【完結】良い子な邪神に転生した俺は強すぎて封印不可?頑張って封印されます!

鏑木 うりこ

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100 ご近所トラブルなんてやだ

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 悪魔や不死者に埋め尽くされつつあるエレンの町は半壊中だという。その近隣にも広がっていて抑え込みは出来てないようだ。
 町を代表してギルドに救援を求めた領主が俺に縋り付いて来た男で

「……一度、戻り結界を壊したと言う者を捜してみます……」

 馬に飛び乗り走って行った。このまるるのギルドがある町の隣町だったみたい、エレンの町というのは。

「あ、あのルーチェ様……つかぬことをお聞きしたいのですが」

「どうしたの?ギルドのお姉さん」
 
 まるると小まるるのダンスを見ていたら恐る恐るお姉さんが話しかけてくる。

「あの呪われた大地の大結界を張られたのは……セラさんなのですか?」

「そだよ。俺より結界術はセラの方が上手だからね!凄いでしょう!」

「う、うそ……」

「嘘じゃないよっ!失礼だなあ~。ねー?」

「はい、そうですね」

 俺の後ろに立っていたセラを振り返ってみる。小まるるも可愛いよねっ……ってセラは小まるるを見てなかったみたいだ。

「ルーの可愛い後頭部を見てました」

「後頭部に可愛いとか可愛くないとかあるの……?」

「ありますけど?やはり後ろ姿からも発せられる可愛いオーラの差は大きいですよ。大体ですね……」

 あ、セラの長くなる語りだ。やばいやばい、これを始めると丸一日俺がどれだけ可愛いかお口が止まらないから危険なやつだよ!

「セラ!その続きは夜にでも聞くから、ねっ!」

「髪の毛一本に至るまで、私は毎日……む?そうですか?では夜にじっくりたっぷり教えて差し上げます」

「えー!やだー!うふふ♡」

「ふふ!楽しみですね~!」

「イチャイチャは二人っきりの時にしてくださいっ!で、大結界の話ですッ!」

「ひゃいっ」

 ギルドのお姉さんに怒られちゃった!

「だってー二人で住む家を捜していた時にね、格安物件があったの。でね、あんまりにも格安過ぎたからやっぱり事故物件だった訳で~でもさ何とか出来ると思ったからポンと買っちゃった訳!すんごい広いのにタダ同然だったんだよ!」

「そりゃあの呪われた土地を欲しいなんて人間は誰一人としていませんよ……」

 ここにいたよ!……あ、人間かどうかはちょっと自信ないけど。セラは元人間だし、俺だって人間から生まれたよ!……ちょっと長生きしてるだけです~。

「でもさ、買った土地から雑草が別の人のお家に伸びて行ったりしたら迷惑でしょう?だから他の人に迷惑かけないように柵作って……柵だけだと出ていくみたいだったから結界張ったんだよね。周りの人にちゃんと言ったんだけどな~。こういう近隣トラブルが嫌だから最初に言っておいたのになぁ」

「悲しまないでください、ルー。トラブルはエレンの町?でしたっけ?そこだけですし。他のご近所さんとは上手にお付き合いが出来てますよ。大丈夫、ルーはとっても出来るいい子ですから!」

「ありがとう、セラ……好き」

「私もですよ」

「だからイチャイチャは二人っきりの時にしてくださいってばっ!!!」

「ひゃいっ!」

 また怒られちゃった。

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