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49 大切に思う気持ち
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「第二……ううん、レイシャル様。これ……」
「ルーチェ様が私の名前を呼んでくれた!今日は祝賀会を開催するッ!」
「そうね!良かったわね!シャル!……ルーチェ様、わたくしは……?」
「……レニーちゃん?」
「おーほっほっほっほ!わたくしの勝ちですわーーーーー!」
ほんとレイシャル様とレニーちゃんは仲が良い。馬鹿みたいに仲が良い。でもそんな二人を見ていると俺もなんだか楽しくなって、つい笑っちゃうから……もしかしたら二人はわざとやっているのかもしれない、って思ったりする。
「ルーチェ様は……そのうち、私の事もシャルって呼んでくださるに違いない……きっと、そうに違いないんです……ぐすんぐすん」
……やっぱり素かな?
「所であまり出歩かないルーチェ様がお越しとは何かシャルにご用事だったのでは?」
「あ、うん。女性に手渡すものじゃないから、レイシャル様に保管してもらおうと思って」
「ルーチェ様から頂けるものなら何でも!」
いや、俺の物じゃないけど……。
「これ。あいつら勝手に向こうの国から持ってきちゃったみたい」
ミレニア様に見えないようにそっと手渡す。だって切りたてのネズミの尻尾とか見たくないでしょ?普通!
「こ、これ!邪神(部下)の一部じゃないですか……いいんですか……?」
「俺が止める間もなくやっちゃって……大丈夫かな……」
レイシャル様は流石に複雑な顔をした。ここにこれがある事はとても良い、それは嬉しい。ただ、元の国からこれが無くなるという事は……。
「兄と父に手紙を書きます。それくらいは許されるでしょう?」
「勿論だよ。注意喚起してあげて。あいつら、俺がいなくなったと思ってなんか不穏な感じだったし」
とてもまじめな顔でレイシャル様は静かに頷く。
「ルーチェ様をあのように追い出した恩知らずの国ですが、私にとっては父も母も兄もいる祖国なのです……。ルーチェ様のお心に沿わないかと思いますが、お許しください」
俺は首を横に振る。
「家族を大切に思う気持ち、大事にして。俺はなんともないよ、ここですごく良くしてもらってるもん。神官さんも家族が向こうの国にいる人もいるだろうから、伝えておくよ」
「ありがとうございます、ルーチェ様」
それでもレイシャル様は大切に邪神の欠片を持って行った。
「俺も神殿に戻るね。ごめん、レニーちゃん。レイシャル様から何が起こるか詳しく聞いてくれる?俺より多分良く知ってるはずだから」
「ええ、分かりましたわ。また明日でも遊びましょうね」
少し心配の影が笑顔を暗くしているけれど、ミレニア様はレイシャル様の後を追った。きっとうまく説明してくれると思う。俺もセラフィスさんにお話しして、神官さん達に伝えなくちゃ。
あいつらあまり派手にやらなきゃいいんだけどなあ……。
「ルーチェ様が私の名前を呼んでくれた!今日は祝賀会を開催するッ!」
「そうね!良かったわね!シャル!……ルーチェ様、わたくしは……?」
「……レニーちゃん?」
「おーほっほっほっほ!わたくしの勝ちですわーーーーー!」
ほんとレイシャル様とレニーちゃんは仲が良い。馬鹿みたいに仲が良い。でもそんな二人を見ていると俺もなんだか楽しくなって、つい笑っちゃうから……もしかしたら二人はわざとやっているのかもしれない、って思ったりする。
「ルーチェ様は……そのうち、私の事もシャルって呼んでくださるに違いない……きっと、そうに違いないんです……ぐすんぐすん」
……やっぱり素かな?
「所であまり出歩かないルーチェ様がお越しとは何かシャルにご用事だったのでは?」
「あ、うん。女性に手渡すものじゃないから、レイシャル様に保管してもらおうと思って」
「ルーチェ様から頂けるものなら何でも!」
いや、俺の物じゃないけど……。
「これ。あいつら勝手に向こうの国から持ってきちゃったみたい」
ミレニア様に見えないようにそっと手渡す。だって切りたてのネズミの尻尾とか見たくないでしょ?普通!
「こ、これ!邪神(部下)の一部じゃないですか……いいんですか……?」
「俺が止める間もなくやっちゃって……大丈夫かな……」
レイシャル様は流石に複雑な顔をした。ここにこれがある事はとても良い、それは嬉しい。ただ、元の国からこれが無くなるという事は……。
「兄と父に手紙を書きます。それくらいは許されるでしょう?」
「勿論だよ。注意喚起してあげて。あいつら、俺がいなくなったと思ってなんか不穏な感じだったし」
とてもまじめな顔でレイシャル様は静かに頷く。
「ルーチェ様をあのように追い出した恩知らずの国ですが、私にとっては父も母も兄もいる祖国なのです……。ルーチェ様のお心に沿わないかと思いますが、お許しください」
俺は首を横に振る。
「家族を大切に思う気持ち、大事にして。俺はなんともないよ、ここですごく良くしてもらってるもん。神官さんも家族が向こうの国にいる人もいるだろうから、伝えておくよ」
「ありがとうございます、ルーチェ様」
それでもレイシャル様は大切に邪神の欠片を持って行った。
「俺も神殿に戻るね。ごめん、レニーちゃん。レイシャル様から何が起こるか詳しく聞いてくれる?俺より多分良く知ってるはずだから」
「ええ、分かりましたわ。また明日でも遊びましょうね」
少し心配の影が笑顔を暗くしているけれど、ミレニア様はレイシャル様の後を追った。きっとうまく説明してくれると思う。俺もセラフィスさんにお話しして、神官さん達に伝えなくちゃ。
あいつらあまり派手にやらなきゃいいんだけどなあ……。
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