【完結】良い子な邪神に転生した俺は強すぎて封印不可?頑張って封印されます!

鏑木 うりこ

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114 今動く素敵な教団(双子視点

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 我が教団はあまり大っぴらに活動はしていない。何故なら、我がルーチェ教は……強すぎるのだ。主神は今は忘れ去られた創造神様であり、地上に下りた神であるルーチェ様を日夜愛で暮らしているそんな素敵な教団なのだ。

 しかし、そのルーチェ様から遣わされた力が強大すぎて、この世に悪い影響を与えかねないと小さく小さく活動している。

 しかし、我らが動く時が来たのだ!

「もし、この町にルーチェ騎士団が発足し、ルーチェ様の使徒様が現れたと聞き及んだのだが本当だろうか?」

「もし本当なら是非お話を聞きたいのですが」

 にっこりと私達は微笑む。

「あらあら、すてきな神官様!多分結界が壊れた場所にマンドラちゃんと子供達がいると思うのでそちらですよ」

「「マンドラと子供……」」

 私達はそっくりな顔を見合わせる。

「レオニス、どう思いますか?」

「アドニス、言い伝えによれば我らがルーチェ様はマンドラを良く愛し、導いたとされています」

「そう言えばそうですね。そして我らがルーチェ様は才気あふれる子供達を良く導いたとされていますね、間違いありません」

 私達は急いで町外れに向かう。私達は双子の兄弟、名前をレオニスとアドニスと言う。
 教団の最高司祭の血と力を脈々と受け継ぐ我らで、双子で生まれてきた場合は必ずこの名を賜り、強大な神聖力を授かる。まるで初代の双子の兄弟司祭のレオニスとアドニスのように。


「えーい!」「きゅー!」

 結界が壊れた場所だと言う所に来てみると、なんとも涙が溢れて来た。人の膝ほどしかないマンドラが爪楊枝を手にモンスターを倒している。
 その周りに子供達がいて、やはり手に武器を持ち活躍していた。

「おお!なんと、なんと……素晴らしい!ルーチェ様の気配がする!」

「私にも分かります!レオニス!ルーチェ様はここにいらっしゃった!」

 ふんふん、すんすん。空気の匂いを嗅ぐ双子の姿は異様だったが、子供達は笑顔で挨拶をした。

「こんにちは、神官様!今、1号隊長と悪魔を倒し終わりました!」

「2号隊長と3号隊長はまだ戦闘中だって!」

「手伝いにいこー!」

「おー!」

 素人こしらえだが、神聖力が篭りすぎて白い蛍火まで放っているナイフを片手に子供達は走っていく。

「凄まじい力の武器を持つ子供達ですね、レオニス」

「ええ、元々聖剣と呼ばれる類の剣へ更に加護やらなんやらが盛りに盛られてますね、過剰とも言えるほど。余程持ち手を守りたいのでしょう……ルーチェ様の仕業ですね、私には分かります」

「私にも何故かわかります」

 このレオニスとアドニスは、直接ルーチェに会った事はないはずなのに、何故か理解出来た。きっと魂の深い所で、感じる物があったんだろう。

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