【完結】良い子な邪神に転生した俺は強すぎて封印不可?頑張って封印されます!

鏑木 うりこ

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112 バーってやってジュワーっとする

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 経験を積んでから技術を掴むか、技術を掴んでから経験を積むか。色々あるだろうけど、俺は経験を積ませてからにしている。

「まず、君達が持っている剣が特殊なのは分かるね?光ってるもんね」

「はーい!」

「その剣は不死者と言われるモンスターと悪魔に良く効くのも分かるね?さて、何に効きづらいでしょう?」

「マンドラー!」

 うんうん、植物ね……一緒にお話を聞いているマンドラ達じゃひらりとよけるからね?

「後、動物にもあまり効果がないね。狩りに使ってもいまいちだし、精霊にもいまいちだね。自分の持っている武器の特性を忘れないように」

「はーい!」

 講義の時間も設けるようにしている。昔みたいに神官さん達が子供達をずっと見守っていられないから、自分達で限界やできない事を知ってもらわないと。

「後ね?」

 俺はマンドラと子供達を全員連れてモンスターが湧く地域まで来た。

「見てて」

 今日もヒィヒィ泣いているダイン達も下がってもらった。
 俺は手を前に構えて

「ふんっ」

 ちょっと気合を入れて横に振る。俺もよくわかんないんだけど、気合的な物がバーっと出てジュワーっと不死とか悪魔とかを消滅させちゃう。元々俺が持たされていたのは邪神由来の力なんだけど、長い封印を経て神聖な力に置き換わっている。これをするために長い年月が必要だったって事みたい。

「え……」

「嘘」

 まあ見える範囲のモンスター達は消えちゃって、ダインが目指すべき封印の大岩のその先までずーっと何にもいなくなっちゃった。

「こんな感じで、俺くらいちょこっと強い奴はいつどこから出てくるかわかんないから、油断しちゃ駄目だぞ。慢心って言うんだからね。人間はいつでもこの慢心が一番の敵、死んだらもう終わりなんだから気を付けてよ」

「はーい、ルーチェさん!」「きゅー!」

 子供達とマンドラは慢心についてよくわかってくれたみたい。これで無茶な戦いはしないだろう。

「ル、ルーチェさんって……つ、強すぎじゃないですか……!?」

 ダインがブルブル震えながら俺を指差す。人を指差しちゃいけませんって習わなかったの?

「普通だよね?セラ」

「ルーは普通より少し強いですよ?あと凄く可愛い」

 褒められた!きゃっ!

「少し!?少しじゃねーだろ!?なんだよ、このデタラメな強さ!!モンスター共が消滅しちまったじゃねえか!」

「デタラメじゃないし!普通だってセラが言ったもん、普通だよ」

「こんな普通あるわけねーだろ!!こんな……こんな伝説のおとぎ話みたいなこと普通出来ねえよ!」

 わめきたてるダインはとってもうるさいんだけど、あれ?ちょっと力入れ過ぎた?

「……セラ、俺やっちゃった?」

「そんなことないですよ!ルーは何も悪くない!悪いのはダインです。この程度をさっさと片付けられない方が悪い!」

「呪いの地のモンスターをこの程度で済ます方がおかしいんだ!!馬鹿!!」

 俺達、ちょっとおかしいのかな?

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