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98 ギッチギチ!
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「セラぁ、もっとぉ♡」
「勿論ですよ、ふふふ」
見つめ合い、抱き合い。汗をかきながら笑い合う。なんて満たされて幸運な日々!
お陰で10日ほどで着く日程を20日かけてしまった。えへへ……。
「あ!結界直さなくちゃ」
「直します?でもこの感じは明らかに外側から破壊されてますよ。人間の手によって」
「そうなんだよねー。アンデットハンターが狩場にする為にわざわざ壊したのかなぁ??」
そんなハンターいるかどうか知らないけど、もしかしたらいるかもしれない。悪霊やらゾンビやらをいっぱい倒したら僧侶系の人はとっても強くなっちゃうかも?
「ならそのままにしておいた方が良いですかね」
「そうだね!」
俺達が住んでいる家の周辺の地面はすっかり浄化されて何も湧かなくなったけど、ぐるりと囲んだ広い土地は無限に悪霊とか死霊とかが湧いてくる。次元に亀裂が入ってそこから悪魔とかそういうのも漏れ出てくるんだ。一度この世界を見守っているフィオーリア神に
「ねえいいの?次々湧いてくるけど?」
って聞いたら
「俺が管理させられている世界が今3個あって、そっちで溢れちゃって困ってるんだよね!でね、ちょうどいいからここにつなげて……ルーチェとセラフィスでたまに減らしておいてよ!」
「良いけど……」
そんな感じなんだよね。
「ったく何年たってもルーチェに迷惑かけて!このスットコドッコイ!」
「いてぇ!この馬鹿龍っ!あーあの時逃げ切ってりゃ神様なんてこんな面倒な事させられなくて済んだのに~めんどくせえよ~あ!ルーチェ、今度は神様を変わってよ!」
「いい加減にしろっ!お前の仕事増やしてもらうからな!!ルーチェもこんな奴のいう事聞く必要ないから!セラフィス!ちゃんとルーチェを見張ってろよ。ルーチェはお人よし過ぎてまた何か押し付けられそうだ、頼むぞ!」
シェーロンさんはむにっとセラの鼻を押しながらそんなことを言う。お、俺はそんなにお人よしじゃないよ??
「分かりました、お任せください。確かにルーはお人よし過ぎる所も可愛いのですが、少し調子に乗る輩も多いですからね。〆ておきます。シェーロン神もギッチギチに〆ておいてください」
「そうだな、調子に乗っているあいつをこの鍛えた雄っぱいでギッチギチに……締め上げるのは龍族の得意技だからな」
「ひゅっ!?」
フィオーリアさんは青くなっていたけれど、雄っぱいで〆るってどうやるんだろ……不思議だ。
「ルーも変な約束しないで?のんびり過ごしなさいって言われてるでしょ」
「のんびり好きな事してるよ~!ホントだよう!」
好きな時にお出かけして、好きな物食べて……家の傍の悪魔なんて庭の雑草抜きと変わらないじゃない。
「やっぱり私がしっかりしないといけないみたいですね」
ふうっとセラにため息をつかれちゃった!なんでっ!
「勿論ですよ、ふふふ」
見つめ合い、抱き合い。汗をかきながら笑い合う。なんて満たされて幸運な日々!
お陰で10日ほどで着く日程を20日かけてしまった。えへへ……。
「あ!結界直さなくちゃ」
「直します?でもこの感じは明らかに外側から破壊されてますよ。人間の手によって」
「そうなんだよねー。アンデットハンターが狩場にする為にわざわざ壊したのかなぁ??」
そんなハンターいるかどうか知らないけど、もしかしたらいるかもしれない。悪霊やらゾンビやらをいっぱい倒したら僧侶系の人はとっても強くなっちゃうかも?
「ならそのままにしておいた方が良いですかね」
「そうだね!」
俺達が住んでいる家の周辺の地面はすっかり浄化されて何も湧かなくなったけど、ぐるりと囲んだ広い土地は無限に悪霊とか死霊とかが湧いてくる。次元に亀裂が入ってそこから悪魔とかそういうのも漏れ出てくるんだ。一度この世界を見守っているフィオーリア神に
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って聞いたら
「俺が管理させられている世界が今3個あって、そっちで溢れちゃって困ってるんだよね!でね、ちょうどいいからここにつなげて……ルーチェとセラフィスでたまに減らしておいてよ!」
「良いけど……」
そんな感じなんだよね。
「ったく何年たってもルーチェに迷惑かけて!このスットコドッコイ!」
「いてぇ!この馬鹿龍っ!あーあの時逃げ切ってりゃ神様なんてこんな面倒な事させられなくて済んだのに~めんどくせえよ~あ!ルーチェ、今度は神様を変わってよ!」
「いい加減にしろっ!お前の仕事増やしてもらうからな!!ルーチェもこんな奴のいう事聞く必要ないから!セラフィス!ちゃんとルーチェを見張ってろよ。ルーチェはお人よし過ぎてまた何か押し付けられそうだ、頼むぞ!」
シェーロンさんはむにっとセラの鼻を押しながらそんなことを言う。お、俺はそんなにお人よしじゃないよ??
「分かりました、お任せください。確かにルーはお人よし過ぎる所も可愛いのですが、少し調子に乗る輩も多いですからね。〆ておきます。シェーロン神もギッチギチに〆ておいてください」
「そうだな、調子に乗っているあいつをこの鍛えた雄っぱいでギッチギチに……締め上げるのは龍族の得意技だからな」
「ひゅっ!?」
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「のんびり好きな事してるよ~!ホントだよう!」
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「やっぱり私がしっかりしないといけないみたいですね」
ふうっとセラにため息をつかれちゃった!なんでっ!
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