている方の影響なのでしょうね」
空から金貨がふってきたら、我先に拾うのが普通だよね?ほんと、ルベルトはすごい国だと思った。
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