【完結】良い子な邪神に転生した俺は強すぎて封印不可?頑張って封印されます!

鏑木 うりこ

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115 我々の業界では

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「し、神官様だって?!た、助けて!お助け下さいーーー!」

「む?」

 子供達の戦いの様子をルーチェのように見守ろうとモンスターが湧く場所までやって来たレオニスとアドニスは青年に声をかけられたが、何か憎しみというか怒りの感情がもやっと立ち上がった。

「レオニス、なんでしょうか。私はあの青年が嫌いです」

「アドニス、私もそうなんです。訳もわからずあの青年が嫌いです」

 こいつは自分達の敬愛する人を虐めて泣かせる気配がする!と二人の謎レーダーは激しく警鐘を鳴らした。
 しかしそのことにダイン青年は気づかず、二人に泣きついた。

「助けて下さいーー!変な奴に呪いをかけられて、一生スケルトンと戦わされる事になったんですーー!どうか、どうか解呪して下さいーーー!」

「……呪い?」

「……呪い……?」

 二人は泣きつくダインを良く見る。そして平手でダインの頬をビッターーン!と張り飛ばした。

「な、な、な?な?!」

「「馬鹿もーーーん!!」」

 レオニスとアドニスの声は重なる。

「それは我々の業界ではご褒美だ!馬鹿もんが!!」

「貴様!ルーチェ様から直々にお言葉をいただくなど!!許せん!羨ましすぎるぅーーーー!」

「へ?」

 二人は涙を流しそうな勢いで、ダインの胸ぐらを掴み上げた。

「なにが呪いだ!ご褒美に決まってるだろ!ずっとスケルトンを倒せだ?!たおせよ!あの方からそう言われるなんて!羨ましい!!私ならスケルトンなど毎日1000匹は狩ってみせます!」

「私だって2000匹は狩りますよ!う、羨ましいっ!羨ましいーーー!」

「え?!いやだって、呪いだろ!ちょっと変だって言ったらあいつ泣きながら変な呪いを……」

「「泣かしただと?!」」

「ひっ?!」

 ダインは自分が命に関わる失言をした事に気がついてはいなかった。


 ダインの顔が原型を留めないほど腫れ、その辺に打ち捨てられる。

「おお……我らが創造神様……ここに捨てし罪人のせいで我らのルーチェ様が御胸を痛まれました…。どうか何卒その傷を癒したまえ……」

「ああ!変われるものならその痛み、我に与えたまえ……一刻も早くその痛みが消えますよう、切に、切にお願い申し上げます……」

 完璧な祈りの姿で二人は天に祈りを捧げる。すると、空から温かな光が降り注ぎ、二人の祈りは天へ通じた。ついでにその光のお陰で近くのモンスターは完全昇天してしまう。

「お兄ちゃん達すごいね!」「きゅー!」

 子供達とマンドラ達に囲まれて、レオニスもアドニスも笑みを浮かべる。

「これも全てルーチェ様のお導きです」

「ルーチェさん、優しいもんね!」

「そうですね!」

 ルーチェ騎士団とちょっと過激なルーチェ教団が今、邂逅する。



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