黒竜はご飯が食べたい

ゆみ

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二章

8※イセリア視点

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イセリアって誰?って思った人、素直に挙手しなさい。今なら許します。
世界の主神、生命の女神イセリアちゃんよ!


さてさて、ノワールちゃんがお茶会を楽しみに待っていた頃、天界で大変な事が起こりました。


妹ちゃんから手紙が届く!


間違いなく呪いの手紙です!禍々しいオーラ出てるし、読んだら確実に何か起こりますよ!
昔、爆発する手紙等を出してきた前科があるので慎重にならなくては。

「何々……『近々魔族が天界に攻めてきます。お姉様の畑を守って死ね』」

「女神様……これは!」

「っ!?ヤバい!離れなさい!」

「え?」

近くにいた天使を押し飛ばします。
間違いない!この手紙は読んだ後に爆発する!

「め、女神様ーー!」











ふーー、頭と左腕が吹き飛びましたが助かりました。
天使は……まあ、大丈夫でしょう。
流石妹ちゃん、期待を裏切りませんね!
まったく、これだからブラコンヤンデレサイコパスドラゴンは!
さて、改めて手紙を読み……頭が無いので読めません!そもそも先程の爆発で手紙は木端微塵ですよ!

まずは頭を再生させて手紙の内容を思い出します。

「魔族が攻めて来る……だったかしら?墜ちた天使から情報が漏れたのね~。ノワールちゃんの所ではなく天界に来るって事は、妹ちゃんが天使達の記憶を弄っていたのかな?」

いつもなら墜ちた天使は妹ちゃんが処理しますが今は地上にいます。
うーん、堕天使対策を考えてなくては。

「女神様、ご報告が!」

「何?」

「……。……何故全裸なのですか?」

「妹ちゃんからの手紙が爆発して、服が吹き飛んだのよ。それで報告は?」

「あ!はい、現在魔族の軍勢が天界に向かって進軍中です!昔、女神様が暇潰しで作った、天界と地上を繋ぐ道から進軍しているようです」

確かに作ったような気がする。
若き日の過ちね!今も若いけど!
兎に角、今は魔族の対応が先ね。
その後で道は壊してっと……黒竜君が居れば楽だったのになー。

「天使達は全員後退。神々の援軍も要らないわ」

「え?しかし……」

「命令よ」

「は、はい」

さてさて。たまには主神らしい事しないとね!

「女神様……せめて服を着て下さい」

忘れていたわ!





「やっと来たわね」

一人の大きな魔人を先頭に大量の魔族がやって来ました。三百体はいるかしら?

「貴様が生命の女神か?」

「ええ。そうよ」

「我は魔王様に仕える四天王が

「隙あり!トラップ発動よ!」

「なっ!?」

私の第二の必殺技、不意討ち大成功ね!
魔族達の足元は凍りついて動けなくなったわ。流石妹ちゃんが作ったトラップね!
でもあれ、本当は対女神用なのよね……。

「貴様…!卑怯だぞ!」

「私はか弱いヒロインですから良いんですー」

早速私は秘密兵器を取り出します。
見た目はただの姿見ですが、勿論ただの姿見ではありません!
この姿見は映像を記憶し、記憶した映像を見る事が出来るのです!

「何をする気だ?」

「ふふふ……ノワールちゃんの踊り鑑賞会よ!ポチっとな」

「は?」




鑑賞会が始まって数分が経ったわ。
すでに参加者は一人。最初に四天王と名乗っていた魔人だけね。
他の魔族はどうしたって?全員自害したわ。全く、ノワールちゃんに失礼よね!ちゃんと見てあげないと可哀想じゃない!

「この…程度で、殺れると思っているのか?」

「自分で片腕を切り落としておいて、説得力ないわよ」

痛みで自我を保っているようね。
まあ、無駄な努力だけれど。

「あら、もうそろそろね」

私の言葉に安堵した表情をする魔人。
だからノワールちゃんに失礼よ!

「では……第二部のスタートよ!」

「え?」

「先程のはノワールちゃんの踊り第一部。次が第二部で、全部で第五部まであるわ」

私はノワールちゃんの踊り、好きなんだけどなー。

「があああぁぁぁーー!?」

「あ、姿見にヒビが。やっぱり耐えられなかったか~」












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